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投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る
記憶喪失もの。
事故により、何年も昏睡していた希生。ようやく目覚めましたが、過去の記憶や昏睡していた期間を取り戻すのは難しくて。
希生自身の前向きな性格やご両親の温かさに救われる作品でした。
電子書籍
攻めが認知機能を取り戻していく過程に感涙する
2021/03/10 07:57
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投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る
テーマは重いながら
タイトルや表紙の雰囲気から思っていたよりは甘いお話だった。
悪意ある人が出てこなかったのがバランスが良かったのかも。
7年間意識がなかった攻めに献身的に寄り添い、そして依存から愛へ二人の気持ちを強めていくお話。
目は開いてるけどなんの反応もない時から攻めを見ているので、彼が少しずつ日常を取り戻していく姿が感慨深い。
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毎回、癖があったり個性が強いキャラが印象的なんですよね。
今回は攻様が「見た目は大人、頭脳は子供」の逆コナン状態で、その設定だけでとても興味津々になりました。みずかねりょうセンセのイラストも美麗で、ストーリーをさらに引き立てていました。
事故に遭って6年間こん睡状態だった希生が目覚めたところから始まるラブストーリーです。
眠り続ける希生をずっと見守り続けてきた遥史が、責任とか友情だけで側にいたのではないことが、しみじみと切なく伝わってきます。
でも、身体は20歳でも心は中坊のまんまの希生に、自分の性愛を押しつけてはいけない、更には希生が噂の種になって誹謗中傷の対象になっては絶対にダメと思っている遥史なのです。
希生は以前と変わらずまっすぐな気持ちで遥史だけを見つめてくれてるんだけど、好きだからこそそれがまた辛いんでしょうね…
でも、希生は遥史のために大人になろうと前向きに努力していて、どんどん頼もしく成長してくれて、安堵してしまいました。
希生より遥史の方の気持ちの問題が大きかった気がします。年下を相手にしているような罪悪感とか、男を好きになる罪悪感とか、自分の生い立ちで受けてきた傷とか、様々な理由で臆病になっている遥史です。
そこのところに気づいて、自分が子供で頼りなくて不安にさせてるんだと思う希生の深い想いがステキでした。
再会シーンがとてもよかったです。遥生と一緒にドキドキしてしまいましたw
希生が目覚めてから遥生がぐるぐる悩んでしまう期間は、ちょっと中だるみして冗長かなとも感じました。こん睡状態からそんなにすぐ大人になれるわけがないので、これは作家さんにとってすごく難度の高い展開の作品だったのではと思ったりしました。
エロ的には、DT同士の初Hが初々しくも濃厚に描かれていてサービス満点。
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同い年で憧れていた何でも出来る幼馴染み。そんな相手が弟のような、年下の存在になったらどう思うか。とそんなことを考えてしまった。6年も眠っていた希生が心配で仕方がない遥史。一緒にいたいし、一緒にいると楽しいけど、対等ではない。お互いのことを何よりも大切にしているのは間違いないのに、そんなもどかしさを感じる2人だった。これからの関係について悩みぬいた2人。その分も、幸せな生活が送れるといいな。と思った。