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1980年代に一つの事件があり、ある少女が犯人として罪に問われた。
2000年代に、事件現場の再調査を行った結果、少女以外の遺伝子が検出された。
主人公は元警官の探偵。
かつて少女だった被疑者の無罪の証拠を見つけるため、イギリスのとある地方都市に行く。
探偵の調査が進む現在と、事件の起きた過去が交互に進み、隠されていた真実が明らかに……。
と、あらすじだけ説明すると、あまり面白くなさそうだが、最初の10ページまで行く前に分かる。コレ面白い本だと。
しかしながら欠点もある、過去と現在で登場人物がたくさん出てくるので、あれ難しい?ってなる。
でも大丈夫。分からないまま読み進めても面白い
。重要人物は何度も出てくるから、そのうちに覚える。
よくあるミステリと思わせて置いて、全く油断のならない展開。いろいろと語りたいがネタバレしたくない。
面白かった! 再読したい。
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イギリスらしさが ふんだんにでた一冊だった。過去と現在が交互に語られ 誰が被害者だったのか謎のまま進む。最初の方は少しまどろっこしいが徐々に引き込まれていく。心理描写やイギリスの田舎の雰囲気など とても上手いと感じるし好きなのだが もう少し 余分な部分をそぎ落とし すっきりした文章にした方がいいような気がする。コーリーンについては もっと深く書き込んで欲しかった。
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20年前の事件の調査を依頼され、海辺の町に来た私立探偵が軸の現在と、犯人となった少女が主人公の周辺の20年前と…物語は交互に進められていく。特に20年前の少女たちの方が読んでて辛く気分が悪い。小さな町を牛耳る権力者達の保身にも腹がたつ。読後は全て収まるとことろ収まったかに見えるが、モヤモヤが心に残りスッキリしない。
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20年前の凄惨な殺人事件との謎に挑む私立探偵。20年前と現在が交互に進行していく。20年前の殺人事件の内容が最後まで明かされず、また登場人物も結構いるのが、最初はなかなか20年前と現在で自分の頭の中でつながらず、序盤はかなり読みにくかった。中盤いろいろ明らかになっていって面白かったが終盤にかけていろいろ表現が抽象的で読者に想像させるような人間関係だったり、事件経過だったりするので若干もやもやしながら読了。私立探偵ももう少し目立っても良かったのでは。
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登場人物が多くて、年代もコロコロ切り替わるので、慣れないとわかりづらい。慣れたら、とっても面白かった。
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1984年、ある少女が殺人犯として裁かれる。それから20年後、私立探偵が調査を始める……。
文章は重たくて雰囲気もあるものの、それだけでストーリーは凡庸。結末に向けて物語の動きもあるものの何にせよスローテンポ過ぎる。
結末もこの手の話ではよくあるもので驚きや面白さはなかった。