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白昼、新宿都庁前で男が射殺される。捜査本部へ派遣されてきた機動隊随一の若き狙撃手により、ようやく発射現場の特定に至るも犯人の足取りは全く見つからない。
『猟犬』と呼ばれるベテラン刑事の『梶原』は狙撃手『清水』と組み、姿の見えない犯人を追う。
狙撃の腕前や身を隠す術などを追っていくのかと思っていたのだけれど、そちらはそういうことが出来る奴ということで片付いた。いわゆる凸凹コンビなのだろうけど、どちらも過去に曰く持ち。途中梶原が清水に対し撃てるかどうか疑念を抱く描写の繰り返しがくどいかなと感じた。
事件は豊洲移転の利権争いなど社会派テーマを絡めつつ、浮かび上がってきた動機は非常にやるせないもので・・・誰も救われないであろう結末に心が痛む。
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この作品でスナイパーを扱う狙撃手(遠距離射撃)の、とてつもない技術の高さを知った。
知識がなくとも標的が遠ければ遠いほど、風や標的の動向などの障害が多く発生するため狙撃が困難になるのは分かるけど、地球の自転を考えるなんて…想像を絶する。
とても凄惨な事件にあった被害者が復讐するため、非常に心が痛かった。
犯人に出会うまでが長かったー。そして犯人が強敵過ぎて読むのしんどくなったけど、頑張った。
最後の終わり方はとても切なくて痛くて泣きそうになった。(カフェで読んでたから泣かなかったけど、家だったら泣いてた。)
築地市場がこれからどのように生まれ変わるのか気になる。私の地元なもんでw
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犯行動機はよくある設定だが、狙撃手の対決を中心に、ストーリーは間延びせず、犯人を追う過程、対決シーンも丁寧に描かれていて面白かった。
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前半は噛み合わないコンビと対立ばかりの身内に全く手がかりのない事件。話の流れがゆっくりなのかと思ったが、事件や現場の描写が細かく丁寧に書かれているおかげでドラマを見ている気分に。
ハイレベルな狙撃手同士の戦いは読んでいてハラハラが止まらない。登場人物全員に自分の考えや意志があり、複雑な過去や関係が。
本の続きを勝手に想像した時、清水のこれからが非常に楽しみになる。
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殺人事件を追う捜査一課のデカ・梶原。機動隊のナンバーワン狙撃手・清水。二人が組んで連続殺人事件を解決する。警察物の中ではやや異色か。スナイパーの凄さを感じた。
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一体犯人はどこから撃った?
一発できれいに殺害している犯人はどこから? から
みえてくる驚きの犯人。
読んでいて、そのまま終わらせてやりたい、とも
思わなくもないです。
しかも最後の人、娘いてそれ?! な驚きも。
よくある犯罪者の心理、と言われればそれまでです。