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一般相対性理論によれば、宇宙空間は海の波のようにうねっているとか。
そんなこと、今まで誰も教えてくれなかった(というか、自分も勉強しなかった)。この本で初めて教えられた。もっと物理の本を読んでみたくなった。
訳者があとがきでも書いていたが、この本がイタリアでベストセラーになったのは、物理の専門的知識のバックボーンとして、著者に豊かな人文知が備わっていたことを挙げている。
どこかの国は、いま今大学から人文知を駆逐しようとしている。それがいかに馬鹿げた行為かということを知ってほしい。
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Sette brevi lezioni di fisica
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309253350/
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30数年前、物理学にあこがれたことを思い出した。当時読んだ本が「アインシュタインが考えたこと」(佐藤文隆著、岩波ジュニア新書)。今回のカルロ・ロヴェッリの本は、そこから発展して、宇宙の姿とその成長がさらに詳しく分かってきていることが書かれている。特に「ループ量子重力理論」は初めて聞いた話。時間の概念すらなくるって、どういうことだ?と驚くしかない。物理学と哲学が隣り合わせの学問であることを改めて認識した。
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わかりやすいと思うが、やはり物理は難しい。生物や数学はなんとか興味を持てそうだが、物理は別格。元々興味がある人ならば、感想は違うと思う。
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相対性理論=空間と場はおなじものである。
量子力学=光は粒でできている。ハイデルベルグ、ボーア。
素粒子理論の「標準モデル」。暗黒物質が記述されていない。「超対称性理論」
「ループ量子重力理論」ビッグバンは実際はビッグバウンズだったのではないか。
紅茶にスプーンを入れると、確率的にスプーンが熱くなる。
ホーキング=ブラックホールが熱を持つ宇宙空間である
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ベネディクト・カンバーバッチが持ち歩いてる愛読書で、朗読で賞を貰ってたので読んでみた。ブラックホールや宇宙の発生についてすごく簡単な文書で書いてあって理解しやすかった。良本。アインシュタインが、親友が亡くなった時遺族に「物理学を信ずる者にとっては、過去、現在、未来というような区別は、幻想以外何者でもないとわかっている」と手紙に書いたとのことだが、そう考えるといまを生きることにもっと集中できそうな気がした。
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気のせいか、ここのところ読む物理系の本、最後は人間とは何か?みたいな哲学的疑問に辿りついてるような。
そのせいもあるのか、最初は興味津々で読み進めるのですが、どうも読みたい話では必ずしもないところに行って、少々ガッカリてな感じで。
でもあらゆる学問、芸術はここに行き着くのかも、その探求の先には。
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「凄い物理学講義」「時間は存在しない」に続いて3冊目。本当にわかりやすい。高校で教科書とは言わないまでも、副読本くらいにしたい。
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専門的な知識や数式を解く計算力がなくても、現代の物理が一体何を目指しどう進展してきたかが非常に興味深く理解出来るように書かれていました。物理の本でありながら歴史の本と言っても良いくらいかもしれません。個人的には熱伝道と時間の関係が初めて知れたのが収穫でした。
最後の講義で人間そのものの話がありますが残念ながら私は落ち着けどころとして稚拙でしかないと感じました。宇宙や素粒子の話題の時には「物理学が開いてきた窓から見える光景を見る時、これまで信じてきたことがいかに不正確だったかを思い知らされる」と謙虚でありながら、人間の存在や意義についてはいかにもそれらしく不正確な論を元に書いてあり、人間の姿は自然そのものなのだといういかにもらしい言葉を筆者は添えていますが、その「自然」がなぜこのような形をとっているのかというところにこそ物理学的な視点の面白みがあるのでは?例えば人間だけが言葉によって言語を操り、自らの生や死を自覚し、宇宙や物質に思いを馳せ、学び観測し研究する能力を秘めています。それを自然の一言で片付けることの何が科学なのか…
筆者が本文中で自ら述べているとおり、人間は自分たちのことについて本当に良く理解していません。複雑な理論や数式を用いて宇宙や物質について記述することに長けておきながら自分のことはよく分かっていない、皮肉ながらそれを体現してしまっている本でした。
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非常に漠然としたものではあるが、相対性理論と量子力学についてごく一部のイメージは掴めたと思う。「時間」や「相互作用」については、著者の他の著作も読んでみたい。意識についても一冊解説書を読みたい。
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公式や専門用語の羅列で書かれていないので、読みやすいが自分の物理の前提となる知識が浅いためもう一つ入り込めなかった。複雑系などあらゆる学問は総じて繋がってくるのだと改めて感じることができた。
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粒子という最小の世界から宇宙という最大の世界までを旅する本。この本だけでは世の中ががらりと変わって見えることはないが、物理を学ぶきっかけにはなる。そんな本。
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衝撃的。こんなにも平易な言葉で、こんなにも短い文章で、我々が当たり前と思っている常識を大きく揺さぶり、かつ新たな視点を提供してくれる本があったとは。
アインシュタインの相対性理論から始まり、ボーアの量子力学、素粒子物理学、熱力学にまで話は広がるが、その関係性を非常にわかりやすく説明している。
確かに世の中の見え方が変わる偉大な本。
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『ナヴァル・ラヴィカント』本で紹介されており気になったので読んでみた本。
数式等を使わず、平易な言葉で物理学を振り返る本。なかなか抽象的で難しい部分もありますが、堅苦しくなく読みやすい本でした。
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ベートーヴェンの美しさを理解するには、
それなりに勉強しないといけない。
環世界を広げる努力、楽しむには知識が必要