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毎回、癖があったり個性が強いキャラが印象的なんですよね。
今回は攻様が「見た目は大人、頭脳は子供」の逆コナン状態で、その設定だけでとても興味津々になりました。みずかねりょうセンセのイラストも美麗で、ストーリーをさらに引き立てていました。
事故に遭って6年間こん睡状態だった希生が目覚めたところから始まるラブストーリーです。
眠り続ける希生をずっと見守り続けてきた遥史が、責任とか友情だけで側にいたのではないことが、しみじみと切なく伝わってきます。
でも、身体は20歳でも心は中坊のまんまの希生に、自分の性愛を押しつけてはいけない、更には希生が噂の種になって誹謗中傷の対象になっては絶対にダメと思っている遥史なのです。
希生は以前と変わらずまっすぐな気持ちで遥史だけを見つめてくれてるんだけど、好きだからこそそれがまた辛いんでしょうね…
でも、希生は遥史のために大人になろうと前向きに努力していて、どんどん頼もしく成長してくれて、安堵してしまいました。
希生より遥史の方の気持ちの問題が大きかった気がします。年下を相手にしているような罪悪感とか、男を好きになる罪悪感とか、自分の生い立ちで受けてきた傷とか、様々な理由で臆病になっている遥史です。
そこのところに気づいて、自分が子供で頼りなくて不安にさせてるんだと思う希生の深い想いがステキでした。
再会シーンがとてもよかったです。遥生と一緒にドキドキしてしまいましたw
希生が目覚めてから遥生がぐるぐる悩んでしまう期間は、ちょっと中だるみして冗長かなとも感じました。こん睡状態からそんなにすぐ大人になれるわけがないので、これは作家さんにとってすごく難度の高い展開の作品だったのではと思ったりしました。
エロ的には、DT同士の初Hが初々しくも濃厚に描かれていてサービス満点。