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いくつかの短編。例えばゾンビのやつはすごく引き込まれる部分がある。あと考古学?のやつとか。でもたまに技術に溺れるみたいに感じてしまうところもありました。
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がっつり浸ったアメリカ文学。いい疲労感。18編のストーリーは,たった数ページのものから読みごたえのあるものまでバラエティ豊か。荒唐無稽な世界観だけど決して不快ではなく,ハッピーエンドで終わるとは限らないけど,読み終わった後にじわじわとくるこの感じはなんだろう。科学者,研究者,音楽家,ゾンビ,出てくる人物像もさまざまで,それぞれのストーリー中の描かれ方も,時には独白,あるいは対話相手,誰かの目を通した第三者,と視点がいろいろあって面白かった。表題《ミニチュアの妻》に惹かれて手に取った1冊。想像をいい意味で裏切られて面白かった。
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昨今のアメリカ文芸は、軽くて奇抜な系と本家本元の重厚長大な系の真っ二つ。でもって後者はラヒリを筆頭に非WASP作家が多いもんで、てっきりこのヒトも、お名前からして…と思ったら、ドップリ前者だった。
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あらゆるものを小型化することを生業とする男性。ひょんなことから自分の妻を小さくしてしまいました。元に戻すには小型化した手順がわからなければなりません。途方に暮れた男性は、せめて小さくなった妻が快適に暮らせるよう、シルバニア・ファミリーのような素敵な家具・調度品を作ります。メルヘンチックな夫婦の純愛物語を期待させておきながら妻が採った行動は……
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第三者が足跡をたどる「その奇特なる人生」シリーズと、映画やゲーム風の、ポップな世界シリーズに分かれた短編集。
前者のパートのが好みだと思っていたけれど、ゾンビがいたり、ユニコーンがいたり、狼人間になったり、妻が小さくなったりする一部だけファンタジーなモノの方がなぜか記憶に残る。
こういうことを文学にしてしまう世代・時代なんだなあ。