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いつもはレファレンスに特化した内容ですが、今回は、図書館での働き方の問題や障害を持った人へのサービスにまで、取り上げられているテーマが広がっていて、とても勉強になりました。考えさせられるものがありました。
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2016.06.02
たまたま行った書店で見つけました。
続きを待っていたので嬉しかった!
どの話も魅力的でしたが、中でも小桜さんの話が印象に残りました。
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4巻の冒頭のお話がすっごくよかった!
ただのレファレンスじゃない、実は・・・!ってのが。
和訳のときに日本っぽい題名に変更したり
登場人物を日本になじみのある音の響きに変えたりってのは
よくあることだと思うのですが
今回もそれがあって、見つけ出すのに苦労してましたね。
このお話で用いていた詩集の中の言葉がステキで
もしかして実在する本かな、と思って
アマゾンさんで調べたけど実在してなかった。。。
ほしくなるくらい詩集の中の言葉が響いたの。
あぁ、こんなふうに相手のことを思えたら
思われたなら、こんなに幸せなことはないでしょう。
胸に、じぃーんと広がっていく、そんなお話でした。
本はいつも私をつき動かす。
エネルギーをくれる。
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やっと探し出し購入。
臨時職員さんの話があって、気持ちがすごくわかりました。私も似たような立場で働いているので、先のことが不安だったり、好きな仕事をしている充実感だったり、気持ちが葛藤しています。司書が専門職であること、もっと知ってもらいたいです。
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司書は本好きの人がなる職業と思っている人も多いでしょう。
ですが、実際には、事務処理能力を問われるような業務がほとんどで、「本が好き」という人が力を発揮できる業務はほとんどありません。
あるとすれば、やはり、レファレンスとテーマ展示(選書)だろうと思います。
その意味でも、この「夜明けの図書館」は、これから司書を目指す学生にとっても、現役司書にとっても「葵ひなこ」は憧れの存在なのだと思います。
また、まわりの登場人物もいいですねぇ。
図書館関係者には「待ってました!」のまんがです。
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蔵書点検の模様が描かれていて、すごく取材などきちんとされているんだなあと。
というかこれから初めての蔵書点検をする身にとっては、参考にさせていただきたい事柄ばかりで。
外国語の本は、翻訳のタイトルが何種類かあるものがあるって話も
たいへんべんきょになりました。(なんで若草物語二つあるんだろうって…)
そしてきっちり、泣かせられます。
これ読んでるといつも、目が潤んできます。
全巻そうだ。
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新米司書さんが図書館の利用者のために奮闘している姿が描かれている。
レファレンスサービスのことや、蔵書点検作業中の様子など、図書館の裏側が見られて面白かった。
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今回は、嘱託職員、小桜舞さん目線のお話あり。
毎回、現場にいるわけでなく取材だけで、
図書館あるあるや押さえるところを
押さえて話にいれている作者さんすごいな、と思う。
サービスを向上させようと努力しているひなこたちも。
アットホームで良い図書館だと思う。
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うう〜ん。
これどこに取材してるんだろう。
リアリティありすぎて、怖い…。
一話目から
「蔵点は夏休みじゃねぇわ!」という
おそらく全国図書館員共通の
心の叫びネタだし(笑)
汚れてもいいような格好に首タオル
一日のスキャン目標は
ひとり1万2千冊なんてのも身に覚えが。
レファレンス協同データベースの話
そのうえ嘱託職員問題まで。
正直、気がめいるけど
こんなふうに取り上げてもらえて
知ってもらうのもいいのかもなぁ。
でも、とりあえず
物語中のレファレンスはきっちり解決していて
すっきりしました\(^-^)/
うらやま…いや、素晴らしい!
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埜納タオ著『夜明けの図書館4』(双葉社)
2016.5.17第1刷発行
2021.12.23読了
2年目新米司書・葵ひなこがレファレンスサービスで奮闘するお話。
2010年に雑誌『JOURすてきな主婦たち』(双葉社)で連載が始まり、2021年にコミック7巻で完結。
2021年に「Library of the Year 2021」ライブラリアンシップ賞を受賞。
「Library of the Year」は、“良い図書館を良いと言う”を合言葉にかかげ、これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関に対して、NPO法人「知的資源イニシアティブ」が授与する賞のこと。漫画のための賞ではない。このうち、ライブラリアンシップ賞は、長期的な図書館活動を行ってきた機関に対して贈られる賞で、マンガに授与されるのは異例である。この受賞がきっかけで品切れだった既刊本の増版が行われた。
第13話 蔵書一斉点検
蔵書点検という利用者からは見えない仕事を題材にしたお話。司書養成科目で言えば「情報資源組織論」の部類に入る。分類排列の大切さが身に染みる。数字が似ているラベルの排架ミスに気が付く大野さんのファインプレーに痺れる回だった。
第14話 軒下の小さな希望
レファレンス協同データベースのお話。「情報サービス論」で言うところの相互レファレンスに着目している。インターネット技術の発展により、自館では分からない質問でも他館に問い合わせすれば答えがすぐに見つかる時代である。ただし、頼り切りにならないように、表彰という動機付けによって、司書の専門性を高める工夫を図っている点がレファレンス協同データベースの面白いところだ。
第15話 小桜さんの誇り
4巻ではこの話が一番秀逸だった。同じ職場の同僚同士でも、正規と非正規の待遇差でスタッフ間に対立が生じるのはどこにでもある話であろう。だが、図書館という業界では、ほんの一握りの正規職員(無資格者)と大多数の非正規職員(有資格者)で成立しているという構造上の大きな問題がある。雇用の不安定さは図書館の存続に直結する大問題であり、看過することはできない。「やりがい搾取」のような図書館界の現状に一石を投じる見事な回だった。
第16話 すべての人にすべての本を
タイトルはランガナタンの図書館学の五原則から採られている。識字障害を持つ小学生に対する障害者サービスの話であるが、本書ではハンディキャップサービスと言い換えている。確かにマルチメディアDAISYは健常者でも楽しみながら使える図書ツールであり、これを障害者サービスと表現することには違和感を覚える。言葉そのものがバリアとなって利用者を図書館から遠ざける結果となっていやしないか、検討するべきだろう。
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読書障害。
同級生に、指でなぞりながらゆっくり読む子、いたなぁ。
凄く聞き心地がいい声だったのは覚えてる。
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蔵書点検(通称「曝書」って初めて聞いた!)の大変さ。詩集の行方。物語の終わりで急にロマンチックな展開に!
亡くなった夫の過去には図書館ネットワークを使ったレファの協力でなんとか見えてきた?キーは十団子。
小桜さんは嘱託職員だったのか。正社員が入ってくるとやっぱり焦るよね。もどかしさを抱えて探した大津絵。
ディスクレシアの彼の話は、多様性の時代のあり方の象徴のように思えた。