紙の本
一夏の、不思議な体験
2021/04/27 14:50
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投稿者:昼休み - この投稿者のレビュー一覧を見る
これはアニメ映像化してほしい1冊です!!
想像力を試されるシーンもありますが、とても楽しく読めました。
紙の本
児童文学だけど大人にも響く
2018/09/30 08:47
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投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと気になっていた本だったので、文庫本になったことをきっかけに購入。
さすが村山さん、やさしいファンタジーという感じでどんどん惹き込まれていきます。
瑠璃が魔法使いに出会って、成長していくところも無理がなく、その素直な姿に応援したくなります。
児童小説のような雰囲気ですが、大人が見ても癒されること間違いなし!
みよ子の話はとくにお気に入りで、すごく心に残りました。
ただ、最初のほうはともかく、後半はせっかくのルリユールのお仕事内容がぼかされ、どうやって修理をしているのか、あるいはただの魔法なのか…そこが曖昧になって、ルリユールの仕事に興味を持っていた人には物足りないかもしれません。
もうちょっとルリユールの仕事(技術)を細かく描いてほしかったな…。
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▼収録作品
第一章「秋のアリア~宝島」
第二章「星に続く道」
第三章「黄昏のアルバム」
第四章「魔人の夢~ボスポラスの夢」
掌編「春の小函」
そうか、本の重さは幸せの重さだったのか……。
第一章、時を超えて思い出の本が届くのもロマンチックだけど、あの手紙はずるいなあ。それにしても、本の声が聞こえるなんて素敵。
第二章、親友と離れてしまった経験がある自分には、胸に刺さるお話だった。
第三章、これは泣いてしまうよ。みよ子さん、頑張ったね……! ゆっくり休んでね。また、二人が一緒に暮らせる日が来ますように。
第四章、ついにクラウディアさん(+七匹の黒猫)の秘密が明かされるのですが……。
瑠璃もクラウディアさんに救われ、そしてまたクラウディアさんも瑠璃の存在に救われて。こんなふうな師匠と弟子の関係っていいなあ。
ほのかに恋の香りと予感を感じつつ。次巻を待ちます。
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本を治す職業、ルリユール。瑠璃は祖母の家の近くに住むルリユールのクラウディアと出会う。
本好きにはこの職業がたまらなく魅力的ですね!大学で装丁家の方の講義を聞いたところだったので花布とか寒冷紗とかがわかって嬉しかった笑
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想いの詰まった本を、修復してくれる黒猫工房のクラウディアさん。
赤い髪の美しい女性。
美しい洋館に住んでいる不思議な人。謎めいていて、ふんわり優しい人。
持ち込まれた本にまつわる物語に、何度涙したことか。
誰も、みんな優しくて。
誰かを傷付ける意図なんてないのに、取り戻せないことに心を痛め続けている。
それを、クラウディアが修復した本が癒してくれる。
ルリユールって、なんて素敵なお仕事。
その仕事を習おうと決めた瑠璃ちゃん。
彼女も、幼い心に取り返せない後悔を抱えている。
でも、クラウディアさんと過ごして、ルリユールを教わることで先に進んでいる。
瑠璃の姉のあかねも、心に抱えるものがある。
なので、文庫本に彼女のお話が加えられていることが、とても嬉しい。
スパムおにぎりとレモンバターパスタ、むしょうに食べたくなっている。
早速、材料をそろえなくっちゃ。
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わたしもクラウディアに会ってお願いしたいよ。
優しくて可愛くて、ハートのササクレの万能薬みたいなお話。
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最近読んだ中では最高。
とても面白く、魅力的な文章、キャラクターは最後まで飽きさせない。設定も秀逸で、児童文学の括りに収まらない素敵な本。せっかく「ルリユール」なのだから、文庫版も特装版を作って欲しいなと思うほど。
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中学生の瑠璃が出会ったのはルリユール(本の修復や作成をすること)職人のクラウディア。本の修復だけでなく心の修復もするみたい。本にまつわる思い出をふうわりとほぐしてくれる。
