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秀作。
腑に落ちる内容が多い。
安倍は、国家の肯定的な面を高く評価する一方、否定的な面には余り触れない。
国家の性善説。私は、危険を感じる。歴史を振り返れば、歴然だ。
政府が関与する事で実現した大企業の賃上げの経緯を、公表されている情報のみで解説しており、分かりやすく、見事。
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安倍晋三には、ホッブスの『リヴァイアサン』を読めと言いたい。国家とは人間がしょうがなく作り出したペシミズムを基底に置くフィクションだ。国家が積極的になったことでろくなためしはない。白井聡が描く安倍晋三像とはある部分重なりつつも異なった像が描かれている。この本の著者が十分に言及していないのは、戦後の日米の政治的関係だと思う。日本が米国の従属国家であるということ。これを著者はどう考えるのだろうか?
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著者は意外に思われるかもしれませんが、読後はむしろ安倍ファンになりそう。過去の言動から一貫しており、スジが通っている。国家主義を悪者のように言う著者の方がおかしい。国家とは・・・から、学ばれた方がいいのでは。
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【つぶやきブックレビュー】10日は参議院選挙。選挙を考える新書を紹介します。
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB19754868