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皆さん同じ感想かと思います。
読むと無性に手紙が書きたくなります。
素敵な便箋、ちょっといいボールペンや、ガラスペン、リッチな万年筆でさらさらっと、本来の自分が書く時よりずっと綺麗なサラサラっとした文字で。シーリングスタンプで封をするのも憧れる。素敵な切手を探したり。
そして手紙をもらいたくなります。
そしてそして、鎌倉へ行きたくなる。
したくなることがたくさん増える。
会いたい人、大事なあの人、たくさんの愛おしいが詰まった一冊。
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ほっこりする気持ちと懐かしい感じ。
大きな事件は起きないが、こうして人って成長していくんだなぁと実感。
ポッポちゃんが人間らしさを取り戻していく物語のようにも感じる。
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素朴なエピソードと、鳩子さんが代書した手紙がマッチしていた。手紙を無性に書きたくなった。本にいくつか出てきたお店は本当に実在するのかな、行ってみたい。
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心にじわじわとくる味わい深い本。鎌倉の知ってる店が沢山でてくるので、本の中に自分がいるみたいだった。
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素敵な世界観。
こんなお店があるといいなと思いました。笑
手紙を書くのが好きな私としては、いろんな便箋やペンなどを選んで書いているのもまた素敵でした。文房具好きな私は気になりました。
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読みながら少しずつ私の心と身体の中が、何か温かいもので満たされていくのを感じた。
遠い昔にどこかで失くした小さな宝物のような、そんな大切ななにかで満たされていく。
そして、最後の最後に、その温かいものたちが私の瞳からあふれだし、声をあげて泣いてしまった。
あぁ、そうだ。この温かさは懐かしさであり忘れてはいけない人への想いだったんだ。
もう2度と会えない人に、あのとき伝えられなかった言葉。もしも少しだけ時間がずれていたら、もしも奇跡が起こっていたら、もしも…
そんなもしもに押しつぶされるように心から押し出して見ないようにしていた想い。
どうせ伝えることなんてできないのだからと忘れていた想い。
そんな想いたちを手紙に書きたい。いつか私も歳を取ってここから去る時が来たら、一緒に持って行こう。
長い長い手紙を書こう。ありったけの思い出を書こう。そして「ありがとう」の言葉を最後に添えて。
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鎌倉で文具店を営み副業として代書屋をしている先代と学生時代まで過ごし
先代が亡くなってから文具店を継いだポッポ(鳩子)
先代とはポッポの祖母で、祖母と孫の甘い関係など全くなく
6歳から字の書き方を教え込まれ、同級生達のように外で遊ぶこともなく
ひたすら練習。その鬱憤が溜まり、先代と衝突して専門学校後に海外へ行って
先代の死後に戻ってくる。
厳しいことか優しさ。自立してしっかりしてもらいたいと
思う先代。子どもには、そんな気持ち解らないし仕打ちと受け取るかも
ご近所さんとの付き合いや代書の仕事で相手の気持ちや相手の文字
それにあった文面、ペンや紙の素材などを考えてる内容や
名前というよりニックネームで人物が出てくる所が
小川糸さんらしい文章だと思いました。
先代がプライベートで書いた手紙や、お隣に住むバーバラ婦人の優しさ、
男爵やパンティとの出会い
QPちゃんの無垢さ。そこで自分の小さい頃を重ねて思い出した事もあり
おばあちゃんに手紙を書く。わだかまりがほぐれて多少は先代を理解できた
瞬間だったと思う。
小川さんの本は食べ物が美味しそうで、本当にお腹がすく
うなぎ食べたくなった。鎌倉に行きたくなった
鎌倉の歴史にちょっとだけ詳しくなった。
鎌倉宮に行ってみたくなった
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一話読み進める度、心がギュッてしたり、ほっこりしたり…何気ない日常の中で忘れがちな、大切なあの人への思いを言葉にしたくなる一冊。紙を選び、ペンを選び、インクを選び、切手を選び…手紙は、送る相手を思い浮かべながらいくつものプロセスを経て届けられるもの。文章や書かれる字には、その人の人柄や気持ちが現れて、送られた相手はその一つ一つから全てを感じとる。あぁ、手紙ってやっぱりいいなぁ。
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「代書屋」さん、はじめて聞く 職業でした。各手紙の 内容、性別、年齢は もちろん バラバラなのですが、字の癖、表情、雰囲気が すべて違って、代書屋さんの プロフェッショナル性が 垣間見えました。
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特に大きな出来事があるわけでもなく
日常の日記のような
仕事の日誌のような
後半は ポッポちゃんに幸せになって欲しいと願いながら読みました
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鎌倉の文具店を引き継いだポッポちゃんのはなし。代筆屋。
切なくなるけれどよかった。
いまを大切にしてことばを伝えようという気になる。
字がきれいなのがうらやましい…
いろんな文房具がでてくるところもすき。
C0093
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ポッポちゃんが鎌倉で代筆屋、文具店を営む物語。
思春期の反抗期により家を出て、育ててくれた先代、祖母の死に目に会えなかったことが、大きく糸を引く。
祖母が亡くなり、ツバキ文具店を継ぐことになったポッポ。
様々な代筆依頼と、鎌倉での人付き合いがもたらす、ゆっくりとした時間の流れの中、先代とのことが紐解かれていく。
小川糸さんっぽいゆっくりとした物語。
どうやって生計を立てているのかとか、現実的なことは突っ込まない人ではないと、読めない。
疲れた時に読みたい本。
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鎌倉と文房具と手紙を書くことももらうことも大好きな人。好きな人になかなか想いを伝えられない人。いやなこともあっさり断りたい人。いろいろな人に小さなあったかい幸せを運んでくれる一冊です。
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ひさびさの大ヒットです。
「よくもまぁ、こんなに調べて書いたなぁ!」というのも関心どころですが、それより何より主人公の心が美しすぎます。
「変な男に騙されるなよ」とヒヤヒヤしてしまいます。
こういうヒトには幸せになって欲しいものです!
本屋大賞候補には必ず入るでしょう!
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文具好きにはたまらないお話。
特に万年筆についてのところは万年筆沼にいる者としてはワクワクしながら読みました。
ストーリーは、祖母の跡を継いで小さな文具店を営む傍ら、代筆業を本業とする女性のお話です。
代筆業に触れたことのある人はそうそういないと思いますが、難しそうだけど、なんてやり甲斐のあるお仕事なのだろうと思います。
舞台が鎌倉と言うところも個人的にとても魅力的です。
ただ、主人公の鳩子が京番茶を淹れるシーン、何回も出てくるんですが、あまり美味しくないもの、みたいに書かれているのがちょっと残念です。
京番茶、おいしいですよ、香ばしくて。
てゆうか、普通に番茶ではダメだったのかなぁ…。