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「DKの本を見る会」に行かれた方からのお勧め本をご紹介します。
本日は オムライス様からのご紹介です。
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DK 社の本を日本で出版する窓口のフォルトゥーナさんはステキな所でした。特にステキなのは、社長の榎本さんの本に対する愛や情熱に裏打ちされたブックトークです。この本はそうやって紹介すればいいのか!ととても参考になりました。そのブックトークの一つをおすそ分けします。
『きみの体の中』 ( 保育社 )
この本は、ある不運な男の子の一日を追っています。彼は本当に不運で、くしゃみで一日が始まり、寝るまでの間に転んで擦りむき、やけどをし、蜂に刺され、耳に蚊が入り、喘息で苦しみ、食べたもので窒息し、嘔吐します。その時々の体内の様子を小さなナノカムという乗り物で追っていくという設定です。例えば蜂に刺された場面は皮膚の表面すぐ内側からのアングルで、真ん中にのこぎり状の巨大な蜂の針が刺さっているのが目に入ります。その針の痛そうなこと!ページをめくると針は抜けていますが、大量の毒液が体内に散っています。でも大丈夫、体の防衛システムが大集結!肥満細胞がヒスタミンを放出し抗体は攻撃を始め、好中球が侵入者を食べてくれています。それらはすべて血液を通って 体中から集まってくるそうです。だから刺された所は膨らむのですね!
これから私がこの本を紹介するときはこの「不運な男の子の一日」というフレーズをいただくことにします。ありがとうございます。榎本さん!
2017/12/18 更新