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新聞の書評で購入
歳を重ね、戦争本を読むように
特攻隊の知らなかった側面
痛切に感じるのは正しい戦争はな無く、繰り返さないよう、最大限の努力をすべきという事
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特攻隊の隊員が黒島に不時着することから始まる交流を描いた作品。戦中そして戦後、現在という長い年月を描いていること。そして、子や孫の代へと交流が受け継がれていることが本作からわかる。
小林氏はテレビにて映像を放映することは見届けたものの、本作の出版前に亡くなってしまった。その詳細は、城戸久枝著「黒島の女たち」で読むことが出来る。
本作と城戸の作品は、姉妹作。二つの作品は本作→城戸の作品と読むことで、補完し合う関係だということが理解できる。
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城戸久枝さんの「黒島の女たち」を読んでからこちらを読んだ。
内容は城戸さんのとほとんど同じだが、逆にこちらを先に読んでいたら、城戸さんの本の前半は要らなかったかも。
というくらい、内容がほぼ同じ。
もちろん、島の人達や特攻隊の方達の当時の記憶や事実は同じだから当然かもしれない。
縁もゆかりもない兵隊さん達を手厚く葬ったり、困難な食料事情にもかかわらず、貴重な食料を少しずつ出し合いながら看病する島の人達。
年月は経っても色褪せない事実には心を打たれる。
活字にして後世に伝えなければという強い思いで、病と闘いながら執筆された小林広司監督。
その思いが広く伝わりますように。