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ヒルドさんかっこいいわぁ
ちょこっとアシェラッドが出てきたのもうれしい。
赦すって大変なことだね。トルフィンのこれからをヒルドさんがどう見るのか、どんな風に物語が動くのか楽しみです。
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ヒルドの復讐劇が描かれる17巻である。一冊にコンパクトにまとめながら、彼女の生きた反省が鮮やかに描かれ、その復讐の重みがまざまざと描かれた一巻だった。
そして何よりも、その復讐の重みを動かす言葉の重みは、やはりこの方(幸村さん)は凄まじい人だと再認識させられたほどに真っ直ぐ彼女を貫くものだった。彼女の怒りと、悲しみと、復讐と、そして赦しが、恐ろしくも色鮮やかに描かれて、今回も泣かされてしまった。
良い物語だ。本当に。これより上がないから、星五つで評価したい。
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じっくりと1巻以上使って描かれたトルフィンの過去との向き合い方
相手のヒルドが、不憫な生い立ちではあるものの、強い意思と賢明さを持ち合わせていて、良い父や師匠に恵まれていてかなり魅力的に写った
その分、トルフィンが赦される(猶予をもらう)という描写が、1巻掛けた分、何か尻すぼみというか、う~ん、性善説っぽくて勢いが落ちたように思った
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赦されない罪だと思う。死ぬことが償いになるわけでもないと思う。ヒルダの憎しみを受け止めて苦しみ続けることぐらいしか、できることはないんじゃないかな? どんな綺麗事を言ってもね。
復讐の女狩人・ヒルダに追い込まれ、狩られる寸前のトルフィン。平和な国を作ることが償いだとか言い出したけど、この残酷な世界で人を殺さずに国を平和にすることができるのか? 試練はまだまだ続きそうです。
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相変わらず巧いなぁ。
過去に両親を殺された仇を取ろうとするヒルドと、
生きて償いたいと思うトルフィン。
ヒルドの回想シーンに焦点を当て、
あまりにも唐突に幸せな生活が断ち切られた驚きと怒りをどこに向けて良いか分からぬ彼女の気持ちに寂しさを覚えます。
元々が素直な良い子だからなおさら。
トルフィンには仲間がいてくれて良かったな。
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「もし自分がヒルドだったら、父親を殺したトルフィンを赦せるだろうか」。きっとこの巻を読んだ多くの人が考えたのではないだろうか。私も想像してみたが、理性が憎しみや怒りの感情に勝てるとは思えなかった。復讐しても死んだ父親は帰ってこない、復讐は復讐を生むだけ。頭では分かってるのだが…。憎しみや怒りを自己清算できる自信はないなぁ。やっぱり感情ってやっかいだ。
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昔、トルフィンに家族を殺されたヒルドとの対決。ヒルドが父や師匠の教えを思い出してトルフィンにとどめを刺さなかった場面はジーンと来ました。ヒルドも恨みから解放されて幸せになってほしい。