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見た目の感じや、表題の感じで
三国志かはたまたライトノベルかと思われそう。
思った以上にすごい面白いです!
文体がいつもと違います。簡潔で読みやすい、好きとかは関係なく。
名前や地名で最初わかりにくく感じますが、
なれてくるとこの世界にどっぷり。
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「紙の動物園」で上質なSF,ファンタジーを読ませてくれたケン・リュウの武侠もの.水滸伝的な.DRAGON BASTER的な(?)!
武侠小説→「武術に長け、義理を重んじる人々を主人公とした小説の総称」,らしいんだけど,水滸伝でのイメージは,「自分は人とは違う,っていう確信を持った人間が世間からあぶれ,反権力側で民衆のために戦う」的なイメージ."反権力"が肝.基本山賊やら盗賊になるイメージ.いいんだけど.
内容は,王道の武侠小説にアジア的ファンタジーを融合させている.
7つの王国の戦乱時代から,1つの王国が統一して1世代後.国を落とされた6王国がどうにか盛り返そうとする時代に人身掌握と武力のヒーローが現れて民衆の支持を受けて,さあ巻き返し!までが上巻.早く下巻を.
7王国のパトロンする神達を登場人物として扱うのは珍しい.てか国の守護神てどこの思想?ヨーロッパではない.中国では龍あがめてるイメージだから,そういう思想がアルのかな?なんとなく八百万っぽいんだよね.
なにはともあれ,下巻を.
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一定の高評価を得た作家が独自世界のファンタジーを創り始めるというのは、曽田正人を見るようだ。どちらも自分にとっては世界観や設定に目新しさを感じず、首を傾げざるを得ない。
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(巻の一、二を併せての評である)
ケン・リュウ版「楚漢戦争」。竹や木、鯨骨といったアジア的な材料を用いて、飛行船や潜水艦を活躍させる、著者自らの命名によるシルクパンクというジャンルを創出して見せたファンタジー小説。
紀元前中国における項羽と劉邦の対決を、ゲド戦記の舞台、アーキ・ペラゴのような架空の多島海に置き換え、ウェルギリウスの叙事詩『アエネーイス』に登場するような神々に似た各国を贔屓する神々まで登場させて換骨奪胎している。
ただ、ストーリーそのものは、人口に膾炙した鴻門之会や四面楚歌など、楚漢戦争をなぞっており、新味は少ない。横山光輝のマンガを読んでいるのと似ている。英雄は英雄らしく、知者、賢人は英知を披歴する。少し違うのは、女性の活躍が目立つことだ。
巻の一、二で第一部を構成している。第二部も、中国の話に基づいたものになるのかどうか。中国の古い物語は白髪三千丈的なスケールの大きさを誇るが、ある意味で人間の描き方が紋切型でマンガチックというか、講談調。調子よく読み進めるのはありがたいが、後に残るものがない。
ないものねだりをしても仕方がないが、『紙の動物園』を読んで、この長編に手を伸ばした読者はあてが外れるだろう。別のジャンルの小説に挑戦した作家の意欲に拍手を送るか、別の作家を探すかは読者にゆだねられている。
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原典としての古典の知識が邪魔をしてしまったのか、最後まで文章の波に乗れなかった。
古典を下敷きとした箇所を読んでいると、唐突に創作された部分が接ぎ木されたように現れてきて、また古典に戻るというのの繰り返し。
読んでいて、方向性はわかるんだが、こちらが疲れてしまった。
あと武侠小説ではないと思う。
若干、翻訳者の方の知識不足的な部分もあるような気がした。
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設定が異世界なのでファンタジーではあるが,大筋は項羽と劉邦の物語そのままといっていいほどで,それなら結末が違ってるのかなと,2巻目に期待してしまう.ただ物語は小気味いいほどさくさくっと進んでいく.
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とんでもない壮大な世界観。その頭の中だけに広がるスケールの大きさは絶対映画化しないで欲しい。(まあ絶対するだろうけど、そして絶対失望するだろうけど)
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あの『紙の動物園』のケン・リュウの長編第一作。
期待したのだがそっちへ行っちゃったのか感が半端ないです。
残念です。
シリーズの続きを読むことはもう無いです。
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図書館で。面白いな、これ。
シルクパンクだそうですが…なんかなるほど、というべきか。面白いのは帝国を支配している方も統治に躍起になっている訳でもなくトップの側に転覆を企てている者が居るって所かな。でもそれなりに優秀な人材が揃っているので人が思うほど企てって上手くいかないって辺りがやけにリアルだったり。
中国古典に出てくるような英傑と飄々とした人心を捉える二人が主人公。うん、この取り合わせも面白い。というわけで続きが楽しみ。2巻買ってこようかな~