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ルシア・ベルリンやミランダ・ジュライの短編が読めるということで手に取ったけど、いちばん最初に収録されているマリー=ヘレン・ベルティーノ「ノース・オブ」が圧倒的に好き。イラクへ出征する兄に思いとどまってほしくて兄の好きなボブ・ディランを連れて帰省するという、不思議系ストーリーなのに不覚にもジーンときてしまった(しかもディランはセリフがないっていうのがまた良い)
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収められている短編の内容・印象うんぬんより、岸本佐知子さんがいてくれて有難う、なアンソロジーでした。岸本佐知子さん、凄いッス。
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ルシア・ベルリンの話がもっと読みたかったのだけど翻訳されてるものが少ししかなくてここに辿り着く。翻訳者が編む短編集って珍しいよね。そして翻訳者が同じだと小説の手触りがすごくよく似てる、同じ人が書いたみたいだ。まあ翻訳者の好みの小説が集まってるからそうなるのか。
そして蛇の道はヘビなので、また新しく読みたい小説家を何人も知れてよかった。
ロイ・スパイヴィ読んだらヴィゴ・モーテンセンと友達になる夢見ました、ふふふ。
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若干目も当てられない私小説が混じっていてきつかった。「ノース・オブ」、「アリの巣」、「亡骸スモーカー」の三作品が好きかな。
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11のアンソロジー。どれも記憶に残るような短編ばかりだった。
表題作の『楽しい夜』は見事に心を奪われた。女3人の楽しい時間だったはずなのに、ジェーンの身に起きていることが明かされてから、途端に景色が違って見える切ない話だ。病を受け入れるにはまだ早すぎる、その無念が伝わってくる。
『テオ』は神話のようで面白かった。いつか2人で目覚めてほしいと願いたくなる。
『三角形』は悪夢が正夢になったような衝撃で身がすくむ。遠い日の出来事ではなく自分の身に起きたら、と考えずにはいられない展開だった。
『安全航海』は少女のような無邪気さがあって、とてつもなく愛おしさに溢れている。老女たちの交流が、なんだか妙にあたたかい。子どもの頃の話をするところなんか、これが愛なのかしらと思った。魚をリリースして別れを告げるのが、まるで愛する人との別れのシーンのようだった。最期に行き着くところはどんなところだろう、でもきっと祝福に満ちた場所だと信じられる。
この4作が特に好みだった。
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1番好きなのは「楽しい夜」
1番心に残ったのは「三角形」
でもどれもほんとに好きだった。
斜めの世界を歩いてるみたい。
歪んでたり、欠けてたり、過剰にあったり。
そんな世界観で笑えて泣けてズドンとくる。
自分がどこで生きてるのかわからなくなるようだった。
海外文学初めて読んだけど、日本と雰囲気が全然違っておもしろい。
夜に読んでたからほんとに「楽しい夜」だった。