紙の本
前半後半の差
2016/08/09 16:48
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投稿者:泉野麻二 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙絵的にはゆるいお役所のコメディーものかと思われますが、実際にはハードな内容の作品です。しかし、決してぎすぎすしたものではありません。
前半は主人公とヒロインの出会いと消費者省の仕事内容の描写、後半はまさかのアクション映画並みの展開に。
ネタバレなので詳しくは書きませんが、なかなかの災難具合です。
しかし、決して突飛な展開ではなく、各キャラクターの個性が十分に生かされている上での、話の流れ、展開、内容であったので十分に読みごたえがあるかと思います。
紙の本
前半は良かった
2016/01/17 13:03
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投稿者:カズヒト - この投稿者のレビュー一覧を見る
後半は劇的過ぎてちょっと好みではなかった。
そんなにアクションはなくても…。
でも続編が出れば買います。
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【“お役所仕事”なんて一切なし!? 元気な明日は若い二人が作ります……たぶん。お役所恋愛ストーリー!】
矢田聡司、社会人3年目。勤めていた会社から急な出向を命じられた不幸な彼は、初日の通勤中、痴漢に間違われたところを美女に助けられる。
彼女の名は鏑木彩佳。感謝する矢田が身の上を明かした瞬間、彼女は不機嫌も露わに去ってしまう。その理由がわからず困惑する矢田だが、出向先の同僚として不機嫌な美女と運命の再会を果たすことに。
そんな矢田の新しい仕事とは、『消費者省』という商品の安全性を守るために作られた『国の役所』で働くこと。ハードな職場で訳ありクール美女と凸凹コンビを組むことになった彼は、次第に彼女が抱える秘密を知っていくが……。
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表紙がいかにもライトノベルだし、メディアワークスさんだし、軽い話かと思えば、取り扱っているテーマは“リコール隠し”
内容が本当にありそうな気がして怖い。
そこに主人公2人の過去の話が絡んでくるのだけど。エピローグになって突然ラブ要素?部署内で信頼と絆を深めていくのは分かるけど、そこまで発展させるものって、本編では感じなかった。
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以前に販売製品が原因の死亡事故がありながらリコール隠しで世間からバッシングを受けた企業に勤めていた青年 矢田、そんな彼が出向を命じられたのは消費者庁に新しく創設された部署、矢田はそこで皮肉なことからリコール隠しを行っている企業を取り締まる仕事につく。彼がそこで出会ったのは子供の頃よく一緒に遊んでいた少女と瓜二つの女性 鏑木、勤務初日に彼女に助けられた矢田だったが、矢田の素性を知った鏑木は強い嫌悪感を示す。しかし上司命令でコンビを組むことになった二人、鏑木はしぶしぶながらも矢田と共に行動を開始する。そして二人は大企業がかつて起こした事故に関わる事案に取り組むことになるのだが…そこには鏑木の過去が絡んでいて。
本作はリコール隠しをテーマにしており、実際にこんな攻防が企業と省庁間で行われているのかと興味深かった。本当はこんなことはあってはならないはずなんですけどね。
登場人物のなかでは個人的に同僚の凜が好ましかった。あのしゃべり方と雰囲気はストライクでしたね。また鏑木さんの所々で見せる天然?は思わずクスッとしてしまった。続編があるのか分からないが、個人的には期待したい。
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ライトなお仕事小説が持ち味の作者による新作。
今作はいつもよりちょっとシリアスなリコール隠し問題を扱っている。
リコール隠しの真相を暴くスリル有り、
大人の男女の恋模様有り、
いつも通り一発逆転ありのツボを押さえた構成でなかなか読ませる。
……のだけど、なんというかいつもほど惹き込まれなかったかなあ。
その原因はたぶんいろんな意味で唐突だからなのだ。
主人公が子供の頃の少女の想い出を思い出す過程もヒロインに会う前なのは順番が逆だろうと思うし、
リコール隠しの犯人がいきなり殺人も辞さない犯罪を起こすところもいかにも唐突。
ラストのヒロインの秘密の告白ももうちょっと伏線を張っておくべきだったと思う。
その辺がもうちょっとうまく描かれていればなあとちょっと残念だ。
とは言え、好きな作者なので、今後も楽しいお話を読ませていただきたい。
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表紙とタイトルから明るく楽しいお仕事小説♪と思って読んでいたら、なんと消費者省のリコール隠しを暴く、手に汗握るドキドキ小説だった!(;゜∇゜)なんだか本当にありそうな話で恐ろしい(--;)最後は正義は勝つ!って感じでスッキリ(^o^)
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勤めていた会社が不祥事を起こして3年後
出向を命じられる。
出向先は、消費者省という、不正チェックの部署。
ここで二人一組で働かねばならない相棒が
ものすごいツンケンしているという状況。
そのうち理由が分かってくるのですが、さらに進めば
別の関係性も分かってくるという…。
また、最後にべつの落ちがあるわけですが。
最初に出てきた会社は、わりと道ができれば…でしたが
こんなに綺麗にいく会社はあるのでしょうか?
ある意味、押されたまま、な感じで、主体性があるのか
若干不安になるような会社でした。
2話目から3話目は、主人公と相棒の過去と言うか
その辺りの問題が。
ぎりぎりセーフ、な状況でしたが、解決できて一安心。
そしてこの二人の関係性も、多少変わるのでしょうか??w
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鏑木さんと矢田くん
やるせない主人公が少しずつ成長していく話は読んでいて気持ちがいい。
水沢さんはやっぱりノンフィクションの現場風景とフィクションの設定を掛け合せるのが上手い。
個人的には矢田くんの鏑木さんに惹かれる描写やお姉さんの回想などもう少しボリュームがあっても良かったかなと思う。
最後の現代版アトムのような展開はやはり胸熱だし、王道な感じがして読み終わって気持ちいい1冊だった。
もう少し続きを読みたいくらいが1番良いのかもしれない