自己啓発本ってエナジードリンクだよね。
2016/04/09 19:41
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投稿者:朝に道を聞かば夕に死すとも。かなり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私ってほら、皆様も薄々気づいていると思うんですが、心が広い人間じゃないですか。だからレビューで「4人のうち0人が役に立ったと言っています」とか見て「低評価はいいけど、どこが悪いかの理由がわかんねーから改善のしようがないんだよ!くそがっ!アマゾンみたいにネガティブ評価を最初から反映しないシステムならいいのに、わかってねーよなぁ!」って部屋のゴミ箱を蹴って小指を痛めるなんて子供みたいなこと、するわけないじゃないですか。
「したたか」ってなんか腹黒くて、上目使いでアヒル口しとけばいい、みたいなイメージがあるんですが、本来の意味は「相手に屈しない」「しっかりしている」「強い」というのが辞書的な意味合いなんだそうです。
「結局のところ、誰からも非難されず、誰からも反対されない“いい人”でいるためには「何もしない」以外に道はないのです」と筆者は指摘します。
とはいえ、他人の評価って気になります。影響力がある書き込みをする人は「自分が悪口を言うことのマイナス」を勘案して書いています。悪口言うのもいいけど、多数の人に「それわかるわー」って同意が必要なんですね。相手にメリットがあると感じられるものなら受け入れられるんですね。
そこの機微がわかんないわけなんですよ、私。そもそも「いい評価を頂けるのはいい事をしている」から、であって「オレの言うことが分からんチミたちが悪い」ってよりも、一人でもいい評価してくれたら、それは私とおススメ本をつなぐパッサーとなれたっていう「期待値調整」のお話が本で示されていて気に入りました。
「自分の考え」というものに対するハードルはもっと低くていいと筆者は述べます。読書は耕す作業に似ていて他者の言葉を自己に取り入れることで富裕化する特徴があります。筆者はネットにおけるベータ版を挙げます。いわば試作品でいろいろトラブルあるけど「早く出したもの勝ち」というビジネスルールに則ってサービスを琢磨していくという考え方は背中を押された気分になれました。まだまだ勝負はこれからさ。
筆者は問いかけます。「あなたにとっての勝ちは何でしょうか?」
「いろいろ失敗を恐れてレビュー書くの、やんなっちゃた」って気になっていたのですが、もともと「役に立った」「立たなかった」という数で勝負していたわけじゃない。あ、こういう目的で書いていたんだって「初心」を顧みることができたんです。
経験を積むことで、読者像を想定し、どんな言葉で人が反応するのだろう?とか考えると楽しいですし、小指の鈍痛が少し心地よく感じた読後感でした。
・・・あ。
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木暮太一さんによるカイジ本の4冊目。今回のテーマは『覚悟』。その名の通り、本書の至る所に、カイジの勝負どころでの決断が見て取れる。
したたかな覚悟を持たない限り、自分のお金も、時間も、そして人生も、他の誰かによって操作されることになる。そうならないためにも、自分の中の軸を日々強化し、自分の頭で考え行動していくしかないのである。
人から与えられたもの、言われたこと、慣習、しきたり、ルール、そういったものに自身の身を委ねる方が正直いって楽だろう。だが、何か起きた時、誰もその責任など取ってくれず、ただ目の前の現実と直視するという羽目になる。
覚悟をもって決断し、取捨選択していくことは確かに勇気がいる。だけれど、その生き方を選び続ける限り、自身における後悔はきっと今より小さいものになっているはずである。
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カイジを題材としたシリーズの第4弾。したたかに生きることは難しいが仕事論を語る上で非常に重要な要素。これまでのシリーズの中で一番役立ちそうな中身だった。何回も読みたくなる内容。
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「したたか」ではない日本人が犯していしまいやすいミスを、カイジや実例を踏まえて詳しく学べます。私が学んだのは以下の2つ
①「ルールを愚直に守ること」の怖さ
人を騙したり傷つけりするのはよくない。しかし、目標を達成するためには、ルールや契約書上で定められていないことは「言われていないことは、やっていい」ぐらいの「したたか」な精神を持つことが重要である。
②経済発展の重要性
1.世の中に価値を提供すること
2.雇用を守ること
3.雇用を生み出すこと
お金を稼ぐことを悪だと感じている日本人は1.に美学を感じてしまい、経済発展を拒んでしまう傾向にある。私も似たような考えを持っていた。しかしながら、2.や3.の観点に着目すると、経済発展の必要性を感じることができた。
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『覚悟をもって、したたかに生きる』
気持ちを奮い立たせてくれる。シンプルにやっていこうと。
迷った時や、気持ちがにぶっているときに、読み返したい。
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大人気漫画『カイジ』から覚悟としたたかに生きることについて書いた第四弾。
本書ではルールに縛られずに柔軟に振る舞い、勝ちをとるために覚悟を決めること、敗けを恐れないことの大切さについて書かれていました。
お金や教育についてなぜ今そのように考えるかなどについても書かれていて、なるほどと思う箇所も多くありました。
自分に自信をもって発信していくこと、そして覚悟をもって水のように強かに生きていくことがこれから先を生き抜くうえで大事なことであると本書を読んで感じました。
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この世の中を生き延びるために必要なのは、知識で武装することではなく、社会が決めたルールから1ミリもはみ出さずに過ごすことでもありません。その場その場で柔軟に対応し、「したたか」に勝つことなのです。
つかみたいものがあるのなら、自分で執着して、自分から前に出て、自分で叶えなければいけないのです。
私たちが何かを勝ち取るには、自分で何とかしなければいけない、そして自分で何とかするという覚悟を持たなければいけないのです。何をやっていいかわからないし、この道が正しいかどうかもわからないけど、とりあえず目の前にあるものに取り組むという覚悟が必要です。
自分がその仕事、その行動を「何のために」やっているのかを捉えていかなければならないということです。そして、成し遂げたいことから逆算して、「結局、何がどうなればいいのか」を考えていきます。それが「出口から考える」ということです。
