紙の本
ゾンビ小説
2017/08/25 11:22
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投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
グロさや設定背景は好き嫌いが分かれそう。
ただ、ところどころ科学が混じってるので
そういうのが好きな人には楽しめるかな?
(理にかなってるかは別として)
不老不死は必ずしも幸せじゃないということ
分かっちゃいるけど求めてしまう
ある種、永遠のテーマかもしれません
周木さんって意外と癖があるから
慣れるまで時間かかる人もいるかな…
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初読みの作家さん。読みやすい文章。あえて陳腐化しているテーマにチャレンジする勇気は賞賛。
あらすじ(背表紙より)
山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。泉夏樹は一命をとりとめるも全ての記憶を失っていた。研究所の同僚・黒崎ら生き残った仲間と脱出を試みる夏樹だが、その眼前に、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかってきた!?息呑むアクションと隠された禁断の真実…最後の1頁まで驚きの連続!常識を揺るがす究極のバイオホラー×ミステリー。
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バイオホラー作品**
⑅⁺˖- - - - - ⋈ - - - - -˖⁺⑅
初読み作家さん○
とても読みやすく何も考えずに読めば楽しい作品でした!展開がなんとなーくわかってしまうのが残念( ∩ˇωˇ∩)考える間もなく一気読みしてしまいましょう!緊迫感があるとこもあれば、物足りないとこもあり、、しかし楽しかったので、今後も興味のある分野で新作が出たら読ませて頂くと思います\( 'ω')/
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ゾンビはいい。ただ人の感情をなんだと思っている?登場人物の感情がゾンビより非現実。人は出会って数時間で命に代えられるほど愛せない。死ぬために35年は生きれない。感情がマイノリティすぎる…作者は引きこもりか?
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爆発の中、記憶をなくし目が覚めた女性。研究所のような建物の中でアンデットが襲ってくる…。
想像力依存な書き方で、あまり文章ならではの怖さやスリルは感じませんでした。
映画の小説化を読んでいる感じ。逆に映像化したら映えそうです。
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ウォーキングデッドみたいで面白そう〜って思ったけど、いろいろ中途半端でなんだかな〜。
でも、ついつい読み進めちゃってあっと言う間に読んじゃいました。
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<あらすじ>
山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。
その現場で目を覚ました泉夏樹(♀)は全ての記憶を失っていた。
研究所を出て助けを求めようとしたそのとき、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかり、噛み付いてきた。
それはまさに人を喰らうゾンビの群れだった。
なんとか逃げ出せた夏樹が研究所から外に出ると、研究所を取り囲むバリケードがあり、自衛隊と戦車が配備されていた。
そして拡声器から聞こえてくる言葉
『現在この敷地内はレベル4事態による封鎖指示により誰も敷地外に出さない』
仕方なく夏樹は研究所に戻ったとき、自分が研究所の責任者で、不老不死の研究をしていたこと。そしてゾンビに対するワクチンがあったことを思い出す。
記憶が完全に戻っていない夏樹だったが、とりあえず現状を打破すべく、死体にそのワクチンを注入し、それをゾンビが食べることで、そのゾンビを元の人間に戻す作戦を決行。
そして研究所にいた全てのゾンビが元の人間に戻った。
完全に安全になったことで夏樹は再度自衛隊がいる所に行き、ゾンビがいなくなったので敷地外に出してほしいと伝えるが、信用出来ないと言われてしまう。
じゃあ実際に見て確認してくれということで、自衛隊の部隊長を引きつれ研究所内を案内した。
しかし部隊長が数日間研究所に滞在し安全を確信した頃、事件が起きる。
ゾンビから人間に戻った人々が次々に死んでしまったのだ。
死因は老衰だった。
ワクチンのせいか不透明なので、夏樹は完全に記憶を取り戻すことを決意。
爆心地へ向かったところ、そこに研究ノートがあり、それを読んだ夏樹は全ての記憶を取り戻す。
夏樹は不老不死の研究をしていて、最初に作った薬は病気をも治してしまうほどの成果だったが、副作用が急激な老化だった。
しかもそれは経口感染で、研究所内にいる人々にまでその効果が出始めてしまっていた。
このままでは研究所自体が終わってしまうので、夏樹はその老化を防ぐ薬を開発した。
そしてその薬をみんなに投与したが、副作用が食人本能の覚醒だった。
この事態に政府は研究内容を知りながらも『バイオ事故が起きた』ということにして敷地内を封鎖。
国に見捨てられたことを知った夏樹は憔悴し、夏樹本人が研究所を爆破したのだった。
(ワクチンは単純に2回目の薬の効果を消すだけのものだったので、みんな最初の副作用の老化が再開した)
敷地内に残ったのは夏樹と部隊長のみとなり、2人は外に出ようと歩き出す。
しかし自衛隊により再び止められる。
状況を話しても理解せず、自衛隊は部隊長を狙撃!
