紙の本
ハイヒールを履いて
2023/07/15 05:47
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
女装?って若干引いたのですが、
この瀬戸が一生懸命頑張る人だったので
もう応援せずにはいられない感じでした。
女装趣味ではないのに、好きな男のためにがんばるのです。
がんばった先のつらさや切なさもじんわり感じられる。
途中からそこに加賀谷のもだもだが絡んできての展開
加賀谷が瀬戸子にちょっとエロおやじモードが入ってきて
両想いになってからさらにそんな感じです。
(ノンケだったのに・・・とは思ったけれど
一生懸命な瀬戸子に惚れてしまったのねって
なぜかすんなり納得してしまいました)
個人的には人魚姫=報われない恋なイメージなのですが
そこまでつらくはなかったですね。
ヒールで歩く練習をする瀬戸のけなげさはきゅんときましたが。
☆3.5
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リーマンものの女装子ネタで、すごくかわいい話でした。
美形のゲイだけど、女の子になりたいとは思っていないし女装趣味もない商社マンの瀬戸。
彼が密かに片想いしているのは、同期の営業でリア充モテ男の加賀谷です。男に興味のない相手に不毛の恋心を抱く瀬戸がとても健気です。
何の期待もしていないところが清々しくて、でも仲良くなりたくて数合わせに呼ばれた合コンすらも喜んで参加して期待に応えようとする姿にキュンとさせられました!
加賀谷は、何にもしなくても女が寄ってくるモテ男なので、瀬戸の女装に魅かれたのは気の迷いか?とも感じたのですが、肉食女子ばかりと付き合ってきた彼にとって、色っぽいのに恥じらい深くしかも絶対自分の女にはなってくれないという存在は、夢中になってしまうのに充分な理由だったのではと想像。
エレベーターでの加賀谷の態度は酷いなと思ったけど、書き下ろしであの時のいっさいが説明されていてモヤモヤが吹き飛びました。やはり加賀谷視点は必要ですね。
好きな人のために一生懸命女装がんばるけど、結果切ないことになってしまう瀬戸。好きすぎるために思い込みもいろいろあってよけいに混乱してる気が…w
瀬戸子がもうかわいくてかわいくてキュンキュンしました。
そんな瀬戸を思った以上に本気で誠意をもって愛していた加賀谷もまたステキな男で安心しました。瀬戸を好きになったことで男として成長していったのもよかったところです。
書き下ろし「王子様のタキシード」は、例の加賀谷のエレベーターシーンでの本音が暴露されていて納得できたし、地味に(失礼)HQばりのロマンスになっていてニヤつきました。
つわものの肉食女子に対抗する瀬戸子!可南子にハラハラさせられたけどそれもすっきりさせられて、ほんとにカッコよかったです~
引き下がるだけじゃなく、ヤキモチも隠さない姿がかわいすぎ!
エロ度は女装絡みで高め。羞恥する瀬戸子がたまりません。女装用の下着で興奮する加賀谷は、やっぱりちょっとHENTAI入ってる問題発生ですww
ドキドキするHシーンでいろんな場面で萌えました!
ゲイがゲイじゃない攻と結ばれる、という困難なハードルをステキに乗り越えてる作品。
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受けに女装癖があると思い込んで協力する攻め。面白かったんだけど…んー受けが綺麗でウブだから好きになったみたいな感じってどうなの?受けだって老けるしいつまでもウブなわけじゃないと思うんだけど…って引っかかってしまう。綺麗な彼女を連れて歩くのにステイタスを感じるタイプの攻めでした…
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雑誌で読んだときに面白かったので。受が女装をすると美人になるはロマンですね。微妙に引き気味の受が良い。攻が受のことを変態と時々言うんだけど、やたら女装にこだわるおまえの方が変態だろうと思ったwww
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あれよあれよと言う間に女装男子へならざるを得なかった瀬戸(受け)くんの一途に頑張る姿にグッときました、加賀谷が最終的に変態ちっくな感じになっているのもメリハリが効いていてよかったです、伊東先生の絵が素敵で見惚れました(⌒▽⌒)
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女装、ハイヒール、網タイツ・・・苦手すぎる!と、
ずっと手が出ずスルーしていました。
が!!
もっと早くに読んでおけばよかった!
読み終わった後、ひとりでににやけてしまうくらい
幸せな気分になるお話でした!
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一行で纏めると
受けの瀬戸が如何に美しくてカッコよくて可愛いかっていう話でした。
前半の瀬戸視点でも後半の加賀谷視点でもそうとしか取れないっていうのはどういうことだ。
前半と後半を2日に分けて読んだのですが
前半を読了した時点では瀬戸の健気さばかりが目について
正直『何でこんな男(失礼)に惚れてるんだ』って釈然としない気持ちでした。
彼女ではないひとにルブタンをサラッとプレゼントできちゃう辺り、
一般的にはスパダリに分類されるんだとしてもな。
だがしかし、後半の出だしのモノローグ(夢?)で
加賀谷の気持ちががっつり明かされていて
印象がガラッと変わりました。
瀬戸のことを可愛い可愛い連発してるところなんて
犬も食わない感じでニヤニヤしちゃいました。
ちょっと変態入ってますけどね加賀谷って(爆)。
結局のところ途中なんだかんだあってもお互いしっかり想いあってる体で話が終わり、
毎度のことながら空気投げを喰らったような気がしてます。
狙って書いてるのかわからないけど
お互いがお互いを想い合うことで影響を受け合って成長する図式が
安西リカ作品を読む上でのカタルシスだと個人的に思っているのですが
今作も結果的にはそのパターンをしっかり踏襲していて
読み終わってちょっと震えました(大袈裟)。
でもって安西先生はHなシーンを挟み込む匙加減が絶妙で
しかもさらっとがっつりエロいので油断ならない(爆)。
こういう言い方は上からな気がしてアレなんですが
旨い書き手さんだなぁと読むたびに思います。
ぶっちゃけ今作は読み始めはちょっとどうかなと思ったのですが
最後にはやっぱりノックアウトされました。
これだけ作風が幅広くて殆どハズレがないってスゴいことだと思います。
ひとつだけいうと
加賀谷があんなにモテる理由がどうしても理解できなかったので
(あっ外面はスパダリだからか)
その分★が減っちゃいましたごめんなさい。
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かわいかった。
ほんわかした気分になれます。
ちゃんと最後はハッピーエンドになれるところも好きです