怒りに任せて行動し、その場での気は晴れたとしても、それでは「勝つ」ことができません。その場ではあえて負けておきながら、勝つ機会に向けてしたたかに前進していく。そういう人間が本当に強いのだと思います。
君たちの人生にとって「大きな石」とは何だろう。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり。
ここで言う「大きな石」とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君たちの人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。
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したたかに生きるとはどういうことなのかをカイジを例にあげて説明している。どう目標を持てばいいのか?どう捉えればいいのか?そういったことがわかりやすく書かれている。参考になるが、この手の内容はその他多くの本にも書かれており、目新しさはない。
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この本では、カイジの漫画・シーン・例えを込みで、ルールの意味(主に、それをやぶることについても)、夢の叶えかた(?)、この世の一種の真理等について書かれています。
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他人の決めたルールを盲目的に守ることで、自分や大切にしているものが守られるとは限らないし、ルールには常に裏道や、ルールを作った側の都合があるということ。
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シリーズ4作目を読了しました。
ちょっと残念って感じで、何か新しい気づきを得られたというよりは、今までに読んできた多くの本の内容の一部をおさらい出来たといった感じでした。
ただし、改めて大切なことを再認識させてくれたという点では間違いなく良書と言っていいと思います。
ゴールから現在地を見る視点、デッドラインを決めて取り組む大切さ。
以下、最も印象に残った言葉を書き残す。
「ここで言う〝大きな石〟とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちは永遠にそれを失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君たちの人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものには割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。」
説明
内容紹介
【シリーズ累計34万部突破】
「とくダネ! 」で人気のコメンテーターが贈る、
「カイジ×経済学」最新作!
成果を出せる人と、出せない人。
目標を達成できる人と、達成できない人。
夢をつかみ取れる人と、夢が夢で終わる人。
これらの違いはどこにあるのでしょうか?
その秘密を、気鋭の経済ジャーナリスト・木暮太一氏が
カイジの生き方を通じて解き明かします。
カイジは、ろくに努力したこともなく、
何か特別な能力や知識を持っているわけでもありません。
にもかかわらず、大事な勝負ごとの局面で力を発揮し、勝つことができます。
それは彼が、「したたかさ」を持っていたから――。
既存のルールや常識に疑問を投げかけ、
時としてルールを破ってでも
自分にとって本当に必要なゴールにたどり着こうとする。
そんなしたたかさこそが、
最後まで生き残り、勝利を手にするために
欠かすことのできない強さの秘訣だったのです。
ぜひあなたも、本書を通じて
目標を成し遂げるための覚悟を見出してみてください!
著者について
木暮太一(こぐれ・たいち)
経済入門書作家、経済ジャーナリスト。ベストセラー『カイジ「命より重い! 」お金の話』『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』『カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話』(以上、サンマーク出版)ほか、『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(星海社新書)、『今までで一番やさしい経済の教科書』(ダイヤモンド社)、『説明力の教科書』(マトマ出版)など著書多数。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から難しいことを簡単に説明することに定評があり、大学時代に自主制作した経済学の解説本『T.K論』が学内で爆発的にヒット。現在も経済学部の必読書としてロングセラーに。相手の目線に立った話し方・伝え方が、「実務経験者ならでは」と各方面から高評を博し、現在では、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
木暮/太一
経済入門書作家、経済ジャーナリスト。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立、現在では、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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<したたかであるという難易度>
3杯目の生ビール的、味わいですね。順番飛ばしですが、僕にとっては3冊目でした。十分知ってる味、だけど飲んでしまった味。まあ、もうこれで良いかな。
期待値を調節するってのは、あんまりなかった考え方でした。最初これ、組織で働いていると難しい部分があるよねって読んでたんです。言われたことだけやっていても評価が付かへんから。でもそれは論点がズレていて、評価が付くのは期待値を超えた時なんすよね。はじめっから高いハードルを用意してると飛び越えるのが難しいんやけど、それが飛べる高さであれば、余裕を持って飛ぶと「キミ、結構飛べるねえ」と評価される。自分を追い込まない、どれだけ馬力を出すか自分で選択出来る。是非はさておき、自分を尊重して仕事出来ますよね。
そうして結果を積み上げる。目的を達成していく。あくまで目的を達成する為にするわけです。そこが抜けちゃダメやと。とにかく目的。どんな時も目的。何をするにも目的。いろんな本に書いてあったし、働いててもめっちゃ言われますね。実際詰まった時、スタートに立ち戻って考えてみるとスルッとからまりから抜けられる事もある。
まあ、ここではそうゆう事ではないんですが。最後に勝つために、負ける。肉が切れるのを痛がってはいけないと。しかし、痛いもんは痛いんよな…