紙の本
テンポよしのミステリ
2017/05/16 21:21
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
パーブライト警部は癖がなく白米みたいな人物だが、他の捜査陣は一癖ある人たちですねえ。彼らのやりとりだけでもおもしろいです。殺人事件を捜査していたら、別の事件にたどり着いて、そうこうしているうちにまた別の殺人が、という具合に中だるみがなく、読みやすい内容です。この犯人はまったくノーマークでしたね。次作も楽しみです。
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コリン・ワトスンの長編小説。
これまで紹介されたことは殆どなかったようで、長編の邦訳はこれが初めて……になるのかな?
長閑な田舎を舞台にした伝統的なミステリだが、大元の動機がやけに生々しいという不思議な内容だった。そういう意味ではかなりユニークな作風だと感じたが、このシリーズ自体はこれからも続くので、次作の雰囲気はどんなものなのだろう。続きも買う予定。
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捻ったプロットより、キャラクタの捻くれ具合が目についた。
ねちねち捜査を描いた警察小説好きなんだけど、これはちょっと物足りなかった。
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物語としてはオーソドックスな印象。奇抜な遺体が興味をひく。展開は多少無理があるのではと思わなくもないですが、充分楽しく読めました。
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英国の片田舎で起こる犯罪。
タイプだわ、と購入。
コージーではなく、かといってハラハラドキドキの感もなく、淡々とした描写と謎解きが楽しめる作品。
これだけ町の有力者が絡んでくると、米国ミステリならきっと政治的なゴタゴタがもっと起こるのでは、と思うけど、そんなところも英国風。(思い込み)
きちんと段階を踏んでストーリーが進んでいくので、結末がすごく意外なわけではないのだけど、その分、充実の納得感。
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クラシックな英国本格ミステリ。
町の名士が相次いで死亡し、その一人は感電死ということでパーブライト警部は捜査を始める。
濃密な愛憎劇や圧力による捜査の危機などの盛り上がりはなく、淡々と地道な捜査が続くが、皮肉でコミカルな作風で飽きずに楽しく読めた。
ラストの署長のオチに笑った。