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純粋に人類の希望、あり得る未来を見ることができる。遠くない現実の未来であると思われる。
ポストヒューマンを読み終わった。よかった。少し冗長だったり、難しく理解できなかったところもある。しかし、内容はものすごかった。大きな希望を感じた。ある種バイブルであると感じた。救いであり、大きな希望である。神を捉えるものだ。人間発の生命が、宇宙を知で満たし、ついには神に漸近する。(極限値、リミット値は神である)全ての知を獲得できること、それに限りなく近づくこと、それは大きな希望である。生命の目的であるように思う。
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「読売新聞」(2015年04月19日付朝刊)で、
山崎正和氏が紹介しています。
(2015年04月19日)
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遺伝学、ナノテクノロジー、ロボット工学を中心としたテクノロジーが指数関数的に発達することで、2040年代に特異点(シンギュラリティ)を迎える。本書は「2045年に人口知能が人間を凌駕して自己増殖を始める。」といった引用の出典です。
「20億年前、我々は微生物だった、5億年前は魚だった。一億年前はネズミみたいなものだった。1000万年前には類人猿だった。100万年前は原人で、火を使うことを発見していた。」といった気が遠くなるような人類の歴史やムーアの法則、DNA解読のスピードなどテクノロジー発展の指数関数的な進化を諄い程に説明する。
更には非生物的な知能が人間と機械の長所を併せ持てば、機械のコストパフォーマンス、速度、容量が二重の指数関数的な成長を遂げるとして、ナノテクノロジーやコンピュータ(人工知能)の進化を順次説明する。
コンピュータそのもののハードウェア的(コストパフォマンス)進化はさもありなんと思いましたが、ナノテクノロジーを使用しての人間の体を内部から監視して補修するなどはナノテクノロジーの現状を知らないこともあり、にわかには信じられません。
著者がもっとも望んでいるのは父親が早く(57歳)で亡くなったこともあり、自分の健康と長寿をナノボットで実現することにもっと期待を抱いているように思います。また、GNR(ガンズ・アンド・ローゼズではなく、遺伝学、ナノテクノロジー、ロボットのこと)の加速度的な発達といいつつも遺伝学の話はとても少なく、遺伝子組み換え拒否を自然原理主義者呼ばわりしていたのが印象的でした。
カーツワイル氏のシンギュラリティの到来の話の引用は人工知能の進化だけが取りざたされていますが、本書ではそれだけではなく、人間も体内にナノボットを仕込んで非生物的要素で強化して不老不死に近づき、AIとも繋がり人体2.0になり、更に、人体3.0ではその姿も自由に変化させることが出来るようになると非生物化する人類の新しい姿についても展望しています。長生きして行く末を見届けたいですね♪
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エポックメイキングな本というものがある。それは『沈黙の春』であったり『種の起源』であったり『資本論』であったり、思想や見方に影響を与える本だ。数十年後、シンギュラリティ時代が訪れたとき、本書がそれにあたるのではないだろうか。2007年に刊行された本だが、AI花盛りのいまを予言するような本だ。むしろ進歩は筆者の予測の先をいってるかもしれない。
レイ・カーツワイルは未来学者として著名だが、いわゆるトンデモ論学者ではなく、確かなる実績と豊富な知見、そして膨大な裏づけ研究とその萌芽、それらを大量の論拠として、来たるべきシンギュラリティの世界を我々に啓示する。
後半でカーツワイル氏が語る未来はさながらスタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』で描かれたスターチャイルドのような世界観だ。超知能による宇宙の再編成、いまは滑稽に思える話も、シンギュラリティの加速度的進化においてはひょっとすると実現するのかもしれない。それも今世紀中に。
己の想像力の貧弱さを指摘されつつ無限に広がる可能性を開眼させられる、そんな本だ。
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No.880
1. 目的
「シンギュラリティ」を提唱したカーツワイル氏の見解を学ぶ
2. 得たこと
シンギュラリティとは有機的な人間が無機的な技術と融合すること
3. アイデア
ビジョン形成の材料にする
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人間の意識はとどのつまりパターンだそうで、データ化できる。意識をバックアップして、ほかの容れ物にリストアすれば生き延びられると。アイデンティティってなんなんですかね。身体は遺伝子の乗り物だし、意識はパターンだしで、もうサードインパクトですな。
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対向性のある付属物(親指)
生物進化のような古いパラダイムは昔ながらの速さでしか進まない、新しいパラダイムに食われてしまう
3次元回路、ナノチューブ回路、量子コンピュータ
GNR(遺伝学、ナノテクノロジー、ロボット工学)
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興味のあるところを拾い読み。
これからさらに活性化する分野は遺伝子、ナノテク、AIという指摘や、シンギュラリティについて、また人間の未来の姿などたしかに面白いのだが、こんなに厚くなくていいと思うの……。
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情報・テクノロジーの進化は指数的なもの。DNAや生物から始まって現在のAIやロボットに至る流れを俯瞰すると、これから数十年のうちに、特異点-シンギュラリティといえるパラダイム・シフトが起きる。
シンギュラリティ信者のバイブル。最新テクノロジーをリストアップ、今こうなってきたのだから、次はこうなると。SFのようだけどSFじゃないというのがすごい。
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フォトリーディング。高速リーディング。面白そうだったが分厚くて、熟読は断念。シンギラリティー(技術的特異点)とは、AIが加速度的につぎのAIを造り人間の技術を完全に離れてしまうその点のこと。そのとき以降の希望について述べている。
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【由来】
・2015年12月、HG企画での森先生来札時に。カーツェルは、あのMIDIボードのカーツェルではないかと
【期待したもの】
・
※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
・
【目次】
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「シンギュラリティ」とはなにか?