国は2人をバイオテロの犯人として処理する決定をしていた。
自衛隊によって銃殺される部隊長。
夏樹は銃撃の中をくぐり抜け研究所へ退避し生き残った。
<オチ>
それから35年の月日が流れた。
自衛隊はその間もずっと敷地内を警備していた。
そんな中、研究所から1人の少女が姿を現した。
過去35年一切音沙汰無い場所から人が現れたことで驚��自衛隊員。
少女は自衛隊に言った。
私の名は泉夏樹です。封鎖を解いてください。と。
夏樹は35年間ずっと研究所で不老不死の研究を続け、それに成功したのだ。
自衛隊の報告に政府も驚き、是が非でも不老不死の研究成果が知りたい政府は封鎖を解き夏樹を囲う。
しかし夏樹は研究は成功したものの、それにより不老不死が自然に反した存在で間違いであることを悟っていた。
研究所一帯が無害であることを証明し、封鎖が解除されたことで満足な夏樹。
不老不死を知りたい政府。
教えたくない夏樹。
だったら拉致すると脅す政府。
こんなものは存在しないほうがいいと言う夏樹。
夏樹はかつて部隊長が持っていた拳銃を取り出し、自ら頭を撃ちぬき自殺した。
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凄惨なカバーイラストやオビの「絶叫するほどイッキ読み!サバイバルホラー」から想像していたお話とは異なり、一人の若い女性科学者の熱烈な思いが引き起こした事件とその顛末を描いた、何ともやるせない悲しいお話でした。
周木律さんの作品は、「眼球堂の殺人〜The Book〜」に続いて二作読んだことになりますが、両作ともエピローグにあたる部分がとても印象深く、読後に深い余韻を残すところが共通しているように思います。お気に入りの作家さんになりそうです。
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バイオハザード的ハプニングが起きて、ゾンビ化した人間が襲ってくる…という、最早古典といってもいいほど擦り切れた設定で物語を始めるチャレンジングな構成だが、残念ながらその大胆な挑戦に耐え得るようなクオリティーを備えてはいなかったみたいで…。
失礼ながら、小説としての全体的な技術レヴェルが、プロフェッショナルのそれに達していないのでは…とすら感じてしまった。
後半のプロットに少しだけ面白さを感じられたのがせめてもの救いか。
よく行く割と信頼している複数の書店が平積み扱いにしていたのでつい買ってしまったが、店員は本当に通読した上でレイアウトしてポップを書いたのか…?
