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教科書にも反面教師にもなりそうな一冊
2020/08/17 20:02
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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
弱肉強食の音楽業界で、30年にわたり生き抜いてきたフラカン。ライブバンドとして力強く生き延び、さぞDIY精神に富んだ人らなのだと思いきや、意外とそうでもなく、前半は基本ずっと迷走してます。
バンドマンにとっては、教科書にも反面教師にもなりそうな一冊です。
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内容は何処かで読んだり見たり聞いたりしたものが多かったけれど、それらをまとめて読めたのは良かった。
鈴木圭介のモニターに足を掛けて歌うスタイルがIRON MAIDENのBRUCE DICKINSON由来であることらしいことが分かったとが収獲といえば収獲。
METAL要素が希薄なフラカンだからこそ、メタラーなおれとしては泡沫な事柄ですらMETALの遺伝子を見つけられたことはちょっと嬉しいぞ。
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「生きてて良かった、生きてて良かった、そんな夜を探してる」
シンプルだけど、めっちゃ心に響くフラカンの歌詞。
隠そうともしない劣等感の内容は、この本を読めば
きっとわかる!
ミッシェルガンエレファントに!
銀杏ボーイズに!
スピッツに!
団地ともおであったセリフの、
「もがいてるからカッコイイんだ!」
ってセリフを思い出すなー
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フラワーカンパニーズ、という、なかなかに稀有な存在のバンドのヒストリー本、といいますか、色々あったけど楽しいよね人生、というような事を綴った本、といいますか、まあ、とても良い本です。フラカン、ホンマに素晴らしいよなあ。この四人が揃う、ということのバンドマジックの素敵さを、いやっちゅうほど痛感できますね。
トータス松本さんが呟いたという「フラカン、あいつら、なんか、楽天的なんだよなあ~」みたいな言葉?が、まさにこう、しみじみとこう、バンドの本質を突いている、といいますか。これほどに波乱万丈のバンド人生を送っていながらも、ビックリするほどにヘタレな感じの曲も多いのに、フラカンは、なんだか、何故だか、なんだか、楽天的なのだ。あっけらかんなのだ。妙に明るいのだ。そこはやっぱ、こう、凄いこう、いいんだなあ。
いやしかし、フラワーカンパニーズは、やっぱ、愛すべきバンドですよ。このことを、まさに、リアルに、体現してきた訳ですもの。そして、2018年の今も当に、体現し続けている訳ですもの。素晴らしいです。ああもう、ずっとずっと、活動し続けて欲しいなあ。本当に。
読んでて、こう、忌野清志郎さんの著書「ロックで独立する方法」と、相当に近しいものを感じました。両著作とも、日本に住んでいて、ロックンロールとはなんだろう?ロックンロールが好きなんだなあ~、と思ってしまう感じの心もちの方々には、是非とも読んでいただきたいなあ、とか思う次第ですね。きっとこう、勇気づけられる気が、するんですよね。