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前巻の小須賀に翻弄される庄野…は、引き継がれつつ、小須賀の人間味が垣間見えた話だった。
親友として登場した竜堂が、思いの外好きである。
陰と陽な関係ではありつつも、お互いにとって善き理解者であることがなんとも見ていて好ましい。
怪事件というか、ミステリーの部分は不幸が重なりあっての結果、起きてしまった不運な事件と言えるのではないかな。
今巻は、ミステリーを除いても時代背景を捉えていた方がより深く理解して読めるだろう。
小須賀&庄野の小気味良いドタバタ劇をと考えているならば、哀愁漂う人々の想いを感じる一冊になっている。
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そうか~、小須賀はツンデレだったのか~、という事が凄く良く分かった(笑)。どんな顔して庄野くんのためにゴーフルを用意してるのだろw。小須賀の大学時代の親友という竜堂のキャラは好感が持てたし、前巻にも増してこれから暗黒の時代へ入ろうとする雰囲気も良かったし、読み応えのあるストーリーでした。狭山に恨みを買ってしまった小須賀や、結核持ちで、しかも満州に渡る竜堂が今後無事でありますように。でも平穏ではいかないのだろうなあ。。。
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京都の富裕な実業家の下、高校に通いながら書生として働く庄野が、容姿端麗だが横柄な伯爵家子息で作家の小須賀と事件の謎を解く。
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設定のせいか、登場人物のキャラがあまりにマンガチックなためか、もうひとつ、内容が薄く感じてしまった。
人物の書き込み具合が希薄なのかな。。。○○テイスト、な感じから抜けきれてないというか。
さらーっと読んで終わったような。
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シリーズ第2巻、面白すぎて睡眠時間を削って読んでしまった。治安維持法のもと高校の同級生たちが赤化学生として逮捕され、京大教授が極右団体によって休職へ追い込まれる。戦前の日本で生きること自体が挑戦であり、闘い。オダサクをイメージした新キャラも最高。すごい意欲作。