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第10版に加えて、スマートベータの分析が加わった。大きなところで結論は変わらず。相変わらず良著で、自分の中の大きな投資指針になるものと考える。
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投資関連の本は世の中にたくさんあるけれども、かなり駄作も多い。データから何から、突っ込みどころが満載で、「ただ、運が良かっただけだね」としか思えないものもある。
本書はそうした本とは一線を画している。多少長いけれども、これほど投資の本質を明快に示した本はない。投資を仕事にしている人は除いて、投資に関しては一般人はこの本を読めば十分だと思う。それくらい、素晴らしい本である。
この本と、あとはベンジャミン・グレアムの「賢明なる投資家」くらいだろうか。この2冊だけ読めば生涯に渡っての投資に対する考え方は固まるだろう。
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投資は美女に面白い。自分の知性で資産を増やす事がてきる。
その将来を予測する理論が2つある。ファンダメンタル価値と砂上の桜閣。
ファンダメンタル価値を用いて、下回れば買い、上回れば売り。
ジャンバーウィリアムズは提唱した割引現在価値。配当の利回りを割引いた現在株価の価値を求める。
配当の成長率の差こそ最も重要。
砂上の桜閣は群衆心理の原理を重視し、一般投資家よりも早く変化を予測し儲ける。
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投資関係のハウツー本は巷に溢れ、次々に発売され、買われ、読まれては、記憶から抹消されていく。たくさん読んではきたけれど、結局自分の中に何も残っていない人は多いのではないでしょうか?
この本はまじめな個人投資家のための投資指南書の決定版であり、考え方のベースを提供してくれるものです。投資を「家」に例えるならば、この本は「家の基礎」を提供してくれるものです。
ハウツー本以上、経済教科書未満みたいな雰囲気の本で、手っ取り早くテクニックを習得したい向きには合わないと思ます。
「投資」に興味を持つ人ならば考えたことがあるであろう、ファンダメンタル分析とテクニカル分析どちらを信じればいいのか、という点に対して、それぞれ章を立てて解説しています。そしてさらには新しい経済学分野である行動ファイナンス理論の章まであるのです。
つまり、ひととおり必要なことが全て網羅されて1冊の書籍として完結しているところがすばらしい。
また、この本の凄いところは、1973年に初版が発行されて以来、11版まで改版が重ねられたにも関わらず、40年間、その結論が修正されてないということにあります。数年の間成功しただけの理論は、単に運が良かっただけ、あるいは特定の状況下でだけ有効な内容であったに過ぎないことが多いですが、40年間、浮き沈みの激しい時代を通じて生き残った考え方だけに、その説得力は強力なものがあります。
この本で語られている内容をコアに、個々人それぞれの投資戦略を立てることをお勧めします。
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私の、金融リテラシーの教科書のひとつ。読み進めるのは大変ではあるけれど、主張は分かりやすいし、データもちゃんと示されてるし、名著の部類だと思う。若い人ほど読んだ方がいいと思います。
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インデックスファンドは手数料、税金が安いため運用効率が高い。
スマートベータ。属性(小型大型、バリューグロースなど)に着目したインデックス運用。
分散投資は50銘柄以上増やしても意味はない。
実際は30程度まで。
行動ファイナンスからの示唆=株式市場は敗者のゲーム=自滅することで負ける。投資戦略を変えるよりインデックスファンドの保有が上回る。
ポートフォリオのリバランスは、高くなったものを売って、安くなった時に買い増す効果がある。
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株式や債券、不動産、貴金属から骨董・美術品まで、主に老後のための資産運用にどう対応するのがよいのか。相場を動かす期待や思惑も含めてチャートの動きに読み取るテクニカル分析が信頼を置けるようなものではないこと、本来価値を見極めるファンダメンタル分析を確実に行うのは困難であることを踏まえて、特に個人にはインデックス・ファンドの長期投資を勧める。
ライフステージによって投資へのリスク許容度を決め、資金が必要な時期に応じた商品選択と分散投資のポートフォリオを組む。投資のための手数料、経費、税をしっかりと見極めて節約をする。
考え方はよくわかるし、金への投資の期待利益での不確実性はとても参考になったが、では自分がどうすればよいのか、本書で述べられている主に米国での商品や制度が日本でも適用できるのか、その答えは自分で探すしかない。
資産形成から老後の取り崩しを含めた運用まで日本での応用編が読みたいと思った。
16-206
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この本のアドバイスを端的に書くと、「インデックスファンドに積み立てるのが、最も簡単で手間が掛からずかつ最も長期的なリターンが期待できる資産運用である」ということです。
ではなぜこれだけの結論のために500ページも説明が必要なのか?また邦題のサブタイトルに「株式投資の不滅の真理」とあるのに、なぜ1973年の出版以来原著で11回も版を重ねているのか?その理由は、インデックス運用よりも長期的に高いリターンを見込める自信が生じてしまう気持ちには極めて抗いがたいからであり、この気持ちに抗うために言を重ねているわけであり、それに500ページも費やす必要があることが、この抗いがたさの証左となっています。
