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装丁と、帯の「私たちは服で武装して、欲しいものを摑みとろうとしている」というフレーズが好きで購入しました。
中篇が2つ収められています。
表題作の「ウォーク・イン・クローゼット」は共感もあり良かったです。
でも、中篇なので短編ほどのリズムの良さもなく、長編ほどの読み応えもなく、正直物足りないカンジはします。
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ストーカーの話。服の話。綿谷さんの描く女性は、女性然としているのが滑稽で、滑稽なのを自覚して演じてるからこその、豊かさや面白さがあると思う。出産シーンのハラハラは幼い時から知ってる間柄の女友達でないとわからない感覚だろう。
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表題含む2作品。うーん。。。2作とも、なんとも心に残らなかったです。一体、何が言いたかったのか、と。表現力でなんとか書ききったと言いますか、乗り切った感じ。現代の男女の恋愛や友達関係ってこんな感じの距離感なのでしょうかねぇ。
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早希とユーヤには苗字がなく、だりあと恒輝には苗字がある、という設定にどんな意味が込められているのかイマイチ不明。
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とても素敵な装丁です。
いなか、の、すとーかー
ウォーク・イン・クローゼット
の2話。
いなかのすとーかーは綿谷さんらしい、とても不気味なお話。新進陶芸家の男性が田舎に帰った所、熱烈な女ストーカーが現れて…
正直、結末はなんとなす読めたけど、ストーカーの行動や主人公の心情、周りの想像できる態度がとても面白かった。
ウォークインクローゼットは綿谷さんの路線とは少し違う、女性が好きそうなお話。結末もハッピーエンドで、明るい感じのする好きなお話でした。
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「いなかのすとーかー」、表題作の2作を収録している。いずれもミステリアスでサスペンスフル。最後まで心は飽かず牽引された。情緒の決壊、過剰なフェテシズム、性的倒錯、幻覚、幻聴・・・・・・・・精神疾患の気配がほのめく。誰もが精神決壊の危機と薄皮一枚の場裡に立っている現実。現代社会の歪みや脆さを静かに不気味に映し出している。
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初めて綿矢りささんの著書を読みました。
淡々と綴られるストーリーは安心して楽しめます。
「いなか、の、すとーかー」はちょっと不思議な話で自己中心的なことしか言わない2人の女性が気味悪かったのと、「ウォーク・イン・クローゼット」は女性目線のちょっと変わった恋愛ストーリー?なのかな?
どちらもすんなり読めました。
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いちおう追いかけている作家さんですが、もう読むのはやめてもいいかなあという出来でした。どこかで読んだことのありそうな既視感で。
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16/01/19
綿矢さんは『夢を与える』を読んで、これで二冊目。ふわふわしてるけど残酷な印象を受ける。残酷っていうと言葉が尖りすぎてるかな。
書き出しがすき。
・願ってもない幸運は突然ふってくる。望んだ形ではなくても、あまりに意外過ぎるluckでも、うろたえてはいけない、拒絶してはいけない。目の前を通り過ぎるまえに乗る。それは昔から決めてる。選んだり、自分から求めたり、天命を自らの手で動かしたい気持ちが、うまくいく人生のじゃまをする。(P6 いなか、の、すとーかー)
・時間は有限だ。でも素敵な服は無限にある。(P130 ウォーク・イン・クローゼット)
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はぁー、面白かったー!
綿矢りささんの本はいつも読み易くて大好きっ。
仕事をがんばる20代後半女子が読んだら楽しく感じると思います。
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中編2作。
どちらも今を生きる2〜30代の妙齢の男女の話。
納得出来る部分と、かなり飛躍していて物語だな〜と感じる部分があるが、物語としてまとまっていると思う。
少なくとも著者の前作「大地のゲーム」よりずっと良かった。
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若手陶芸家の主人公がテレビ出演をきっかけにいなかで以前からのファンのストーカーに悩まされる。幼馴染との逢瀬に癒されながら作品作りに励むが…ーいなか、の、すとーかー
主人公早希、幼馴染のだりあ、男友達のユーヤ、デートとする男性たち。大好きなファッションと洗濯。ーウォーク・イン・クローゼット
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ウォークインクローゼット
独身時代は男受けする服、流行りの服=女友達と出かける服と無意識に分けていたな…そして服と共に当時の彼氏との思い出が詰まっていたり、懐かしい感情が蘇ってきた。
今は服選びの最優先は長く着られる服、使い回ししやすいかが重視になって独身時代と全く変わってしまったなと驚いた!
いなかのストーカー
読めば読むほどホラーでドキドキハラハラしたけど、ストーカーされやすい男の性格ってこんな感じなんだろうなと思った。
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『いなか、の、すとーかー』と『ウォーク・イン・クローゼット』の2編。
どちらも無理なく読めて面白かった。
内面描写が精細なのにわかりやすい。
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若手陶芸家の主人公は、作品作りのために地元の田舎に帰り、自分の窯を持った。賞を取り、ドキュメンタリー番組にも出演した。子供の頃からかわいがっていた幼馴染とも良い感じで、順風満帆。しかし、テレビ出演をきっかけに、大学時代からのストーカーが田舎にやってきて……。
前半は正直しんどい。登場人物誰のテンションにもついていけず、共感もできず……。後半の表題作は逆にびっくりするくらい明るく平和で、ハッピーなアメリカ女子映画を見ているようだったけれど、後半の方が好きだ。