投稿元:
レビューを見る
借りたもの。
よくある占星術や数秘術の診断とは違う、考え方のクセや特徴、傾向を基にカテゴライズされた、“アース・エンジェル”という分類を用いる。
ヨーロッパ寄りの白人文化が主体なので、日本人の私には特徴が合わないものもあるのだが……そこは目を瞑っておこう。
「人とは違う」ことで周りの人々となじめず、疎外感を感じ孤独に苛まされる人々が主。そうした人々は、人を助け、導くだけでなく、自然環境の保護の使命を担っているという……
身体的特徴以外で挙げられているその傾向は、何となくアダルトチルドレンや愛着障害(それを発端とする依存症など精神疾患)、場合によっては発達障害のそれに類似しているように思えた。
この分類は、そうした人たちへの救いとしてのポジティブなもの……激励となるか、ネガティブなもの……甘い言葉となるかは、なんとも言えない。
世界をより良くする使命を持っていると鼓舞されることで、勇気をもらうことはあるし、それで“本人が”身を律していくよすがになるのならそれで良い。ただ、それを理由に他人を攻撃するような言動に傾くようであれば、世界を良くするどころか、自身も破滅しかねないと私は思った。
当てはまるものがある個所を読んでいくと、その過去世や形而上的な世界の物語に惹かれ、それに共感してゆく。そして心を癒す方法が綴られている。これが一種の自浄力になるのだろう。