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星好きだけど神話に詳しくない人におすすめしたい。
小学生の頃に星座や神話の本を読んでいたけど大部分忘れていて、この本を読んでまた神話って面白いなと感じました。
和真が現代風?小噺風?に神話の話をするのがおもしろくて、電車の中で読むと笑いそうになる口元を堪えるせいで薄らニヤつく不審者になります。
ギリシャ神話の神様達が人間臭いのもギリシャ神話の魅力ですね。
神話を知らない人には堅苦しくなくて取っつきやすいし、神話を知っている人だと神話の神秘的な世界をぶっ壊しにかかってる感じがおもしろいかと思います。神秘的なままでいいと思う人には向かないかも。
星座館に訪れる人の悩みに絡む星座の話と、それを聞いてる奏太達のツッコミとか合いの手のテンポがいいです。
泣けるとありましたが、うるっとくる部分があるものの泣けるとまではいかなかったかな。
感動目的より自分の星座がそのうち出てくるかも、と楽しみになる本です。
続編があるようなので購入したいと思える1冊でした。
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都心のビルでプラネタリウムを経営する男性の話。星座の話が全体的にギャグで口が悪い。
2019/9/14
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裏表紙のあらすじをざっと読んでジャケ買いしたような感じで手を伸ばした本。
主人公の、星座にまつわるストーリーは面白かったけど、とにかく現代風の口調で読みにくい印象があった。
星座の知識をつけるにはいいかもしれない。
続編を読むのは、少し迷う。
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自分が近辺に住んでいるからだろうか
登場人物の近影を探す
あれ、あれ、といつでも探す
もし自分が物語の中に登場していたら、どのような役だろうか、今持っている苦しさやもどかしさを全て忘れさせてくれるのだろうか
そんなことはないけれども、ちょっとだけ、知らない誰かとの出会いに希望が持てる気がした
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星座館に来る人の物語に絡めて話される星座の話(ギリシャ神話)が面白かった。特にオリオン座と蠍座が常に追いかけっこをしていて同時には見られないストーリーが良かった。
主人公の話し方はちょっとキザな感じ。月子はいい子で可愛い。
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柴崎竜人さんの「三軒茶屋星座館1 冬のオリオン」
連続巻あるものは面白いはず!それで選んで買った本。
星座とギリシャ神話にまつわる話を織り交ぜながら、三軒茶屋界隈の人情で進んでいくハートウォーミングストーリー。次巻を読み進めるのが楽しみ
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内容は星座に記された神話を現代に落とし込んだもの
着眼点はとても面白く、主人公によってギリシャ神話が分かりやすく話されることで、ギリシャの神々について少し詳しくなれる
それでいて、登場人物にきちんとバックグラウンドがあるので星座紹介小説+αぐらいの面白さはある
ドラマになったら見るかもしれないと思った
完全に好みの問題だが自分は一話完結が好きじゃないと改めて感じた
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私の大好きな作品です。高校生の時にずっと読んでたけど3.4巻はまだ文庫化されてなかったので整理整頓する時に捨ててしまったけど全部文庫化されてからまた揃えました。
ギリシャ神話もすごくわかりやすく面白く書かれてるし、ストーリーも面白いのでスラスラ読めると思います。
星が好きなのでタイトルに惹かれて購入しましたがもっと星を見ることが好きになれるそんな作品です
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表紙が可愛いからほっこり青春ものとか星座館のラブストーリーとかかなと思ったら…
星座館のオーナーとそこに集まる人とのストーリーなのですが面白い!
徐々に明かされていく登場人物の秘密だったり
星座の話ももちろん出てくるんですが
この星座の話がわかりやすく噛み砕かれた描かれてるからすんなり入ってくる!
そこに絡めた本編の人間模様も面白くて
早く続きが読みたい!
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三軒茶屋星座館(講談社文庫)
著作者:柴崎竜人
発行者:講談社
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
冬のオリオン座、都会の片隅で語られる。新感覚の星座物語を読む。
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私がフォローさせてもらっている「マロロンさん」の感想を読んだ事と、目次に自分の星座のタイトルがついてたのが読んだきっかけです。
読み始めは若者口調の会話文章が読みづらく、33歳の男性主人公が星座の説明をするシーンでは「いや、大人の男性がそんな女子高生みたいな言葉使わんでしょ」とちょっと引きました。なかなかページが捲れなかったのですが、話しが進むうちに登場人物達の魅力と、ストーリーにハマっていきました。
プラネタリウムが見られるバーを経営する主人公とその家族。主人公に話しを聞いてもらいにくるお客。
主人公は星座の話しをしながら大切な事を気づかせてくれます。
各話で聞き役だった主人公が最終話では聞いてもらう側になり、ぎこちなかった家族関係が強く、そして暖かい唯一無二の家族になっていくさまはとても清々しかったです。
飄々として、どこか悟ったような、そして本人は気づいてないかもしれないけど、ふわりとした優しさを持った主人公をはじめ、登場人物がみな魅力的です。
まだ語られていない主人公の過去も気になるので、続きを読みたいなと思います。
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周りの人間がとにかく暖かい。
2巻から読んでしまったせいで、いろいろネタバレは知ってだけど、それでも感動の涙。
前を向く力をくれる小説
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話が進むに連れて、”家族”の絆が深まっていく感じで、良い読後感。
「星」がテーマということで、満月珈琲店シリーズのようなファンタジックな話を想像していたが、登場人物がクセあり・事情ありだったり、少々キナ臭い部分もあったり、割と現実的な感じ。
前述の通り、読み進むほどにハマる感じがあった。
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冬から始まって、四季ある。
星好き、星座好き、プラネタリウム好き、ギリシャ神話好きさんにはもちろん、ハートフルなお話しが好きな人にオススメ。
私は星好き、プラネタリウム好き、美術好き(ギリシャ神話)好き。
ココロに残るセリフもたくさん。
いつだって、客観的事実は主観的事実の前に歯が立たない。
大人の男っていうのはさ、自分の人生でいちばん誰が好きだったのかを、決められた奴のことだから
人はそれぞれ、自分ではどうしようもない条件を背負って生きてる。
自分の幸福を壊すのに、必要なのはたったひとつ。幸福を、試せばいいんだ。
すぐに壊れる幸せなんて、そもそも幸せって呼ばないでしょ。
違う。すぐに壊れるから貴重なんだ。幸せが試されるまでの記憶を、僕らは幸せな時間っていうんだ。
足りないものはあっても、必要なものはそろってる。それが、自分の幸せだってね。
自分の愛情の注ぎ方が正しいなんて、いったい誰にわかる?
読んでみたくなりませんか?
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店主和真が、悩める客に星座の話をするのだが、そのギリシャ神話の「超現代語訳」がすごい。元々ギリシャ神話自体、人間臭さを感じることもあるが、和真の語るギリシャ神話は比ではない。めちゃくちゃ軽くて、チャラく、ぶっ飛んでる。でもだからこそ、面白い。思わずクスリとしてしまう。
それでも和真が語るギリシャ神話は、それぞれが前を向く一歩になる。その点がすごく好き。
正直「星」や「ギリシャ神話」というワードから連想される綺麗でロマンティックな雰囲気は皆無で、シリーズを通せばキナ臭い場面も多い。でもだからこそ、この「超現代語訳」が物語と合っていて、面白いのだと思う。