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ブックカバーにも記載の「未来を思索するためにデザインができること」というメッセージ性が強いが、本質的にはデザインが未来を思索するために「いま」必要なこと、という文脈で捉えた方が実りがたくさんある。
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【論理的且つリアルなフィクション】
スペキュラティブ・デザインの小道具において重要なのは、非現実でありながらも「最もらしさ」と「物語の一貫性」を持っていること。これによって、鑑賞者は不信にならず自ら想像力を働かせる事ができる。
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読むのにすごく時間がかかるのは、訳が悪いせいということにしたいところなんだけれど、ひょっとすると、デザインに携わっている人たちの考え方自体をあまり理解していないせいなのかもしれない。慎重に読んでいくと、この本が、とっても重要なことを言っていることがわかってくる。
本の流れとして、自分たちが今デザイン界の中で気になっていることに名前を付けてみよう。それらを並べてみよう。並べたところから何か共通のメッセージを取り出せるのだろうか?取り出せた。って感じ。
デザインは、商業主義の共犯者という面をどうしても持ってしまう。純粋に理性的な、精神的な、純粋左翼的なアプローチで白いピュアな物体を作り出すんだけど、あれ、この考え方だけでよかったんでしたっけ?
そして、思索は農業、贈与経済に向けて動き出す。商業主義は化石経済とセットになっていて、これらを純粋理性として肯定しているだけでいいんでしたっけ?ってのがスペキュラティブデザインっていうような読み方を私はしました。刺激を受けました。
そして、スプツニ子!はやっぱり事件だったんだね、世界的にということがよくわかりました。
日本のシーンだったらチームラボとかのほうがポピュラーなんだけど、それは、たぶん、そこらへんを論評する遊びが発達してないからかもね。いのこさんのマッチポンプに頼るしかないっていうお寒い現状。アーティストがしゃべらなければならないってのが不幸なんだろうね。むむ、そうすると、そういうメディアを作ればよい!のか!
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あらゆる可能性を思索し、現状に揺さぶりをかけるような問題提起することがスペキュラティブ・デザイン。デザイン思考は「ニーズによるイノベーション」を目指すのに対し、スペキュラティブ・デザインでは「シーズによるイノベーション」を狙えるような考え方だと思う。
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「デザイナーは産業界からの依頼を待ったり、新製品が入り込める市場のすき間を探したりするのではなく、産業界とは関係なしに、キュレーターや他の専門家と手を組むことができる。ビジネスだけでなく、社会全般に目を向ける組織とパートナーを組むこともできるだろう。」
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【佐藤忠】
現在のファクトをベースに、未来を思考して、問題提起するデザイン、「スペキュラティブデザイン」の本です。何回か読まないと咀嚼できないですが、起こりうる未来に対してデザインが何ができるのかを考えることが出来る本です。
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SFプロトタイピングのつながりで読むことにした本。
スペキュラティヴ・デザインの定義と射程についてよく理解できたと思う。
未来予測に対する考え方については要検討。
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スペキュラティブデザインって?という無知な状態だったため想像とは全然違ったけれど興味深く読めるところもいくつかあった。
特にバイオデザインのあたりは嫌悪感を伴うような問題提起で、当時のダミアンハーストの展示を思い出した。なるほど、英国。どこかアイロニカルな視点を持ちつつ時代の一歩先を見ているような新しさも感じられて。後書きで少しホッとした。
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スペキュラティヴ・デザインを自分なりに定義づけするため、読みました。本書の内容を一言でいうと
「テクノロジーの進化にインスパイアされて作られたフィクションが、逆にテクノロジーの方向性に影響を与えるもの」です。折を見て手にとり、普段使わない思考回路を刺激したいです。
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問題解決の道具として取り上げられるのがデザインなのであるが,むしろ問題提起へと意識を転換するのが「スペキュラティヴ・デザイン」の核。以前読んだ「バイオアート」も多くが含まれる,加えて「デジタル」の分野もあり興味深い。
こういった批判的スタイルは中々調べても出てこず,本書はその意味で貴重である。
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未来を考える時に、シナリオを具体的に人々に見せる事で、感情や想像力、新たな視点を想起させるデザイン。アートの世界というより仕事に役立ちそう、と思って読めました。
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原題Speculative everything
Social Dreaming through Design講座で紹介された本です。
少し難解ですが、未来を描くのにとても刺激になります。
2021/09/20 3期 しゃどお君
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かなり事例紹介が多い。それぞれめちゃ面白い!
事例たちはよくオーガナイズされていて、今の世界に対する別の可能性を提示するためのデザインの使い方について理解を深めることができた