紙の本
懐かしいテイスト、落ちない話
2016/03/12 00:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
21世紀の作品とは思えないほどバブル期のカドカワスニーカーのテイスト。巻末の参考文献も懐かしくて涙が出る。勧善懲悪にしろ屠は言わないが、そろそろすっきりと決着をつけて欲しい。
電子書籍
いつもの2人が好きな人にはおすすめ
2015/10/28 15:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る
超常現象に近い内容がまた増えてきました。オカルトな内容も面白く読んでいるシリーズですが、元々推理小説っぽいジャンルだった気が・・・。「あれ」は結局どうなったんだとか、本当にそこでそんなことしてられたの?とか気になる。
新聞をにぎわせている話題から話が発展していて、「ハーメルに哭く笛」を思い出しました。
投稿元:
レビューを見る
連続刊行続いては再び長編。このボリュームでこの密度でこのペースはものすごい…しかも藤木先生の長年の作家歴の上のこのシリーズとしても既に10作目。でも思い返せば今までも、特にシリーズ物の刊行ペースはかなり早かったかもしれない。しかし未だにこの勢いを維持しているのが凄い。そして何より密度が落ちないのが凄い。
濁して書きましたが一応ネタバレチェック付けます。
今回の王道設定は「悪魔祓い」。バチカンシリーズの凄いところは(さっきから凄いしか言ってない気もするが)、扱う王道設定が名前だけでなく起こりうる現象も全てよく言われる王道設定を全部ぶち込んで、それら全てを鮮やかに昇華させてみせるところ。
今回も映画などで何度も描かれているような現象が次から次へと起こり、こんなもの全て説明しきれるのかとこっちが心配しそうになるが、伏線の一欠片も余すことなく回収する爽快感といったらない。
厳密に言うならば、悪魔とされたソレの植え付けってそんなうまい具合に簡単にできるもんなのかしらとか、そんなに都合の良い幻覚を見せられるものかしらとも思うところもある。
幻覚系の話は結構バチカンシリーズでは切り札的に使われることが多いけれど、海外における大衆への信仰の根付き方は日本では理解できないような部分もあるので、そのあたりとかも含めると許容範囲なのかなと。しかしそうなると比較的なんでもありだからどうしたらいいんだ。
今回はロベルトメインかと思いきや、謎解きはしっかり平賀も合流。
次作は2月刊行とのことでまだまだ勢いは止まらない!
投稿元:
レビューを見る
バチカンシリーズの最新作。
本作の舞台はドイツ……ということで、登場するのは定番のモチーフ。
ここ数冊の中ではちょっと地味かなぁ……。
投稿元:
レビューを見る
ドイツ、ニュルンベルグでのお話です。
悪魔払いのシーンが怖いよ。ヘンリエッタ嬢の口からアレが出てきた時とかもう……。
トンデモは大きいにこしたことはない! のこのシリーズですが、今回もデカかったな。しかしネタ的には、リアルでもあり得るかもしれない……なカンジではあります。
この女性たちは、今後も出てくるんかなあ。怖いなあ。
二月にまた新刊が出るそうですが、あまりのペースに藤木先生が過労でぶっ倒れないか心配です。
どんどん出るのはファン的には嬉しいですが、無理なさらないでほしい(泣)
投稿元:
レビューを見る
今回も難しい内容だった。
悪魔祓い、エクソシズムの話がもっとメインになるのかと思いきや、そこは『バチカン』シリーズ…最終的には科学的実証で解決してしまう。
ロベルトがもっと活躍するんだろうと思ったら、そうでもなく、平賀が目立って終わっちゃった感がある。
このシリーズの常なんだが、中盤の説明部類が巻を追うごとに難しく複雑過ぎて、シリーズが始まった頃のワクワク感が薄れてきてしまったなぁと。
世界観からすれば宗教などの部分は外せないが、如何せん自分は苦手分野の為、読んでいて折れそうになる。
次巻発売もまもなくだが、そろそろ敵対側を出して絡めてほしい。
完結は何処…?
投稿元:
レビューを見る
悪魔祓いの話。なんだかとても面白かった。
悪魔と思しき存在が腹でぴくぴく蠢いているから、外科手術で切除しようと考える平賀が斬新すぎる。圧倒的悪魔超常現象に思えていた事柄がわりとなんでも科学で説明できてしまったのがすごい。この世界は、超常現象ありな世界観だと思っているので、最後までどっちだろうと思ってた。
投稿元:
レビューを見る
エクソシストきました~!
