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電子書籍
もう少し具体例な現実と関連付けた読み解きならよかった
2017/09/19 00:18
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投稿者:TK - この投稿者のレビュー一覧を見る
池田氏の講演内容は、聴衆が理解できるよう配慮しつつも、「アウトライン(輪郭、要旨)+提言」のようになっている。しかし、引用されている池田氏の内容を読むだけでも、深い洞察、論理性、歴史・文化・学問を俯瞰した上での関連付けがあり、非常に価値的だと思う。
一方、佐藤優氏の読み解きには、物足り無さを感じた。
あとがきにかえてで、佐藤優氏は「ここでは、その内容を要約し、屋上屋を重ねるような解説を付すようなことはせずに、池田氏の講演に表れている思想が現実にどう生きているかについて私の見方を記すことにする。」と述べている。
あとがきにかえてでは、具体的に集団的自衛権、公明党など、現実の例を挙げているが、同じように、本文においても、佐藤優氏の外交官時代の経験や書物による豊富な知識から、歴史・文化・政治・生活などの具体例に関連付けながら読み解きをしてほしかった。
多忙な中、限られた時間で、現実の事象と結びつけながら読み解くところまで達しておらず、結果的に屋上屋を重ねるような読み解き(言い換え)となっているのが残念。
ただし、「東西文化交流の新しい道(モスクワ国立大学 1975年)」では、時代背景を踏まえた読み解きが勉強になった。
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