沢山の本たちが目に浮かび、素敵な曲が聞こえ、不思議なシーンが見える。一度目は夢中になって読み、二度目は少しゆっくりとかみしめて読んでみました。また読み返す気がします。そして二巻が待ち遠しいのです。
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「たそがれ…」シリーズを2作まで読んで
読むのをやめた作家さん。
ルリユールという言葉の響きと仕事に心惹かれ
つい衝動買い。
主たるモチーフのはずのルリユールが
「魔法」の扱いで その職人の技が描きこまれていない。
素敵な名前を持つ瑠璃と同じ音を持つルリユール。
その名前の絆に触れるところが見当たらない。
500年を生きてきた魔女の名前…もっと
似つかわしいものはなかったろうか。
本当の母と瑠璃の絆。
魔女と瑠璃の絆。
ほかにもたくさんの絆があちこちに見られるのに
ほとんどがいつの間にか何事もなかったかのように
物語の向こうに消えていく。
物語のメインストリームは、本当の母と瑠璃との関わり…
そこからの瑠璃の成長と見るべきなのだろう。
しかし その母のストリームと魔女のストリームは
どちらも欠かすことのできないもののはずなのに
交わることも溶け合うこともない。
ルリユールは断じて魔法ではない。
人間が生んだ人間だけの尊い財産である書物。
その本を愛する者の強い気持ちと類まれな手技が
本の世界を守り続ける。
そんな物語であってほしかった。
そうして瑠璃と本当の母の見えないけれども深い絆は
そんなルリユールの美しい仕事との関わりの中で
少しずつ見え始めてくる…そんな物語が読みたかったな。
ストーリーそのものを魔法にすがってはいけません。
魔女も魔法使いも 苦悩するひとりの人間として描かれ
多くの人やものたちとの触れ合いの中で その生の意味に
自ら目覚めてゆく…それでこそファンタジーだと思うのです。
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本が好きで、大切で仕方ない人たちの、とても素敵なお話。
ネタバレになってしまいますが・・・。
クラウディアさんの、「ひとは生きている本、生きている本がひとなのです。世界に一冊きりしかない、もろくも貴重な存在。失われはいけない、奪われてはいけない」という言葉が胸に響いて、新たな涙が・・・。
続編が今から楽しみです。
そして、一応、生きてはいないのですが、おばあちゃんの食堂にいる、キジムナーとシーサーが可愛いので、彼らのひそかな活躍も読みたいです。
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最後は予想以上に、ファンタジー的なゴールだったけれど
その人にとって大切な本、ボロボロになっても大切な本
それを本だけでなく、その人の思い出ごと大切に修復してくれる
素敵な職業「ルリュール」…こんな工房が近くにあったら幸せだな~
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”ぶんこでいず”でおススメの一冊。なるほど、不思議でほっこりの大満足でした。
あらすじ(背表紙より)
風早の街でひと夏を過ごすことになった少女・瑠璃は、夢に導かれて訪れた洋館でクラウディアという謎めいた女性と出会う。彼女は本の修復や造本をするルリユール職人、どんなに傷んだ本でも元通りにできるという。ぼろぼろになった依頼人の本を、魔法のような手わざで綴じなおすクラウディア。あるいはそれは本当に魔法なのか。その手伝いをするうちに、瑠璃のなかに秘められていた悲しみも修復されていく。本を愛するひとたちの美しく不思議な物語。
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本を直す人の事をルリユールって言うのを初めて知りました。
風早の街の不思議なファンタジーの話。村山さんの話はホント癒されるわ~
依頼主の気持ちや思い出をを汲み取った上で本の修繕などを行なう。
美味しそうな料理なども出てきて、レモンバターパスタ作ってみたい♪
続編も出るようなので楽しみです。
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風早の街でひと夏を過ごすことになった少女・瑠璃は、夢に導かれて訪れた洋館でクラウディアという謎めいた女性と出会う。彼女は本の修復や造本をするルリユール職人、どんなに傷んだ本でも元通りにできるという。ぼろぼろになった依頼人の本を、魔法のような手わざで綴じなおすクラウディア。あるいはそれは本当に魔法なのか。その手伝いをするうちに、瑠璃のなかに秘められていた悲しみも修復されていく。本を愛するひとたちの美しく不思議な物語。
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命の繋がり 生きるということ
それぞれ みな 何かを感じながら 生きている。
クラウディアさん なんだかステキだったな。
私も そんな人(?w)になりたいな。