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言葉は概念。それぞれの文化があるのだから、他の言語にすんなり翻訳できない言葉は、そりゃあるはずだ。
穏やかなイラストを添えてまとめてあって、読み易いしイメージし易い。
これらの言葉を選ぶところに、著者のセンスを感じるべきなんだろうと思う。
「バナナを食べるときの所要時間」とか「トナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離」とか、生活感出てていいなあ。「だれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること」なんていうのもいいなあ、と思うし、「サウダージ」ってそうだったのか、とも思う。
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色を表す言葉、なんて、まさにこういう、感じですよね。
浅葱色をライトブルーと訳したら、近いけど微妙に違う。
そんな言語の不思議を感じさせてくれる一冊。
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また素敵な本に出会ってしまった…。
http://zazamusi.blog103.fc2.com/blog-entry-1270.html
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プレゼントにして、自分でも買いました。おしゃれだしそもそも本の趣旨が素敵だなあ。もっとたくさん読みたくなる。
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言葉によって世界が広がるかんじ。イラストレーターの著者が描いたほんわかする絵もステキ。絵本を読んでいるような、詩集を読んでいるような感覚。
34の言語で52の言葉をとりあげる。目に見えるものから概念、感情表現まで。特に感情表現は、著者独自の感性による解釈が読みどころ。自分も言葉に対する感性を磨きたい。
原本Lost in Translationも見てみたい。
16年9月にことわざバージョンが発売されるみたい(英語)。そっちも気になる!
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そんな言葉があるのか!という驚きだったり、いつ使うのだろう?という不思議だったり、その違いが文化の違いなのかな、と思いつつ、言葉の持つ微妙なニュアンスに気付かされる。もっとたくさん素敵な言葉を知りたくなる。
2016/7/17
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おもろい。個人的にはpisan zapra(バナナを食べる所要時間) kummerspeck(悲しいベーコン) poronkusema(トナカイが疲れず移動できる距離) tretar(三杯目のおかわり) を使っていきたい。linux的にはubuntuていい言葉だなあ。
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ハワイ語のakihiは、歩き始めたとたんに教えてもらった道を忘れてしまったことを表現する言葉。この様な、他の国の言葉に訳すのが難しい単語が52語、イラストと共に紹介されています。
日本語からは「ボケっと」など4語収録。
それぞれの言葉から、その国の文化が感じられます。(日高門別)
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言葉では表現できない表現が日本語にも、世界の言葉にはある。
それそれーそんな感じ!と思う事間違いなし
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これお気に入り。
KILIG(キリグ)
「おなかの中に蝶が舞っている気分。たいてい、ロマンチックなことや、すてきなことが起きたときに感じる。」タガログ語
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色んな国の言葉に精通していないと作れない本だし、それを訳した訳者もすごい。
その国が何を重視しているのかが分かって面白い。
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出てくる言葉も勿論目を惹くのですが
イラストと、エラさんの感覚が鮮やかに
一冊に詰まっています。
何度でも読みたいし、誰かに共有したくなる
言葉が散らばっています
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COMMUVEREコンムオーベレ/イタリア
涙ぐむような物語にふれた時、感動して胸が熱くなる
MANGATAモーンガータ/スウェーデン
水面に映った道のように見える月明かり
SAMARサマル/アラビア
日が暮れた後遅くまで夜更かしして友達と楽しく過ごすこと
GEZELLIGヘゼリヒ/オランダ
単に居心地よいだけでなくポジティブで温かい感情
物理的に快いという以上の心の感覚
愛する人と共に時を過ごすような
MERAKIメラキ/ギリシャ
料理など何かに自分の魂と愛情を目一杯注ぐ
KILIGキリグ/タガログ
おなかの中に蝶が舞っている気分
ロマンチックなことや素敵なことが起きた時に感じる
TIMAティーマ/アイスランド
時間やお金があるのにそれを潰す気持ちの準備ができてない
RAZLIUBITラズリュビッチ/ロシア
恋が醒め、ほろ苦い気持ち
TREPVERTERトレップヴェルテル/イディッシュ
言葉の階段 当意即妙な言葉の返し方
MAMIHLAPINATAPIマミラピンアタパイ/ヤガン
同じ事を望んだり考えたりしている2人の間で何も言わずにお互い了解していること
AKIHIアキヒ/ハワイ
誰かに道を教えてもらい歩き始めたとたん教わったばかりの方向を忘れた時
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厳密には詩集ではないのだけれど
筆者と訳者の瑞々しい感性が
非常に切なく、狂おしく、そしてときにおかしく
掲載されていることばたちを紹介してくれている。
ひとことで説明できないことばたち
あるいは、もっともっとことばを尽くして
その意味を掘り下げたいことばたちが掲載されている。
わたしが特に気に入ったのは
「カフネ(ブラジル・ポルトガル語)」と
「ヤーアブルニー(アラビア語)」のふたつ。
他にもイラストつきなのに、予想外に数多くのことばが
載っていて、どんどんページをめくってしまった。
イラストもきれいで、とても読みやすかった。
また詩を書くときに参考にしたいことばであふれている。
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◆きっかけ
ブクログ 月間ランキング25位に上がっていて。2016/8/19
◆感想
様々な言語から、作者の感性で選ばれ、解釈された言葉たち。日本語からも「ボケっと、積ん読、木漏れ日、侘び寂び」が選ばれていた。木漏れ日は、私も大好きな表現だったので、また、その挿絵も素敵だったので嬉しかった。わびさびの解説「生と死の自然のサイクルを受け入れ、不完全さの中にある美を見出すこと/仏教の教えがルーツにある日本のこの考え方はわ不完全で未完成であるものに美を見いだす感性です。うつろいと非対称性をくらしのなかに受け入れるとき、わたしたちはつつましく、満たされた存在になりえます」にホウ。
韓国語の名詞NUNCHI。他人の気持ちをくみとる、こまやかな心づかい。日本と似た感覚。
自然の感じ方、時間の過ごし方、感動、考え方…
言葉からその国の個性や、共通点を発見できて楽しかった。2016/8/24