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こういう本、今まで何度か読んだことありますが、好きな作家陣ばかりだったからかとても楽しく読めました。
自己紹介の代わりに自著を紹介するというのが良かった。
世代が同じだからか、朝井リョウくんの勧めるものや、海外文学が苦手という意見などうんうんとうなるものが多かった。
物書きが勧める本って企画やっぱ面白いなと思いました
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中村文則氏をはじめ、普段から比較的読んでいる作家さんたちから贈られる本の数々。やっぱり好きな作家さんから贈られる本はぜひ読んでみたいなぁと思う反面、こういった本って、何を読んだらいいかわからない…という人にはうれしいけど、常に読みたい本がいっぱいある状態の人間の場合は、これから死ぬまで、その本全部は読み切れないんだろうなぁという、なんだか本当に初めて、いつかは死ぬことが少しせつなくなりました。こんなきっかけでこんな感情を知るなんて⁈
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6人の作家がお薦めの本を紹介しています。
中村さんと朝井さん目当てで読みました。
やはり朝井さんの紹介本は興味が持てる内容で、読みたい本の追加が増えました。
読み物としては円城さんの文学論が面白かった。
円城さん、太宰が嫌いだの漱石は意味が分からんだのと世間一般とは違う感性で唾を吐きつつ、作品にはちゃんと向き合っています。でも有名な某文学作品について書かれた文の題名は「読まない」だったりして、笑ってしまいました。
私は太宰も漱石も好きですが、円城さんの評論はいっそ清々しく好ましく感じました。
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6人の作家さんが、自己紹介をかねて自作のおススメから始め、ジャンルにとらわれないおススメ本を紹介するユニークな読書案内w
そうそうたる顔ぶれだけど、読んでると言える作家さんは窪さんと朝井さんだけ。
人気の中村文則さんや、前から気になっていた佐川光春さん・・・ますます興味がわいてきて、著作は読みたいわ、おススメ本も読みたいわで、やっぱり大変なことにww
既読本のレビューに共感したり、これを取り上げるのか~!と思ったり、いつも気になっているのに読めてない本がまた薦められていたり、こんな本もあるのねー、しかもそれを勧めるこの人って・・・と思ったりw
「岩波国語辞典」を勧める山崎ナオコーラさんって素敵♪w
円城塔さんはバリバリ日本文学で攻めてくるしww
・・・やっぱりそのうちちゃんと読もう。
最強の中二病小説「人間失格」と爆笑「吾輩は猫である」。
巻末には6人の執筆者へのQ&Aも。
こちらもなかなか面白いですw
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"おおむね、蝶がひらひらと、人の頭を何度も出たり入ったりしながら飛んでいくようなお話です。"[p.172_円城塔 自分はどこまで信用できるか 円城塔『道化師の蝶』]
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6人の作家さんが、自分の著書1冊と、オススメの本を9冊、計10冊紹介してくれる。
こういうものばかり読んでいると読みたい本が増えすぎてパンクしてしまうので少し控えなければ…。でも読みたいものが尽きないのは幸せなことですね。
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人気作家さんたちがおすすめの本を語ってくれる本だけど、やっぱり人によってものすごく雰囲気が変わるんだな……特に朝井リョウさんのとか山崎ナオコーラさんとか窪美澄さんのとかは読みたいのいくつもあった!ご本人の著作も読みたくなる。
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6人の作家がおすすめする読書ガイド。最近の作品から古典まで60作品が紹介されています。太宰治の『人間失格』は中村文則と円城塔の2人が紹介していますが、一方が「最強の「中2病」小説」と評し、共感の気持ちを表していますが、もう一方は「苦手だ」とバッサリ。知らなかった本と出会えるだけでなく、こんな読み方もあるのだな…と新しい発見もあります。
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中村文則 佐川光晴 山崎ナオコーラ 窪美澄 朝井リョウらの著者お薦めの書籍紹介。
中でも窪美澄、朝井リョウ、ナオコーラ が薦める
”すずしろ日記” ”ゆずこの形見” "檀” "神田川デイズ”は是非、読みたい。
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知っている作家さんと知らない作家さん、それぞれの薦める本の紹介。
作家さん自身の作品も読んでみたいと思ったり、推薦の本のどれを読もうと思ったり、同じ作品を違う視点で紹介していることもあったりと、盛りだくさんの内容で満足。