第1部ではチューリップバブル以来の投資の歴史を振り返り、株価はランダムに変動する(正確に言うと、株価が変動する要因はランダムに生起する)ことを示します。第2部ではファンダメンタル派とテクニカル派の考え方から、株価分析はどのような思想をもとに行われているのかを見た上で、インデックス投資に長期的にパフォーマンスで上回るものがない(控えめに言ってもプロでない個人投資家がそのような手法にアクセスできると思い込むのは幻想である)ことを示します。第3部では次々と現れる理論が、これまで検討してきたフレームとどう相対されるのかを検討します(これまでの新理論を見る限り、今後出てくるであろう新理論もそう簡単にインデックス投資に勝つことは難しいだろうことを示唆しているように見えます)。そして第4部では実際の資産運用について個人のリスク性向や資力の状況に見合った具体的なアドバイスをします。
インデックスへの投資は、資本主義や金融システムに対する投資であり、それらを長期的に信じ、バブルでも奢らず金融危機にも焦らない、要は余計なことは何もしない勇気が求められる資産運用です。個人の政治経済に対する思想信条が問われているという向きもあるといえ、この点では投資に興味が無い人においても本を通じて自らの思想信条を試すことが出来るでしょう。
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インデックス投資の優位性を、何百ページもかけて繰り返し説いています。個人投資家の心理についてなどウィットに富んだ小話が散りばめられていて、自分にも心当たりがあり、身につまされます。
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感想は以下
http://masterka.seesaa.net/article/449915246.html
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株式投資にとって重要なのは、その産業や企業が利益を生み出し、それを維持していく能力があるか。
行き過ぎたブームは遅かれ早かれ重力の法則に屈して潰える。チューリップバブルに始まり、近年ではインターネットバブル、住宅バブル
成長は永遠に続かない。企業が同じ伸び率で成長し続けることは極めて難しい
利益成長率が今後5根に状にわたって市場平均以上であるkと
株価がファンダメンタル価値以上(利益成長率に対してPER高い)になっているものは手を出さない
アナリストが買いと言っているとき本当はホールド、ホールドと言っているとき本当は売り。
アナリストは投資銀行の機嫌を損ねない
ファーマとフレンチはβとリターンに相関がないことを報告(1992)
集団行動の壊滅的リスク:株価が上がり始めるとより多くの投資家がゲームに参加し、そのことによって多くの投資家が潤い、ますます多くの投資家を引き付ける。やがてよりバカな「個人」投資家の供給が底をつく。
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難しい部分や歴史の薀蓄話が多く、
大部分飛ばし読みだが一応読了。
しかし、市場における本質を
改めて認識させられ
自分のテクニカルを見直すいいきっかけになった。
以下、備忘録。
s&p500の成績とプロの株式投信の成績平均
→30年で約2倍の差
ランダムウォーク論
→過去の動きから将来の動きや方向性は予測不可能
テクニカル(砂上の楼閣学
→心理的要素を重視
★観察者は棒の動きに
何らかの「意味付け」を行おうとする。
正統派チャーティストは
棒の動きのみを観察して、
トレンドや繰り返しにのみ基づいて分析する。
ーーチャーティスト、マギー
短期的にはテクニカルは有効だが、
長期的には有効性を示さない
20代投資家のインデックスアセット
アメリカ株2/3
新興株1/3
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インデックス投資の優位性がよくわかりました。ただ、多くの投資家は市場平均を大幅に上回るパフォーマンスを目指してマーケットに出てると思うので、個別株で運用している投資家には響かないかもしれません。文章もわかりやすく、読む価値ありだと思います。
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お金は寝かせて増やしなさい から飛んでこの本に至った。
内容は具体例が適宜織り交ぜられており、読み物として非常に読みやすい印象。自分が投資の初心者であるが、投資に対する考え方の一つとして使えるように思った。
ちょこちょこ専門用語も入ってくるので、同様の内容の本を読んでからまた読もうと思う。
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・インデックスファンドが堅実であり王道であることを過去の歴史から説明する本。
・総500ページ、アメリカの歴史が冗長に書かれているので、熟読するよりも興味のある部分だけ厳選して読み込むのが良い。
===引用=================
・投資信託は市場平均を下回る。2013年末までの20年の平均利益率は、S&P500が9.22%、株式投資信託が8.36%
・株式のリターンと債権のリターンの相関係数は、1999年以前は主にプラスだったが、それ以降はマイナスに転じ、0~-60%で推移している(2014年までのデータ)
・リバランスによってリスクを減らしリターンを高める。株式60%、債権40%のミックスを年末に1回リバランスした場合、年平均実リターン8.41%で標準偏差11.55%だったのに対し、リバランスしない場合は年平均実リターン8.14%で標準偏差13.26%だった(1996年~2013年の期間)
・平均総リターンと平均ROEは密接に関連する。日本はROE:5.2%、株式投資リターン:6.6%、アメリカはROE:11.2%、株式投資リターン:14.2%、イギリスはROE:15.7%、株式投資リターン:14.5%、世界平均はROE:10.1%、株式投資リターン:11.9%(1974年~2014年の期間)