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あまりにも良質な情報が豊富でこの本を読んで益々読みたい本が増えてしまった。以前なら知の殿堂と言えば、立花隆さんだったと思うが、今なら橘玲さんかなと思ってしまう!
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Amazonのレビューが良く出来ていたのでパクる。
ここ20〜30年ほどの社会科学におけるベストセラ―のダイジェスト
ポストモダンを代表する思想家、ドゥルーズとガタリの難解な「リゾーム」は、超天才数学者、マンデルブロが発見した「フラクタル」が生み出す「複雑系のスモールワールド」という概念でスッキリと説明できる。よって、D-Gの本は読まなくてもいいです。という具合に、進化論の概念を塗り替えたドーキンスの『利己的な遺伝子』、国際政治学や経済学の一分野を築いたゲーム理論(ノイマン、モルゲンシュテルン、ナッシュ)が前提とする「合理的経済人」モデルに挑戦したカーネマンらの行動ゲーム理論、自由意思など存在しないことを解明してデカルトやフッサールが取り組んだ「こころ」や「意識」の問題そのものを否定しまった脳科学、正義のジレンマや功利主義の限界をテクノロジカルに乗り越えるマーケットデザインやアーキテクチャによる統治など、最新の「知」のパラダイムがこれまで主流だったものの見方をそれこそ地動説がそうだったくらいの勢いで書き変えていきつつあるということを非常にわかりやすく解説した本。
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情報は整理されてはじめて咀嚼できる。
専門書では読み解くのが難解な内容を、分かりやすく伝えてくれている。
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[関連リンク]
「読まなくてもいい本」の読書案内:知の最前線を5日間で探検する - 基本読書: http://huyukiitoichi.hatenadiary.jp/entry/2015/12/09/141647
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google unlimitedで無料だったのと、橘さんの本に興味があったので読んだ。
ちょっとタイトルは読書術で想像していたのと180度違った内容だったのだが、良かった。
テーマは、「知の最前線」ということで最近注目されている思考のパラダイム転換的なことについて述べてある。
- 複雑系
- 進化論(現代の進化論)
- ゲーム理論
- 脳科学
- 功利主義
特に「複雑系」の話しが自分の中ではホットトピックだ。
また、脳科学の中で述べられていた「意思」の部位の前に
生体では意思内容のための(筋肉など)準備が始まっているという事実
という話が面白かった。そうならば、意思とはなんだろう。
無意識分野が自分の思っているよりもっと大きいものであることを感じた。
(同時に非言語領域の大きさも感じた。)
何より、情報量がぎゅっと多いw
何度か読んだり、参考文献を読めばまた理解が深まる気がする。
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時間は限られているから「読まなくてもいい本」から決めましょうというのは掴みで,内容は近年パラダイムシフトを起こした複雑系,進化論,ゲーム理論,脳科学の研究を紹介するもの.これらのパラダイムシフトにより,哲学,心理学,政治学などの科学以前の学問はフレームワークから大幅に書き換えられるというのがタイトルの意図. 面白かった.
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クリックは「哲学者は2000年間、ほとんどなんの成果も残していない」と宣告したが、その理由は、(因果律と直観でつくられた)古いパラダイムで考えられることが、ソクラテスや仏陀や孔子の時代にすべて考えつくされているからだ。進化論や脳科学が切り開いた新しいパラダイムを知らなければ、そこから先へ進むことはできないのだ。
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釣り気味タイトルが言い得て妙。
「読まなくてもいい本」を名指しで書きたくても、出版社と学者とファンを敵にはまわせない。。そしたら、その対偶を示してやろう。ということか。
まぁ、本気で読まなくてもいい本を紹介したい訳じゃないんだろうけど。
カントやハイデガー、ニーチェにキルケゴール、マルクスとケインズ、etc... 読書好きならいつかは読まなねば、という謎の呪縛から解放された。
古典の良さもわかるけど、読みこなすのには時間がかかりすぎるのです。100分de名著にまかそう。
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哲学と科学の拮抗を題材にしているが、科学よりの論調である。個人的には哲学が好きなため、嗜好に合わなかった。
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全般面白くて、効率的に役立つ知識を付けて行ける分野(複雑系)(進化論)(ゲーム理論)(脳科学)(功利主義)の紹介とオススメ文献が紹介させており、新しい分野への学びのきっかけとなる書。実際に私もこの後進化論、ゲーム理論の本を購入して読みました。複雑系は、内容が難しくちょっと入ってこなかったです。
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フロイトは患者を救っていないという話に衝撃を受けた。フロイトからユングへの系譜とかどうなってしまうのだろうと混乱しています。あと、功利主義、自由主義、平等主義らを一つの図にまとめたものにも衝撃を受けた。一つの図で解釈するできるものだったんだ。
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読まなくてもいい本の紹介と言うより、最先端の知識を得る為には「・・・」の本がいいと言った紹介の本であった。
・複雑系
・進化論
・ゲーム理論
・脳科学
・功利主義
についての最先端の情報がてんこ盛りであり、経済学、心理学、社会学、哲学など従来の学問ばかりではなく、ITやAI、遺伝についても紹介されており、橘氏の知識の深さと読書量にただ圧倒されるばかりだった。本のタイトルと表紙を変更すればかなり売れるのでは?と思うけどー。
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複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義について、関係する書籍のエッセンスを感じられる。
いくら優しいと言われても、難しいテーマなので、本書名は秀逸と思った。
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この半世紀で起きた知のビッグバン(学問の序列の変動)以前の方は読書リストから一旦外して、知のパラダイムシフト以降の本を読んで最新の見取り図を手に入れた後に、以前の本を読もうという主張。
特に複雑系とゲーム理論が面白かったので、他の本も読んでもう少し深めていきたい。