紙の本
火サスか!
2016/02/13 16:12
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投稿者:Zero - この投稿者のレビュー一覧を見る
第四作目なので構成とか手馴れてきた感はあるが、少しご都合主義すぎるきらいが...。あと犯人側に善玉をもってくるというのが続いたが、殺人に理由をつけることに異論はないが、角川ホラーのレーベルなのに理由が怖くないのが残念。
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どこか憎めない犯人
2019/04/13 13:54
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第4弾。シリーズものらしく、作を重ねるにつれてアジが出て面白くなっています。残酷な殺人にもかかわらず、どこか憎めない犯人。今回も意外な犯人にたどり着きます。エピローグの原島とのエピソードも胸を打ち、そしてラストでは次の事件の予感が。ますますこのシリーズ目が離せません。
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主人公の周辺にあまりにも偶然に犯罪者が関わってくる?
2016/05/13 09:16
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
事件に遭遇する出来すぎは敢えて死神女史の自称猟奇犯罪捜査班としたところで処理されてはいるが、主人公の周辺にあまりにも偶然に犯罪者が関わってくる処はご都合主義と切り捨てていいのかもしれない。しかしストーリー展開のバランスが良いためか取り立てて言うほどは気にはならない。それよりも陰惨な殺害描写を続けながらも、作中繰り返される人間は弱いんだ…という作者のメッセージはコントラストをなして心に訴えてくるものがある。原島受刑者の意味深なセリフも気になるところだが最後のくだりはもしかしたら次回作“レッド・ドラゴン”?
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ちょっと泣いた。猟奇犯罪捜査班のメンバーが実在するかとおもうくらい、集中して読んでる。下手にドラマ化とかされたら嫌かも。まだ続くようでかなり嬉しい。終わったらロスになるかも。笑
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同シリーズ2作目『CUT』に登場した「太鼓屋」のおばあちゃんの意外な過去が、今回の猟奇事件と絡まりあう。
誰も平然と生きているように見えるけど、薄い皮膚の下に様々な感情を包みかくして生きているのだと、今更のように思い直した。誰も、誰も、誰もがそうなんだと。主人公の比奈子がお人よしであり、いつも人に寄り添って生きる根っこには、人間愛や共感が存在するのだろう。
世の悪に対する「仕置き」が、シリーズ中の犯罪傾向として多いように思う。(といってもまだ4作目だけれど)
理不尽さへの抵抗が通底しているのかな。
猟奇犯罪ものとはいえ、奇特な(?)キャラクターによってかなり浮力のついたエンタメ作品になっている。
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201603/登場人物達に愛着わいてるのでちょっと点数は甘め。面白かったけど、やややり過ぎ感あるキャラ描写と、都合いい事件パートは、犯罪モノとしては惜しい。描写次第でより切ない表現になれたと思うので勿体ない。でも次作以降も期待大。
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シリーズ4作目。今回の連続殺人事件、まさしく前代未聞の手口です。かなりえげつなくって、嫌だこんな手口! と思いましたが。犯行の動機とその方法に込められた意味を知った時には、多少納得ができないでもなかったかも。切ない印象もあり、そして全体としてはあまり嫌な感じの残らない作品でした。むしろ穏やか。
連続殺人以外にも比奈子に降りかかるさまざまな事件。それでもめげずに前に進み続ける比奈子は素敵です。普通こんな事態にばかり出くわしていたら、人間不信になりそうですもん(苦笑)。
そして、次なる事件への予兆が……うわ、何それ! 気になる!
