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美術がテーマということで、購入し、暫く、机に積まれていましたが、読み始めれると一日で読んでしまいました。書評にあるように、警察に関わる表現は拙いですが、それをどうでもいいと思わせるものがあります。作家、画商(ギャラリー)、コレクターといった日ごろ自分とは無関係な事を興味深く読みました。流石芸大卒、丁寧で詳細な文書は好感を持ちました。美術品は、金融商品や、金といった投機の商品と同じ面があり、結局金儲けの対象でしかないと感じていた部分と、全くそういったものはとは異なる面があるという事、アートは宗教という言葉が何度もででてきますが、株や、為替は信仰の対象にはならないが、芸術は信仰になりうるのでしょう。永井唯子や、川田無明を通じて、人生観のようなものを感じました。人は何に信じ、何のために生きるのか。主人公の佐和子がこの後、どう生きていくのか、興味深いですね。次の作品が楽しみです。
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美術系ミステリー。
ミステリーとしては??だが、作家、画商、コレクターの関係やオークションの仕組みは興味深い
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美術商に勤める女性の上司が、何者かに殺された。
推理小説というよりは、美術商の世界を描いた作品。あんまり興味ないし、無駄に長い。
最後の10p位で、謎解き。
このミス大賞。たまに”このミス”では、この作品が?ってのが、大賞だったりする。こっちの興味の問題かな?
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アートの世界を舞台にしたミステリー。
そこそこ面白かったです。
謎解きが淡白だっかな〜とか、
ある方向へグイグイ引っ張る感じは少なかったかな〜とか、
一つ一つの伏線らしきものが、スッーと溶ける感じだったかな〜とか、
感じたけど、アートの世界を舞台にしたシナリオは好きだし楽しめた。
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またしてもこれがこのミス?と思ってしまうような作品が大賞を受賞したものだと落胆した。アートの叙述が多く、川田無名なる芸術家が本当に存在するのではないかというくらいの細やかな作品描写は素晴らしかった。でも、これをミステリーという観点で宣伝したせいで、逆にこの作品の良さが死んだ気がする。このミスという宣伝文句さえなければ、もっと純粋な気持で作品を読めたのになぁと思う一歩で、宣伝文句一つに左右されるということは、やはり力がない作品なのかもしれないとも思う。
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絵だし、ミステリーだし。
ということでしたが。
悪くはなかったけど。
気持ちが入らなかったかなぁ。
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山場が無いまま終わってしまった感があります。佐和子を筆頭に登場人物のキャラが、全体に魅力に乏しかった気がします。
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大賞受賞作品ということでハードルが上がってしまっていたかもしれない。アートものはそれだけでなんとなく情報過多になってしまうのかもしれないが、全体として盛り上がりどころにうまく乗っかれず、終わりも結構あっさり。どんでん返しとまでは言わなくても、やはりミステリーとしては「!?」っという部分は欲しいなぁと思う。
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犯人探しの謎解きは物足りなかったが、所在不明の画家が記号と数字だけで作品の制作を指示する現代アートの描写は面白く感じた。
高級マンションに住んで、ブランドを身に付ける余裕があるのなら、従業員に給料を払おう!
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「このミステリーがすごい」の第14回大賞作ということで読みました。
好きな作家・原田マハさんのような美術ミステリーです。とは言っても難しい話ではなくて、実体をひた隠しにしている前衛作家・川田無名の作品を一手に引き受け販売しているギャラリーオーナー永田唯子が何者かに殺されたことが物語の始まり。その犯人は誰なのか、そして殺害される直前に1959年の大作がギャラリーに送られてきた意味。これらが密接に関わり展開されていきます。気軽に読める美術ミステリーとしていいと思います。
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第14回「このミステリーがすごい!大賞」大賞受賞作。
芸術界を舞台にしたミステリーで、近現代芸術やその舞台裏の蘊蓄は勉強になりました。
直前に原田マハを読んだのですが、遜色はありませんでした。
ただ、ミステリー部が軽すぎるのが残念です。
犯人はだれ?容疑者はどこ?理由はなに?という点について、主人公が追いかけないので、ミステリー的緊迫感がないのです。
その上、警察は役に立たず、他力本願的、棚から牡丹餅的に主人公によって事件が解決するのは手抜きすぎると思いました。
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人前に一切姿を見せない世界的な現代美術家・川田無名。唯一、その正体を知るギャラリー経営者・唯子が何者かに殺された。アシスタントの佐和子は、唯子を殺した犯人や、無名の居場所を探るべく動き出し…。
2016年の「このミス大賞」受賞作。原田マハのような美術ミステリーだけれど、架空の作家なのでイメージが掴みづらかった。事件そのものや警察の捜査の描写も、巻末の総評でも記されている通りやや杜撰だった。ただ読ませる力はあったので今後に期待か。
(B)
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警察がマトモに捜査していない。解決は火曜サスペンス並みに最後にドーン!
このミス大賞を何冊か読んで来たけど、イマイチが多いかな?
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姿を見せない芸術家川田無名。
プライマリー・ギャラリーのアシスタンス佐和子が、
画廊経営者の唯子の死の謎に挑む。
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第14回「このミステリーがすごい」大賞受賞作。
人前に一切姿を見せない美術家 川田無名の作品を扱う美術商 唯子が殺される。
川田無名はまだ生きているのか?唯子を殺した犯人は誰なのか?画家と画商とコレクターと工房職人の思いが錯綜して思わぬ展開に。
20億を超える美術作品をめぐって引き起こるミステリー。最後は絵に隠された謎を解明した主人公が犯人を追い詰めます。