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佃製作所の医療分野で第2の挑戦。
「モノづくりとは」もちろんのこと、医者と患者の向き合い方や医療とはどうあるべきかも考えさせられる。
前作にさらに輪をかけた深いテーマに取り組み、読み応えがあった。そして、スカッとする要素も十分にあり面白かった。
「ロケットから医療へ」
モノづくりの可能性は大きさを痛感する。
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文句無く面白かった!
ロケットから人体へ、どこまでも続く冒険の旅。最後に出て来るこの言葉が全てを語っている。
町工場の底力と温かみが今回も健在で、あー良かった!の爽快感が残った。
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やっぱり面白かった。ロケットから人体に変わっても中小企業を馬鹿にしたような人物にぎゃふんと言わせるのは溜飲が下がる思い。今回は重要な要素に福井に企業(福井経編さん)がモデルになって出てくるのもうれしい。この話がテレビドラマの第2部になると思うとますます楽しみで、ぜひ、こうした機会を通じて福井の良さをアピールできたらって思うけどなあ。今回、前回の話で佃製作所退社した真野がキーマンで出てきますが、今のドラマのイメージが強くって(笑)。開発部の紅一点?アキちゃんには次回は更なる活躍を期待したいですね。
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内容(「BOOK」データベースより)
ロケットから人体へ―佃製作所の新たな挑戦!前作から5年。ふたたび日本に夢と希望と勇気をもたらすエンターテインメント長編!!
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ロケットから人体へ。つくるものは変わっても、佃のやる気にかわりはない。強力なライバルも出現して、危機に立ち向かうのはロケット編同様おもしろいけど、やっぱりロケットのが好きだったかな。
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先週日曜のドラマを見終わり余韻に浸っていると、『下町ロケット2 ガウディ計画』発売中!のCMが!!えー、もう発売されてたの?!
どんな作品でも絶対に先に原作を読みたい派なので、次の日そっこう本屋に走る。
すぐ読んじゃうのはもったいないなぁっと思いながらもニヤニヤしながら早速読みました。
ちょうどドラマの最中だから、頭の中で阿部ちゃんやドラマのメンバーに変換されて、そういう意味では前作より二倍楽しめた。
頭の中でリアルに阿部ちゃん達が奮闘してた。
今回は医療機器の開発。
敵はまた権力や出世や欲にまみれた人達。
そんな奴らを相手に今回も奮闘するわけだけど、、もー、いろいろあるんだけど、本作もホント良かった!
最後はスカーッとしたし、泣けた。
これがまたドラマで見れるかと思うと楽しみ。
ロケット編よりもガウディ編のほうがドラマ向きな気がする。
下町ロケット、三作目もあるかなぁ。
佃製作所にはこれからもどんどん物作りにチャレンジして欲しい、そして社員全員で成長して行く姿を見て行きたい。
佃品質、佃プライド。
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いつもと変わらず、日々を真っ当に生きていこうという勇気を与えてくれる小説です。
池井戸作品はワンパターンではあるので、半年か一年に一度ぐらいでちょうどいいのかな。
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ロケットで培ったバルブ技術を、人工心臓に活かすお話。今回も悪と正義が分かり易くドンパチして、最後は正義が勝つ!という、いつものパターンではあるものの、ストーリー展開が面白くて、引き込まれて一気読み。読後の爽快感がたまらんです。ドラマのキャストを思い浮かべながら読めたのも、また良かったな。
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2011/11/11-11/20
生き方を学ばせてくれる作品。若かりし頃の青雲の志に気づかせてくれる作品。読後の充実感、高揚感がたまらない。
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「下町ロケット2 ガウディ計画」
佃チームの挑戦第2弾。
ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年。 佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
1.量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られる
2.ロケットエンジンのバルブシステム継続受注は、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペとなる
そんな中、佃航平の元にかつての部下・真野から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。バルブと編み物の異なる2つの技術が結びついた時、「ガウディ」と呼ばれる医療機器は、多くの心臓病患者を救うことが出来る。佃にとっては、自分たちの技術が多くの患者を救う、そんな仕事が出来ること喜びを感じていた。しかし、医療機器の参入には多くのビジネスリスクが付き纏う。佃製作所にとっては、もし訴訟が起きた場合、耐えるパワーが無いのだ。一時は、やもえず、真野からの依頼を断る佃だったが、あることから新規参入することを決意する。
一度断りを入れる佃に対して、真野が放つ言葉は、「正直、何言ってんですか!?」と腹が立つが、まあ一応許してやろう。とにかく腹が立つ野郎ばかりで、構ってられないのだ。日本クライン、アジア医科大学の貴船教授、サヤマ製鉄所、独立行政法人医薬品医療器具総合機構。どいつもこいつも腹立つ奴等ばかり。
そんな今回の敵に、果敢と立ち向かうガウディチーム。これは応援するしかないでしょう。そんな中、一番頑張ったのは立花とアキちゃんと、個人的に思ってます。自分たちの仕事が何のためにあるのか、それを病院で目の当たりにし、振り切ったように取り組む2人。立花は、滝川というくそったれに言い放つ処なんてとてもクールでしたね。
前作との違いとして面白いのは、強大な敵であった帝国重工を味方に取り込むところですね。佃は、古き良きものづくり職人でありながら経営者として成長してきましたが、今回、その経営者としての引き出しが増えていることを証明しました。最後に出てくる日本クラインへの返しもすっきりするもので、ガウディ計画では、立花やアキちゃんら若手の成長が目立つところ、実は、佃の経営者としての手腕もぐぐっと上がっていることが明らかに。やりますねー。
下町ロケット第3弾があるかわかりませんが、あるんであれば、AIとかだったら面白い。あと、今回、医療がらみだったもんで、白い巨塔を読みたくなりますねw
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面白かった!