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○金が体内に詰め込まれた殺人事件を新米刑事が追う藤堂比奈子シリーズ第4弾。
今回は、ホームレスとなった男性が元旦の朝にお札を拾うところから始まる。金に飢えた状態だと、きっとどんなお金でも構わないと思うのだろう(たぶん自分もそう思う)。そのお金があちこちにありたどっていくとそこには死体があった、というわけである。
死体は、マンホールトイレに下半身が入れられ、大量の小銭が体内に突っ込まれ、その蓋をするようにお札が丸めていれてあるような状態で見つかったと思われる。
マンホールトイレがわからないので調べてみたが、「地面に突き刺さった」とあるからきっと鉄蓋つきのものなのではないかと思う。
現場を目撃した鑑識の三木からは死神女史から猟奇犯罪捜査班(注:タイトルにはあるものの自分たちで勝手につけている名、なのだと思われる)が招集されるのでは、という話だったが、死神女史のところに解剖の依頼は来ていなかった。死神女史と食事をしていると、佐和さんから絹おばあちゃんの様子がおかしいと連絡があり、なんでも生き別れた息子さんが探しているらしい。その息子さんと会う場面に同行すると、謎の紳士はやってきたがせっかく会えたのに息子は逃げてしまう。紳士はその息子とおぼしき人物と取引をしようとしていたのだが、会社名を調べてみると詐欺を働いている可能性が高く、逃げたこととそのことに絹はとてもショックを受ける。
数日後、石神井公園と、若洲海浜公園で同様の事件が起こり、ちまたでは「リッチマン殺人事件」と呼ばれるようになった。死神女史からの推薦で警視庁での捜査に加わることに。さっそく資料整理を命じられるが、すでに鑑識に加わっていた三木の情報もあり少しずつ手がかりが。若洲の死体は地面師(=不動産詐欺師)で、石神井公園の死体は自称美容師だということがわかる。そんなとき、捜査本部に藤堂宛に「名指しで」電話が来る。拝島町の廃工場に行け、とリッチマンから。
拝島町の廃工場でも同じ手口で殺害されている古い死体があり、電話の発信元の弁護士会館の監視カメラには謎の白い人物が映っていて、まるで警察をあざ笑うかのように携帯をカメラから見えるように置き去って行った・・・
ここまでで半分チョイすぎのあらすじではあるが、ここから4件の事件を結ぶ糸が、猟奇犯罪捜査班こと厚田班の面々の力により解明に向かう。
藤堂の独特の記憶力と、人の輪に入り込む力(=この件に関してはたぐいまれなる才能だと言ってもいいくらい偶然に犯人の胸に飛び込んでいくのだが、小説はきっとそういうものだと思いあまり突っ込まないようにする)が幸いして、犯人に一歩ずつ近づいていく。
ちまたでよく描かれる、暴力団と詐欺・土地売買、そしてそれに泣きを見る人たちの物語がこの警察小説でも描かれたので、いよいよホラーじゃなくてもいい気がしてきたが、殺され方の描写はやっぱりホラー。
(2016年7月よりフジテレビ系列でシリーズがドラマ化。)
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シリーズ第4作目。あれ、順番間違って読んじゃった。。
結構面白かった。まさかここでもフォアグラの作り方の話が出るとは。。(フォアグラ食べられなくなる)
罪を犯す人は弱い人なのか。なんか、温かかったものが一気に冷めていくような、嫌な感じがした。ちょっと哀しい。
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シリーズ4作目
2作目の登場人物が3作目の犯人だったこともあり、小説冒頭で登場した時点で犯人(達)の目星はついてしまった
ストーリーには読者を惹きつける魅力があり、文章も非常にスムーズ
つい涙して読んでしまった
今回も殺害方法など非常にオリジナリティがある
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やっとキャラが定着してきた感じ。個人的にはドラマ無しでは読み進めるのがちょっと難しかったかも。観た後で良かった。
ストーリーも少々深みがでて参ったようですな。(三木で
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シリーズ4作目。口から大量の小銭を詰め込んで殺害するという猟奇的な連続殺人事件が起き、比奈子ら猟奇犯罪捜査班のメンバーが謎を追う。
今回も哀しくて切ない事件。
人生の終盤に差し掛かった時に何を思うのか。比奈子と同じく、まだ想像もつかないし、何ひとつ心残りなく死ねるなんて幸せなことは滅多にないことだとは思う。それでも、太鼓屋のお婆ちゃんやシェアハウスの老人たちを見ると、悔いなく生きられたらと願う。
ドラマよりも人間関係が複雑で、より深く掘り下げられてる分、原作のほうが面白いと感じる。
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ドラマでは、中島先生ピーク回の翌週でちょっと中弛みー?と思っていた「LEAK」。
原作めちゃめちゃおもしろいじゃないかー!
人間模様の重なり合いや 思いやりあいが 原作の藤堂ちゃんのよさをひきたてるね。
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猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、4作目。
「リッチマン殺人事件」の巻。
前作あたりから漸く比奈子のキャラを受け入れ出した私。読み手の私も慣れてきたのか、比奈子も成長してきたのか。最初の頃の幼稚な部分が薄まってきて、随分と読み易くなったように思う。比奈子らしい目の付け処で事件の糸口を掴み、捜査が進展していく過程は、事件推理モノとして面白かった。ただ、肝心の人間フォアグラ製造機がいまいち想像しにくいというか、理解できなかったのが残念。グロテスクかつセンセーショナルな殺害方法でどういうカラクリなのか気になりながら読んでいたのに、何だか肩透かしを食らった気分になってしまった。まぁ、読み手の私の理解力の問題かもしれないが。
最後は次作に繋がるような展開で終わり。シリーズものとしても俄然面白くなってきたかな。
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2016/12/24
だんだんおもしろくなるこのシリーズ。
登場人物が魅力的なんだな。
これを読んでしまうとあのドラマはなんだったんだとなる。
この話の一番良いところを変えちゃったんだね。
センスないね。