早く次の本に取り掛かりたくて急いで最後まで読んだという、なかなか稀有な一冊。
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バイオハザード。
不老不死を研究した結果アンデッドを生み出し閉じ込められる主人公。
定番すぎて驚きは少ない。
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※辛口注意
堂シリーズでお馴染みの周木律先生が送るゾンビ・パニックです。
堂シリーズでは数学の薀蓄にボカされてたけど、今作で確信を得ました。
周木先生の文章って、、、、、あんまりうまくないんだなァ←
いや、でも、堂シリーズは今後も絶対追うし、多分それ以外の作品も今後も買い続けるくらいには好き←めんどくさい読者
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「閊える」とか読みにくい漢字にふりがな無く、なぜわざわざこれを漢字にしたの?と思うのが多くあった。
10階から2階まで縄を伝って降りて、また10階まで登るとか…何百のアンデッドに襲われながらも、傷を負わずとか…アンデッドは多数いても一体づつ順番に攻撃してくるのか?など、なんか引っかかるところが多かったかな。
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なぜだろう、最近的中率が高い「カニバリズム」がお題とされた作品…この作品は、カニバリズムが大々的に取り上げられた作品ではないが、作中のキーとなる”ウェンディゴ”がカニバリズム的生き物であるというもの。
「不死症(アンデッド)」と聞いて、私が思い浮かべたのはただ一つ、なぜかハリーポッターに出てくる校長が飼っている鳥…w 周木律さんの作品は初めてだからイマイチ作風もつかめないし、ファンタジーものかな〜なんて思っていたら、まさかのバイオホラー×ミステリーという、私の想像を超えた世界へ誘ってくれました(笑)
ストーリーの大筋はよかったし、テンポもよくさらっと読めました。が、完全文系な私には理系的な部分は難しすぎて「…???…」といった感じw でもちゃんとお話はわかりましたよ!
私的にP.339の松尾三佐の言葉「…何を言ってももはや仕方のないことだろう。だが、あなたが責任を作ったのだとしても、その結果のすべてにまで責任があるわけじゃないことだけは、理解しておくべきだ。ドミノが倒れる責任を、最初の一押しをした人間にだけ押し付けるべきではないと、私は思うからだ。結局、この悲劇はなるべくしてなったこと、起こるべくして起こったものなのだと、私は思う」この言葉に感動した。泉博士を主人公として、記憶喪失にまでした理由は、きっとこれを言いたかったからだと思った。
これはネタバレになってしまうが、最終的に泉博士の研究を成功させ、そして泉博士陣営の人々がすべて死に至ったのは、ちょっと話を綺麗にまとめすぎた気がしたし、何より後半部分の進みの早さが少し残念な気がした。
とりあえず、カニバリズムのことしか頭になかった…笑
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設定の荒唐無稽さは物語なのだからまだいい。
だが、肝心の内容がストーリーも展開も結末もテーマも、すべてが「どうした?」と言いたくなるほどに薄っぺらい。
物語の根幹となる世界観は、まるでフッと思いついたものをそのまま取り込んだのでは?と思うくらいだ。
自分にはまったく責任のない理不尽な出来事に巻き込まれる多くの人たち。
回復と言っていいのかわからないが、とりあえず最悪の状況から抜け出せたあとの描写がまたありえない。
先に回復した人々は、捕獲される人たちを見てかつての自分の姿を知ることになる。
だが、誰もそのことで悩まないし語らない。
何もなかったかのように、物語は主人公たちだけの周辺で進んでいく。
いつもなら、それでもどこかに良いところがあるだろうと探すのだけれど・・・。
読み手を選ぶ物語というのはあるけれど、それとはまったく違う次元の物語だった。
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製薬研究所で起こった謎の爆発事故と、襲い来るゾンビ(のようなもの)の恐怖を描いたスリル感満点のパニックバイオホラー。ど派手な展開にはわくわくどきどき。主人公がすべての情報を握っているにもかかわらず記憶喪失、ということで、小出しにされていく事件の真相にもわくわくどきどきです。
不老不死といえば、太古の昔から人類の夢だとも言われているけれど。果たしてそうでしょうか。それを夢見てしまう理由としては、わからないでもないけれど。うかつに手を出してはいけない領域なんじゃないのかなあ、と。だからこそ、研究の果てに彼女がたどり着いた結末は正しかったのでしょう。