なるほどこちらの展開もありなのかーと思いながらワクワク読み進め、読んでて、やっぱりこの二人だなと思わせるさすがの安定感。とくに平賀さん。
ダークサイドも人材が豊富になってきたようで。あの人たち合流したりするのかなー
投稿元:
レビューを見る
ロベルトエクソシストの巻。あちこちに謎の魔方陣ぐるぐる出現。舞台がドイツだけあって、背後にまたあの悪の組織・・・?平賀、爬虫類飼育セットでアクマを飼う(^_^;)
投稿元:
レビューを見る
このシリーズは面白くて読んでいるけど、事件そのものは終わっていくけど、その根本にある敵はどんどん残っていく感じ。どうするんだろ。
投稿元:
レビューを見る
今度の舞台はドイツ。ヒトラーの独裁が行われていた国だけあって、予想通り黒幕はナチスの残党たち。さらに、ネオナチ組織の壊滅を目的に結成されている「シオンの掟」のマギー神父が助けに来るなど、過去のキャラが出て来て少しうれしかった。ただ、今回の話も黒幕の存在は明かされるものの事件の根幹を解決するようなことはなかった。そろそろ伏線や敵キャラとの決着をつけて欲しいと思うところ。筆者の先生がまとめるのに自信がある、というのを信じています。
今回のトリックの鍵は「音」であり、身近にもこのようなトリックでビルが崩壊したり、と想像できるトリックであったので恐ろしかった。ただ、もう一つの事件は音による洗脳、ということで、「またか」というかんじだった。しかし、その洗脳の導入としてはネットや携帯機器を使用しており、近年のカルト事情を取り入れているのは読んでいて納得させられるところはあった。
また、この話では、悪魔の正体は爬虫類だったとしており、興味深い説だと思った。
投稿元:
レビューを見る
今回はロベルトのエクソシストデビュー。なので奇跡調査ではありませんが面白かったです。平賀が少しだけでも家族と過ごしている風景も書かれていてとても良かった。しかし相変わらず平賀がマイペースでロベルトが振り回されつつ…悪魔憑きの事件からテロ事件に発展していく様はとても面白かったです。毎回「なるほどわからん」状態で科学捜査結果を読むのですが、今回はわりかし何となく理解出来る内容でとても楽しめました。エクソシスト系の話も好物なのでなお。
事件は解決したものの、真相は警察に…という終わりだったので若干物足りなさを感じるかもしれません。ただ、平賀とロベルトが考察していた「魔界」についての一説を出した終わりは良かったのではないでしょうか。
恒例冒頭の平賀とロベルトの食事は、やはりいいものですね。
投稿元:
レビューを見る
ついにやってきたロベルトのエクソシストデビューにテンション上がりまくりでした。ベテランエクソシストのおじいちゃんも、気むずかしいかと思いきやけっこういい人でした。オカルト度高くておもしろかった!
悪魔のレントゲンを撮りたがったり、飼育したがったり、平賀はどこにいても平賀です。かわいい。好きです。
平賀といえばリフォームの結果がおもしろすぎて笑い転げました。がんばれロベルト、平賀のすっことこどっこいはどこまでも続く……!!
平賀にも友人がいるんだと思うとびっくりでした。平賀一家かわいかった。
聖書と魔導書のくだりで、ほとんど初めて?ロベルトと平賀がぴりぴりしたので、とてもはらはらしました。ロベルトは大人。
最後までローレンか、ジュリアか、どきどきしましたが、ぜんぜん違う方向へ……新刊、楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
今回の舞台はニュルンベルク。悪魔憑きにニュルンベルク駅の呪い、とオカルトでは鉄板の怪異ばかりが起こるわけですが。今回もばしっと科学的に解決……できるのか? 今までのシリーズに負けず劣らとんでもない事態が次々に起こるのでどうなることかとはらはらどきどき。真相はもちろん、読んでのお楽しみです。
呪いの正体もナチスの秘密兵器もまあとんでもなくって。絶句するような展開ばかりなのだけれど。一番の驚愕ポイントは、悪魔を飼っちゃう平賀でした(笑)。いいのかそんなことして。
投稿元:
レビューを見る
悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトは、“悪魔憑き”とされる少女の凄絶な変貌ぶりを目にして戦慄する。一方、ニュルンベルク駅では連日決まった時刻に人が死ぬ連続不審死事件が発生。その後、街のいたるところで“悪魔”の目撃情報が報告され、住民の不安が募っていく。調査に合流した平賀は驚愕の方法で“悪魔”の正体を突きとめるが―。一連の事件から導かれた恐ろしい事実とは!?天才神父コンビの事件簿、第10弾。