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この作家さんの小説を初めて読みました。
1人称が色々な登場人物に切り替わりながら描かれる流れはよくあるが、その切り替わりが非常に多く、もう少し長いタームで1人の視点から描いてもらえた方がついていきやすい。登場人物自体も多いので、最初は切り替わりについていけなかった。
ストーリー自体は想像以上の展開を見せてなかなか面白かった。また、事件が終わった後のストーリーがあるのは私好み。余韻を楽しむこともできた。
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惹きつける力はすごかった。結末が気になって気になって。そこがやっぱりこの作家さんのすごいところだなぁ。毎回気になって読み進めてしまう。
ただ衝撃の結末でも、人間の本性をえぐりだす、というほどでもなかったかなぁ…。どの登場人物にも好意は抱かなかったし、数ページで細かく視点が変わっていくテンポが私には合わなかった。
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かなり前にドラマで見たときに面白くて、いつか文庫が出たらちゃんと読みたいと密かに狙っていた一冊。
記憶していた通りに確かにおもしろくテンポもよかったので一気に読めました。
ネットでの顔も名前もない人間達が作り出す世界が、社会問題になりつつも日常化してきている昨今。高校入試を舞台にしながらもネット社会の在り方にも焦点をあてて締め括るラストには考えさせられます。
しかし、"入試をぶっつぶす!"という掴みはいいけど、動機がすっきりしなくて不消化。
私自身、高校入試に人生を懸けてなかったから理解が出来ないだけなのか、取って付けたような動機だから納得出来なかったのかは分かりませんが…どうも、入試をぶっつぶすドキドキするようなミステリーとネットの社会問題を提起する動機がリンクしないのです。ひとつの物語を読んだ気がしない。。別物だったらよかったのかな。
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面白かったんだけど…
現場を知っている分、湊かなえの文章は取材が甘いなぁ…と感じてしまう。
視野が狭いのかな?
固定観念で進んでいるけど、本当はこんなの起こりえませんよ…まぁ、フィクションだからいいのか。とはいえねぇ…
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2012年に放映されたドラマが面白かったので、小説版も読み始めました。高校入試をモチーフにしたミステリー小説で、教師や生徒など数多くの人物が登場するものの、それぞれの視点から展開するストーリーはとても読みやすく感じました。登場人物の会話には真相に辿りつくための様々な伏線が含まれており、合間に挿入されるネットの書き込み(実況)も含めて、謎解きが好きな人にはお勧めできる小説です。
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湊かなえのエンタメ作、ドラマ化原作。
県下有数の公立進学高校の入試前日と当日の顛末を、様々な視点から描いています。
すごく楽しく読み進んだのですが・・・ちょっと動機付けが・・・薄くないですか??
そんな動機であれだけのことを??首謀者と協力者の・・・っと、これ以上はネタバレなので(^_^;)
残念ながらドラマも未見なのですが・・・結末違うなら、観てみようかな・・・
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2016大原合宿の帰りに京都駅で購入。
異動直後、合宿帰りというそわそわしたムードのなかで読む。
劇場型というか、映像化することを前提にかかれたような、台本のような小説。
田舎のナンバーワン公立校、という設定も身近になく、ただ登場人物たちの焦りの苦しみを雰囲気として共有するにとどまった。
そういえば、おれもセンターてやらかしたか?京大の英語をとき忘れたか?と絶望の縁にいたこともあったが、あれが解決していなかったら深い傷を負ったままだっただろうか。
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文庫帯の「悪意は拡散する」に、宮部みゆきの「『悪』は伝染する」がテーマの杉村三郎シリーズを連想してしまった。
もちろん、設定内容とも全然異なる湊かなえワールドだった。
登場人物が多く、さらに一人称が次々と変わる構成に、戸惑いを感じながら何とか読み切った、というのが正直な感想。
『白ゆき姫殺人事件』同様、ネットがキーとなる湊ミステリーは、入試制度に一石を投じた。
「入試は終わったかもしれない。しかし、桜咲くこの日は決してゴールではない。新しいステージのスタート地点だ。」さらに「花が咲くのは、人生に一度きりではない。今年咲かなくても、来年咲かなくても、いつか必ず、花が咲く日がやってくる。」著者の思いを込めた言葉だろう。
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湊かなえ作品そのものに興味があって読んでみた作品。登場人物がかなり多く、物語中盤まで追いつくに必死。終盤にかけて加速していく感じは好き。学園モノは今の自分には向かないかな。
人は過去の体験と経験をもとに今を生きているものだと思う。時にはそれが負の側面を持つこともある。それをいかに前向きに乗り越えるのか。
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久しぶりに「入試」について考える機会になりました。入試の時は人生が決まると思っていましたが、終わってみれば、大事なのは入試の後に何をするかだと思うようになりました。この本を読み、入試が全てではないということを改めて思いました。
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他人に指摘されたくない、過去の栄光にしがみつく大人。時代遅れで自分勝手な価値観を子どもに押し付ける大人。空虚な肩書きを振りかざし、自分の地位を主張する大人。ネットの匿名性を乱用する人々。そんな人々への問いかけが詰まった小説。
湊かなえらしく、どの登場人物も一度は犯人に見えてきます。
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ドラマの再放送を見て再読。映像が理解を助けてくれた。
解説で本来この順での制作と知る。ドラマと違うラスト。私はこちらの方が断然いい。校長も、首謀者(?)も、主人公も。。
高校入試、先生方はこんなに膨大な作業と気遣いがあるのか。ただ、年中行事として回を重ねれば慣れもでる。人間が行う事で間違いがあるのは仕方ないとは頭で分かってても受験者側になればとても納得がいかない事実。立場が変われば行動も変わる!?
そして無記名の暴力。被害者として防衛してるつもりが加害者に。
さすが湊さん。人間の悪が見事に盛沢山だ!
2016/04/18
どうもこの劇場型(?勝手に命名)小説って苦手で、
1回目読み終わって、犯人は分かったけど
で、それ、だれ??的な!!^^;
だからもう1度、結果を頭に入れつつ、
登場人物、出身校、担当など紙に書きつつ
20日かけてやっと、了読。。。
人生、運の影響って結構あるよ。
そのながれで私は今の人生築いて来たもん♪
ちがうか^^;
でも、最終的に退職された二人の教師はラスト立派だったよ!
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登場人物が多くて、覚えられないながらもサクサク読めたし、掲示板への書き込みが挿入されるのも面白かった。ドラマ観てればもうちょっと登場人物の把握がしやすかったかも…
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今までとはまた違った形式。
やっぱりドラマの原作がもとだからかな、
でも、終わり方はおどろおどろしてなくて
あとあじすっきり。
でも、結局高校入試って
何なんだろっていう答えは私はわからなかった。
荻野先生の動機もなんだか薄いきがした、
でも、おもしろかった。
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登場人物が多くて、途中(というか結構早い段階)で誰が誰だかわからなくなった。ドラマを見ていないので、元がどんなストーリーだったかをよく知らなかったけど、終わり方はまあまあ綺麗かな。