最近バズってるシンギュラリティだが、議論を少し読んでみても、どうもピンボケという印象しか残らない。考えてみると、AIという言葉でなにを示しているのかコンセンサスがない上、さらにシンギュラリティについてはもっと不明確な感じ。私自身もディープラーニングの現状についてはだいたい把握できたが、シンギュラリティはどんなものかはわかってない。新聞や雑誌の醸し出す「シンギュラリティという雰囲気」から自分が感じ取ったモノを基になにかを判断するのは非常に危険だ。やっぱり原典とも言うべきカーツワイル の本を読むしかない。しかし、厚い、厚すぎる!
勝手な要約:
・収穫加速の法則 (情報技術は勿論だが)技術・文明の進歩(量・質・パラダイムシフト)は、直感とは違っていて指数関数的な成長をする。実績データを基に提示。
・今後GNRの進歩がキーとなり、知能が指数関数的に成長する。
G: 遺伝子工学
N: ナノテクノロジー(ナノボット) ← ※人間の脳の動きを調べる手段および脳とのコミュニケーションI/Fとして非常に有効!
R: ロボット(強いAI)
・人間の知能をコンピュータ上に実装でき、人間の知能との接続から融合へと進み、2030年代には全人類の能力と同程度になる。知能がソフトウェアで実現でき、自分自身を改良(進化)できるようになると加速が進み人間だけとはレベルが違う進化となる。2040年代中頃には全人類の10億倍になりシンギュラリティに到達。(2045年問題)と呼ばれる所以)
・この時の指数関数的に進化した知能は、現時点の人間のレベルの知能では見通すことができない。ブラックホール内の特異点(シンギュラリティ)を事象の地平の外から見ることができないのと同じ。← ※ココが肝か。
・この未来には、バラ色の面だけでなく、(核兵器、コンピュータウィルスなどから想像できるように) 大きなリスクも潜んでいる。今から対策を講じていくことが大事。
・注意点: カーツワイルの進歩時期の見積り方法は、知能の進歩を単純に計算力(cps)の進化で測ることに基づいており、質の進化はあまり考慮されていないようだ。
読んだ感想:
・あり得る未来を記述していると思った。
・私が一番興味を持っているコンピュータが意識を持てるようになるのか(意識の本質とはなにか)という問題とは関係なく、ソフトウェア自身が人間と同様な研究開発能力を持てるならばこのシンギュラリティの予測は成り立つように思える。
・次の二つのブレークスルーが重要だと思った。
① ナノボットの実用化 ← これについては現在の実力がどの程度なのかも知らない。
② ①の成果を利用して、未来のAIが研究開発までできるようになる。← 現時点でも単一対象に関しては判断は人間以上にできるところまで来ているので、可能性は高そうに感じる。
結局、今バズってるシンギュラリティについての議論は、見通せないはずのものについて、あーだこーだ言ってるということなのか。
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著者によると、技術の進歩は指数関数的、加速度的で、近い将来、「特異点」に達するらしい。
「特異点」では、人間の脳とコンピューターが結合され、それによって多くの問題が短時間に解決される。
著者の予想では、「特異点」は2040年代。
特に、Genome, Nanatech, Robot(AIを含む)が相補的に進化する。
これらによって、人間の寿命も飛躍的に伸ばすことができる。
第8章では、これらの技術が持たらすであろうリスクをどう防ぐかを議論している。
著者の予想のように、技術の進歩が加速するのは間違いないだろう。
実際、2023年現在、AIの発展が大きなニュースになっている。
しかし、これらの強力な技術を人類はどのように使うのだろうか?
一部の資本家や支配者が戦争やお金儲けのために使うのではないか?
異なる価値観を持った世界中の人々の幸福のためにうまく使うことができるだろうか?
これを予想するには、これまでの人類の歴史、政治、経済学を学び、考える必要がある。
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発売からもう15年以上経過しているが、その間この本は眉唾な宗教だとかこれは確定した予言であるとかいろいろ言われてきたが、その途中の声達は無意味なので、忘れてよかろう. 大規模言語モデルが登場した2023年現在からすると割といい線いってる予想なんだなぁと改めて思う。近未来を妄想するのに良い材料になるので、改めてこの本を読んでみるのは面白いと思う。