「1」よりいいんじゃないかな?
何しろ、何のために開発するのかというところが
「夢」よりも「命」だったところが深い。
それにしても、いいものを作る、人に役立つものを作る、
という本質を見誤ってしまった人のは、なんと愚かなことか!
大好きな殿村さん以上に、今回は立花さんの言葉が一番効いた!
そして、佃社長のぶれない主張もやっぱりいい。
すっきりして気分がいいです♪
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【内容】
その部品があるから救われる命がある。
ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!
ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。
大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、
NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。
そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。
「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。
しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所に とってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。
医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。
【感想】
読んでスカッとする爽快感が得られるのが、
池井戸先生の著書の特徴だと思う。
今回も中小企業vs大企業、地方出身医師vs旧帝大出身医師、組織vs個人の対立の構図がはっきりしており、日本はやはり階級社会なのだという点で落胆する一方で、桜田や一村、立花、加納個人の強い思いがその不公平を覆す場面を目の当たりにする時、「まだまだ日本は捨てたものじゃない」「自分も頑張ろう」と思うのである。
テーマが「医療」というのも、弱者と強者、倫理観・正義感と経済的効果といった裏表が見え隠れし易い不変のテーマであり、世界観に入り込み易い一方で、もう少し人間の心理的描写が丁寧に描かれていても良かったのでは無いかと思った。
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気になったのが帝国重工へのバルブ供給がコンペになること。そもそも、バルブの特許を佃製作所が持っていたから、内製化出来なかったはず。なのに、今回はコンペ???だったら、帝国重工で作れるじゃん!(笑)
それと同時に佃製作所がガウディ計画に参加。金が無尽蔵にかかる医療用の心臓弁に着手。相変わらず、大手の強引さに手を焼く。今回、第2部でドラマ化されてるので、大手企業はこんなにも悪態を付くと思われがちになりそう(笑)
資金繰りをバーター取引で、帝国重工に任せる事に成功したのは流石である。
全体的には面白く読みやすい小説に出来上がっている。著者の好きな困難、困難、大逆転!の方式通り。
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No.821
前作に続き、新たなプロジェクトが始動。
全く異なる分野への進出。
だけど、今までの実績、人脈、想いが夢をカタチにしていく様はこれまで以上の緊張感と達成感が味わえます。
これからドラマもガウディ編に続く予定。楽しみです。
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『下町ロケット』は随分前に読んで、何度か涙したことを覚えている。ドラマ化され、後半はこの『下町ロケット2』がベースということで、ドラマ視聴の前に、あの感動をもう一度!と思い読んでみることに。
率直に言えば、ドラマのための書き下ろしかなという感じ。20日間程度で書き上げたという本書は、深い感動や、逆転劇による爽快感を味わうものではなかった。どちらかと言えば、佃製作所の挑戦はまだまだ続く、佃製作所らしいよねというお話。やはり『下町ロケット』を越えることは出来ない。
しかし佃製作所という会社のこれからも見ていきたいと思わせる作品ではあった。半沢シリーズもそうだが、ドラマ化されるとなんとなくドラマの脚本の様な軽さを感じてしまう。自分だけだろうか。