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高野さんの本といい、何というか、中世は、私が教わって思いこんでいたものよりずっと荒っぽく騒々しい時代なのかもしれない。
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白拍子や乱拍子などを通して、日本中世の芸能の成り立ちや活性化を描いて、きわめて刺激的な素材を提供してくれる本でした。ただし、すでに途絶えてしまった芸能を文章と僅かな図版で理解するということは至難の技で、我慢しながら読み終えました
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「白拍子」「乱拍子」と言われる舞がどのようなものだったのか。文献の読み込みと能、残された神楽を逆に辿ることで再構成を試みた論考。乱拍子、この感じだとかなりビートニクで、HIPHOPみたいなものではないか。こういう芸能が日本にもあったのだなー。かなり律動感ある。
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<目次>
はじめに 乱れる中世
第1章 乱舞の時代の幕開け
第2章 白拍子の世界
第3章 乱拍子の世界
第4章 <翁>と白拍子・乱拍子
第5章 能と白拍子・乱拍子
<内容>
中世の娯楽であった踊りは、白拍子から始まり、乱拍子、猿楽能へと進んでいった、という本。
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「翁の本」でのインタビューが興味深かったので、もう少し知りたいと思って購入、面白くて一気に読み切りました。乱舞に熱狂する様が生き生きと伝わってきて、読んでいて楽しくなってくる。いまの能にどう繋がっているか、説明されると(たしかに)(そうだったのか)と思うことも多く、中世の熱狂から現代の能につながる歴史を、ひとつづきのものとして見渡せる。