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涙もろい人は、自宅で読みましょう!
作者は、この物語の主人公である3人の男の子のお母さんです。一番上のお兄ちゃんの視点と気持ちで物語は語られていくので、大変読みやすいです。3番目のお子さんの運動会のお話では、所属するクラスのお友達のアイデアに大変おどろきました。そうか、そういう方法もあるんだなぁって。大人が勉強になる本だと思いますが、この読みやすさならば、まずはぜひお子さんに。
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2017.2.25市立図書館(次女)
こどもの世話や看護に興味がある次女らしいチョイスのノンフィクション。自閉症については「光とともに…」などですでにおなじみ。障害がなくても3人の相手はたいへんなのに、3人の男の子それぞれに別の障害があるなんて想像に余るなぁと読む前は思ったけれど、子らの個性に合わせて悩んだり苦労したりするのは同じといえば同じなんだなぁと読み終えて感じた。ただ、受け皿がとても限られているのはやはり大変だと思う。
3児の母親である筆者の思い、理解するとか助けてあげるとかまでいかなくていいから、となりにいて受け入れてほしいという気持ち、明日はわが身と知ってほしいけれど、それをただ恐れるのではなく、そうなっても安心して生きていける世界にしようよ、という前向きなメッセージ、伝わりますように。
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12月9日、洋平は生まれた。生まれた時から脳の左半分がほとんどない、とわかったのは1ヶ月検診が終わってから。その後、目も見えない、耳も聞こえていない、物を飲み込むのも苦手、そのほかにもいろいろな障がいがあった。
寿命は短いだとうとも言われた。けれど、お父さんもお母さんも洋平くんを大切に、愛して育てた。
この本は洋平くん目線で書かれた物語。
長男の洋平くん、そして二人の弟、大(だい)と航(わたる)が生まれたのだけど、それぞれ自閉症だった。
3兄弟がみんな障がい児だなんて、想像を絶する大変さだと思うけれど、両親はいつも一所懸命3人に向き合ってきた。
この本の作者はお母さん。
20歳まで生きて、死んでしまった洋平くんの、でも幸せだった洋平くんの物語。
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生まれつきの障害の為、起きること話すことも出来ない長男からの視点で、自閉症の次男、三男と両親や学校の関わりなどを、その短かった生涯の中から語っている形です。実際には、母親が文章を書いています。前向きで明るい文章で読みやすい。生きている意味を考えさせてくれる一冊でした。小学校4年生〜
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#目がみえない耳もきこえないでもぼくは笑ってる
#佐々木志穂美
#角川つばさ文庫
#児童書
#読了
主人公は重い病気を持っている洋平くん。洋平くんがこう思っていただろうなという語りで話が進んでいくノンフィクション。作者は洋平くんのお母さんです。大変な毎日を明るく語ってくれます。