手元に置いておきたい。
台湾好きな私としては「路」を買いに行こうと思う。
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新聞連載だったからなのか
書評というより
上質なエッセイのように
紹介されているので
堅苦しくなく どれも面白いです
そのうえで どの方も
まったく違う世界を知る
という読書の楽しみを
伝えてくれるのが
とても嬉しい
目から鱗が落ちる読書も
共感する読書も
どちらも 素晴らしい体験ですよね
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中村文則、佐川光晴、山崎ナオコーラ、窪美澄、円城塔、5名の作家がおすすめの本を紹介する。新聞での連載を一冊の本にまとめたものです。さすがみなさん、よーーーく本を読んでいらっしゃるし、「読みたい!」という気持ちを掻き立てるのが本当に上手。読みながらamazonや図書館予約をポチポチ。ええ、軽い女です。
この中でも中村文則氏の作品が好き(とは言ってもそのテーマの壮大さと抱えるものの大きさに圧倒されているだけ)で尊敬しているのだけれど、紹介されている本の既読率の高さが一番高くて嬉しかった。尊敬している人と頭の中の一部が本で繋がってるって嬉しいやん。未読の本は、読むのが楽しみ。
共感というのは心地いい。だから昔の話をしながら盛り上がるお酒は楽しいのだろう。でも、もっとグサグサ来て読む前と読んだ後では自分が変わったように感じる読書体験をしないとなあ(それが読書の目的となるのも違う気がするが)と感じさせてくれる本でした。
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2017.11.15-
今話題の作家さんたちがどんな本を贈ってくれるのか、とても興味深くて図書館で貸出。
トップバッター中村文則さんからのめり込んで読んだ。
私たちはただでさえ自ら光る画面に囲まれて生活している。それらを見て疲れた後、自然に触れにいくようにそっと本を読むのもいい。。
そう!!まさにそれ!
まさにスマホで目が疲れた後、私は本を開く。目を使うことは同じではないかと思われるんだろうけど、全然違うんだと思いながら。
そして、佐川光晴さんのうまさ!
佐川さんの言葉で、今までであれば興味も持たなかったであろう本達を次々と積ん読本登録した。
佐川さんの本も読んでみたい。
朝井リョウさんも同じく。
こちらは、程よく興味のあった本ばかり。
いつか読んでみたい、が次に読んでみたい、に変わった本多数。
「本は、毛頭繋がるなんて思ってもいなかったモノ、人、感情を自由自在に繋げます」
これにも深く感動した。
その時、タイミングでの縁としか言いようがないと思う。
山崎ナオコーラさんは同じ年。
そのせいか、深く深く頷いてしまった。
特に「親は、覚えていてほしいことを覚えておらず、忘れてほしいことを覚えている」
これ!まさにこれ!
深くがっかりし、寂しくも感じるその瞬間。。逆は腹立たしくさえ感じる。
でも、きっとそんなもの。笑
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6人の現役小説家たちがお勧めの本を紹介。
表紙のかわいらしいイラストから察するに、若者向けなのでしょうか?(このイラストは本を手にとりたくなる感を高めてくれます)
そして皆さま、それぞれ「らしい」選択。
朝井リョウさんは、やはり若い選択。リアルタイムの小説を推薦。
円城塔 さんは、あえて往年の文学名作を紹介。
と、キャラクターを裏切らないセレクション。
新聞に掲載された内容だからなのだろうか、紹介文が短め。もう少し長い方が嬉しい。なので、紹介本に興味が湧くというよりは、紹介している作者に興味が湧く。
恥ずかしながら名前を存じ上げていなかった佐川光晴さん、窪美澄さんの魅力に気付いた。ぜひ小説を読んでみたい。
あとは、大岡昇平の「俘虜記」。いつか読まなければ。
そもそも、小説を読む時間をあまりとれていない現状を痛感。反省。
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表紙に出ている6人の作家が、自己紹介のとしての本を1冊と、あと9作品を推薦している。
学生時代、本屋さんや図書館大好きで、いつも単行本がバッグに入っていた。
それなのに、作家は知っているが、読んだことの無い本が、沢山出て来て、、
これは大変(?)読まなくては、、、、6人の小説家の人達が、歌のイントロ部分ではないが、これもいいよ!わからなくても、楽しく読めるよ!と、、、囁かれると、つい読みたくなってしまう。(笑)
山崎ナオコーラさんお勧めの先日ノーベル文学賞受賞のカズオ・イシグロ氏の「忘れられて巨人」も読みたいと思っていたところである。
窪美澄さんの推薦の台湾の作品「歩道橋の魔術師」も、台湾作品を読んでみたくなった。
ロシア文学は、学生時代読んで、理解できない部分が多かった記憶があったが、歳を重ねて、時間的に余裕が十分あるので、再読してみたいとも思っている。
この本は、若い人向けかもしれないが、老年期 否、熟年期(?)の人にもお勧めかもしれない。