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ピアニスト探偵 岬洋介シリーズ第4弾。
前回の「いつまでもショパン」のラストから友人の回想で高校時代の活躍を描くのですが、岬の高校生姿が想像できませんでした。
事件の犯人はすぐわかりましたが、トリック(といっていいかどうか)は肩すかしを食らいましたので、ミステリーよりも青春小説として楽しんだほうが良いと思います。
事件に関するどんでん返しはなかったものの、ラスト一行のオチや参考ページのおまけは読者サービスだと思いますが、オチからは第一作目の「さよならドビュッシー」の作風にはつながらないと思うのは、どこか見落としがあるのでしょうかね。
それとも、本作とは違う視点で記述されているからだろうか。
ピアノから離れた岬がまたピアノに戻ってくるのが次作だと思いますが、仮タイトルの作曲家は変わるような気がします。
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シリーズとして岬洋介が活躍するのは面白かったが、想定がいまいち受け入れにくかった。
高校生の行動も。
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岬洋介の神秘的な魅力、その一点でもってる。犯人はド本命が消去されて後、残るはあの人物しかないよなぁ、でも物理的になぁ、と読み進め、やっぱりなぁ、で幕を閉じる。遺体発見場所の謎は最後まで解けなかった。遺体周辺の状況から殺害場所がその場かどうかは現場を見れば明白だわ。犯人が凶器を川に放らずその場に放置したと確信するのは極めて厳しい。再現する環境が整うことの可能性も低ければ、実験が成功する可能性も低い。ミステリーとしては釈然としないけど、おのが天賦の才に恵まれる夢に浸らせてはくれた。
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岬洋介の高校生時代、初めての事件。音楽科のある高校に転校してきた岬。その才能でクラスメイトたちからの羨望や嫉妬、悪意を受けながらも飄々と過ごしていた。ある夏休みの日、豪雨によって高校のまわりに土砂崩れが発生しクラスメイトたちとともに学校に閉じ込められてしまう。なんとか脱出したが、その日欠席していて岬に悪意を持っていたクラスメイトの死体が発見され、岬は容疑者にされてしまった……。
若い岬先生超人すぎてこわいわ……。ミステリーというよりは音楽科の高校生たちの話。もっとなんか、嫌なクラスメイトたちをぎゃふんと言わせたかったような、ちょっとラストが駆け足であっけなかったような。続編があるようなのでそちらに期待なのかな。あと最後の最後は蛇足では……一回やってみたいネタ、的な……
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面白かったが、、、
途中の同級生達の行動はとてもリアルでとても嫌な思いがした。岬シリーズはずっと好きだったが、この本はもう読みたくない。
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岬先生シリーズ第4弾。岬先生が高校生時代に遭遇した殺人事件を解決するってミステリ。岬先生の推理は相変わらず論理の飛躍甚だしく、加えて最後の1行はいささか蛇足ではないかと思われ
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大方の中山作品は、結構エグイ内容でも嫌な気持ちにならずに読めて、そこがとてもいいなあと思うのだが、これはちょっとどんよりしてしまった。同級生の悪意が不愉快。
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ミステリー要素は薄かったが、魅力的なキャラ岬洋介の高校時代のエピソードとして楽しめた。相変わらずピアノの演奏シーンはすごい!!
が、ベートーヴェンの[悲愴]第二楽章を弾いているまさにその時、突発性難聴を発症するとは…残酷だ。でも鷹村くんという素敵な友人がいたんだね。最後はしゃれかな?
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音楽科がある高校に転校して来たピアノが上手い岬と同級生の話。
ピアノ演奏の表現は、作者が得意とするところで、いつもながら引き込まれる。
しかし、本作ではミステリーに、何時ものキレがない。
ストーリ展開は平凡で新鮮味がなく残念。
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やっぱり、いいなぁ。このシリーズ。
CD出してほしい。聞きながら読むって贅沢なことをしたいですねぇ。
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学生時代というのは、自分の戦場を探す時間なんだ、選択する勇気、諦める勇気、棚橋先生いい先生だ。面白い。ほかの作品も読みたい。
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この岬洋介が活躍する音楽シリーズは安定した面白さがありますね。
他の作品を読んでいて思っていた、彼はいい人だとは思うのだけれど少し苦手という気持ち、それは彼のそういうことなんだなあと感じました。
作品を通しずっと漂う重苦しさ、いつか解消されるのかな。
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岬洋介が高校生だった頃のお話。あぁ、こんなことがあったんだ〜と…。あらためてシリーズを読み返してみたくなりました。
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ニュースでかつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、高校時代に起きた殺人事件のことを思い出す。岐阜県立加茂北高校音楽科の面々は、九月に行われる発表会に向け、夏休みも校内での練習に励んでいた。しかし、豪雨によって土砂崩れが発生し、一同は校内に閉じ込められてしまう。そんななか、校舎を抜け出したクラスの問題児・岩倉が何者かに殺害された。警察に疑いをかけられた岬は、素人探偵さながら、自らの嫌疑を晴らすため独自に調査を開始する。
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岬洋介シリーズ最新刊であるが、岬洋介始まりの物語とも言える、高校時代の物語である。岬の唯一の友人と言ってもいい鷹村亮が、ふと見たニュース映像から高校時代を思い出すという趣向である。ここが始まりではあるが、やはり大人になってからの岬洋介を知っておいた方がより納得しながら愉しめると思う。岬自身のキャラクタは、ほぼ変わっていないのもちょっぴり微笑ましく、そのままでいてほしいと思ってしまう。ピアノに関わっている以外の岬の性格には、説明されても理解しがたい部分も多くあるが、解らないところも含めて彼の魅力になっているのだろう。岬洋介にとって、この時期が人生最大の試練の時だったことがよくわかって痛ましくもあるが、その後につながっていくのだと思えば納得するしかない。ラストのちょっとした種明かしにも思わず頬が緩む。岬洋介のことをもっともっと知りたくなる一冊でもある。
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才能をもった「バケモノ」への凡人の思い が主題なのか
正直、ミステリとしてはあんまりパッとはしないかな 。
ただ、耳と心が痛くなるお話だと思う。
才能をもったひとが近くにいる凡人って辛い。
その才能が判る程度の才能なら持ってるとしたら
きっと更に辛い。
最後の仕掛けは救いになるひともいるだろう。
そして
余計に心が痛くなる人もいる残酷さを孕んでいること。
作者さんはそこまで計算してんだろうなぁ。
辛いなぁ。