自分を責めてしまう癖のある人に
2017/01/15 23:07
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投稿者:yui - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分を責める癖がついてしまっている人には是非読んでもらいたい本。
責めなくてもいいんだ、と心が軽くなりました。
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色んな間接的事象を自分のせいではないか、と考えてしまうことへの対処法、考え方が書いてある。自分は万能だと思う人は色んなものを抱えてしまって行き詰まり、自分はダメだと思ってしまう。なるほどと思った。本当に自分のせいなのかをしっかり考えてみることも大事なことだ。違うんではと疑うことも必要。かといって責任を正しくとることも重要なのだと。
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罪悪感から抜け出すヒントをもらいました。
罪悪感を掻き立てられていることに気付けるよう、注意しようと思います。
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自分を責めてしまうのは、自覚がなくても「罪悪感」にあるとして、その罪悪感を「手放す」ことの重要性について書かれている。少ないページ数にも関わらず内容は締まっていて読みやすいし、現実の生活でも取り入れやすい。
周囲に「罪悪感を掻き立てて相手をコントロールしようと試みる人物」がいるかどうかを知ることは重要であり、また被害を最小限にするためにも(自分自身が相手を罪悪感で縛り付けてしまわないためにも)読んでよかった。
自分でも「罪悪感で縛ろうとしている時はあるな」と思ったので。
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自分たちは、罪悪感を助長する社会にいるんだなと思った。
それを正しく理解し、上手く付き合っていくことが必要だと感じた。そうしないと貴重な人生が台無しになってしまう。
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自分の罪悪感をまずは分析しないといけないのか。
そしてそこに責任を持つ、、できるかなぁ
逃げずに頑張りたいです
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自責のメカニズムが分かりました
自分の人生に応用していきたいなと思いました
併用して他人を攻撃せずにはいられない人とセットで読むとより理解が増すのではないかと思います
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周囲の人間が悲しんでいたり、苦しんでいたりするのを見ると、何か悪いことしてしまったかな、と悩む事は誰にでもある。常に自分の行動や発言が正しいとは言えないし、逆に何かしてあげなければならないことを、忘れたりしてやいないか、不安に苛まれることもある。特に、周りに怒っていたり、イライラしてる人がいるとらそれは更に敏感になる。常に自分の中に原因を求めてしまい、自分の何処が、自分の何がダメだったのか探すような傾向が自分にはある。周囲の悲しみも痛みも怒りも全て自分のことのように感じる瞬間がある。
それと直接関係するのかわからないが、大きな音や大きな動きにも弱い。何度も叩かれた犬が、手を振り上げるだけで首をすくめる様な仕草が自分にはある。音もそんな感じだから、街中を歩く時に車のクラクションや、駅のホームでの入電する電車の汽笛にはやたらと大袈裟に反応しているように、周囲からは見えているだろう。自分がいつからこうだったか正確に覚えていない。だが、大学生の頃には既に周りからは「ビビり」なんじゃないかと、よく冗談で言われていた。
実際に周りを気にしすぎな傾向は未だ治っていないし、過敏な反応や、周囲の人の態度に対して過剰な対応をしている。だからなのか、最近部下から反省の言葉ばかりを述べる私に対して、直接「そんなのあなたのせいじゃ無い」「何でも自分のせいにし過ぎです」との指摘を受けた。確かにそうかもしれないが、部下一人一人の成果には責任取るべきなのは当たり前だし、仮に当人の能力不足や万が一サボっていたりした結果なら、育成やモチベーションの維持に問題があったのではと、次から次へと自分の至らぬ所ばかりが思い浮かぶ。
本書に記載される自分を責めずにいられないのとは、少し違った感覚なのかもしれないと思い読み始めたのだが(部下からの指摘が一番効いたか)、案外当てはまる部分は多かったようだ。
原因を探ると、幼い頃の親の記憶が蘇る。長男ということもあったからか、両親共に大学には進学せず社会に出て苦労したのか(当時は大学進学の方が珍しかった時代でもあるが)、兎に角有りとあらゆる勉強道具と習い事をさせられ(自分で好きなものもあったが)、将来には期待されたと思う。幸いにも進学校と呼ばれる様な高校にも行けたし、学内の試験はいつもトップで壁に順位が張り出された。成績表は殆ど見せたことがなかったが、全ての教科で1位を独占する成績一覧は私に内緒でファイリングされていた。その分、大学受験の失敗が与えたショックも大きかったらしく、箸にも棒にもかからないような学校で決めてしまった時の、残念そうな顔は今でも思い出される。社会に出ても最初は全く上手くいかなかったし、その頃には何でも自分のせいにしている自分の姿が確立されていた様に思う。勿論、今思えばの話で当時は感じていなかったかもしれないが、恋人の仕草や発言にもやたらと敏感。喧嘩をすれば立ち直りに相当の時間を費やした。全てが相手の期待を満たすことばかりに集約されていたのだと気付く。
そう、今更そんなに自分とはすごい人間で、誰もが抱える悩みや望みを解決したり叶えたり出来ただろうか。そんなのは無理だったのだ。自分なり��一生懸命生きてきた自負はあるから、必ずしもダメだったとは思わないし、親や周囲を喜ばせることが出来たことも多くあっただろう。だから親にも感謝をしているし、未だに期待に添えなかったことを謝りたい気持ちは捨てていない。逆に今後の人生も周囲の期待の中にあると考えることもやめないだろう。そして理解している。自分はスーパーマンでも全能の神でも無いから、出来ないことや周りの感情を全て自分のせいにするのは違うと。
本書を読んで改めてその思いを強く感じることが出来た。そして何より心配をかけてしまった部下たちにも謝りたい。こればっかりは性格だ。だけどすぐには変われないし、多分おそらく変わらない。だからこそ、ありがたく忠告を受け入れて、不安にさせないように努力する。
原因を探り、解決できるか考えた挙句、仕方ないと諦めつつも、何か少し楽に生きてみれば?と優しい声をかけられる様な一冊だ。