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活版に興味がとてもわくし、よいお話だなと思うのだけど、なんだろう、文体が好みではないようで読むのが少ししんどかった。
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デジタルが主流となった現在。
文字、フォントというものの温かさを感じる物語。
誰かのために、誰かの思いを
託すために紙に起こされた文字は
とても愛おしい。
2016.7.30
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これはいい作品だった。活版印刷を賛美しすぎなところはあるけど、仕事とはこうありたいと思わせるものがある。
各話ともに人の繋がりが正常化されていく過程がすばらしくて、涙腺が緩みっぱなしでした。
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活字を拾う。
何度も何度も登場するこのフレーズに言葉以上のものが含まれているんだろうな。
いろんなものを含んで拾い上げた活字が印字されて、決して消えないものとして刻まれたものが、人の心を打つというベタではあるけども、とても清々しい優しさに満ちた作品でした。
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すーごく好みでした。
キラキラ透き通ってるというか。
幸せがどんどん広がっていくような本です。あたたかくて優しい気持ちになります。
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活版印刷から浮かび上がる想い。こういう雰囲気の物語が好き。自然と心に沁み込んでいく。ルビの由来を知ることが出来たのも、おまけみたいで嬉しかった。
あらすじ(背表紙より)
古びた印刷所「三日月堂」が営むのは、昔ながらの活版印刷。活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂には色んな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の温かみによって心を解きほぐされていくが、店主の弓子も何かを抱えているようで―。
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店主が亡くなり長らく空き家になっていた活版印刷店「三日月堂」に孫娘弓子が戻ってきて…というところから始まる連作短編集
登場する人たちそれぞれの過去から現在未来へという事情が「活字を拾う」活版印刷三日月堂を通して描かれる、どれもホロリとするしどれも明るい気持ちになれる。
舞台が川越というのもそういう時の流れが感じられる町ということかな(行ったことないけどきっとそうなんだと思っている(笑))
この作者さん初めて読んだけど、こういう感じもいい。
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ブクログのPRとタイトルにひかれ。
いいなー。活版印刷いいなー。活字の雰囲気とかいいなー。
そこにある、一人ひとりの物語も素敵で、便せんとか、お店のカードとか、祖父母の思い出の品とか。
自分は父から何かを褒められただろうか。遠い記憶を呼び起こしてみたり、あるいは、「もう大丈夫だ」と思ってくれていただろうかと。
そして、自分も活字を使いたい。素敵な何かを作りたい。
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【積読から】川越の街の片隅にある印刷所・三日月堂。祖父が亡くなってから空き家になっていたが、孫娘・弓子が川越に帰ってきたことで営業を再開。三日月堂は昔ながらの活版印刷所。活字を拾って一枚一枚手作業で言葉を印刷する。活字と言葉の温かさがとても伝わってきました。こういう仕事、素敵だなと思います。続編も読んでいきます。
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■彼女は静かに活字を拾う。誰かが落とした、想いの欠片とともにーー
川越の街の片隅に佇む印刷所・三日月堂。店主が亡くなり、長らく空き家になっていた三日月堂だが、店主の孫娘・弓子が川越に帰ってきたことで営業を再開する。三日月堂が営むのは昔ながらの活版印刷。活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂には色んな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の温かみによって心が解きほぐされていくのだが、弓子もどうやら事情を抱えているようで――。
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【あらすじ】
川越の街の片隅に佇む印刷所・三日月堂。店主が亡くなり、長らく空き家になっていた三日月堂だが、店主の孫娘・弓子が川越に帰ってきたことで営業を再開する。三日月堂が営むのは昔ながらの活版印刷。活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂には色んな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の温かみによって心が解きほぐされていくのだが、弓子もどうやら事情を抱えているようで――。
【感想】
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「字を拾う」ってすてきなコトバやな。
手がかかるからこそ伝わる気持ち。
みんななにかしら問題や迷いを抱えながら生きてるんやなー。
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「活字を拾う」とはこういう意味だったのか、と。
初めて読む作家さんでした。ここのランキングで表紙の美しさと題名に惹かれて。
読んで大正解。所々で涙ありの、ほっこり心温まるうつくしい一冊だった。
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移動時の本を探して入った本屋さんで、「活版印刷」の文字に惹かれ、読んだことのない作家さんだったけど購入。
一気読みでした。
話題になってること知らずに、後輩くんにオススメしちゃいました。
ゆっくり、じっくり向き合う時間。
人との距離感。
どちらかというと不器用なキャラたち。
でも、一生懸命。
そうして、ちょっと頑固。
活字を拾う。その仕草と、流れる空気。
どれもが、わたしには心地よかったです。
ずいぶん前のことになりますが、実は、父が旧式の(ものすごく大きな)タイプライターを持ってまして。
活字が並んでいて。
ガチャッ。という音を思い出したりしながら、読みました。
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登場人物の気持ちに寄り添って書かれた
優しい文体は とても穏やかな読書の時間を
過ごさせてくれました。
今 私の住む地域に活版をまだやっている
印刷屋さんがないか探しています。
私が昔勤めていた出版社は
もともと新聞社の出版部門で
会社も新聞社の中にあり 印刷部門も
車内にあって 活字を拾う先輩社員の仕事の
大変さも インキの匂いも 何もかも
肌で知っている世界でした。
懐かしさとともに 昔の活字で私も名刺を
刷りたいという思いが強くなりました。
ひとつひとつの短い物語が
三日月堂に繋がる人から人へと渡されてゆく。
そんなつくりも 私好みです。