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穂村弘のエッセイ…期待を裏切らない。自分の想定とは異なる結果に怖くなる。文字で体感するのはより怖いかも。今読んでいる淵の王も同じ匂い。筆者あとがきの後に目次があった。普通最初につけるやろ!
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怖いものをテーマにしたエッセイ。僕も怖いものはたくさんある。大人になれば怖いものはなくなると思っていたけど、あまり変わらない。相変わらずいろいろ怖い。
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小さな子供と大きな犬が遊んでいるのを見るのがこわい。自分以外の全員は実は……という状況がこわい。「よそんち」の不思議なルールがこわい。赤ちゃんを手渡されると、何をするかわからない自分がこわい……。
日常の中でふと覚える違和感、現実の中に時折そっと顔を覗かせる「ズレ」、隣にいる人のちょっと笑える言動。それをつきつめていくと、思わぬ答えが導き出されていく。こわいから惹かれる、こわいからつい見てしまう。ただ、その裏にあるものを知った時、もう今まで通りではいられない!?
ユーモア満載で可笑しいのに、笑った後でその可笑しさの意味に気がついたとき、ふと背筋が寒くなる。そんな42の瞬間を集めた、笑いと恐怖が紙一重で同居するエッセイ集。
カバーの触感、スピンなど、祖父江慎氏による、さらに「違和感」を増幅させる、一風変わった装丁にも注目!
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まず目を引かれる、というかあれっと思わされるのは、装丁の触感である。祖父江慎氏が手掛けたと知って、なるほど、と納得した。タイトルと見事に連動していて、ほかにも仕掛けがないかと思わず探してしまう。中身は、いつもの著者である。肯かされることも多々あり、それはちょっと極端に過ぎないか、と思わされることもあり、いつもながらになかなか興味深い。その人なりの引っ掛かりポイントが、必ずあるはずで、無意識にしていることが、もしかすると非常識なのでは?とぞくっと鳥肌が立ちそうにもなる一冊である。
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穂村さんの怖がりはきっといくつになっても変わらないのだなと思う。何年も前の本にも同じようなことが書かれていたし。50才くらいの穂村さん。私は50才の穂村さんがいつまでも怖がりでいてくれて助かります。私も同じような怖がりです。穂村さんがいつまでも怖い怖い言ってる本を定期的に読むことは、私には癒しになります。
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本の装丁からして面白い。ボツボツが鳥肌なのね。
もう、全部鳥肌もののぞわっとくるエッセイだったよ。
ドライブものでは、鹿みたいな動物の上半身が落ちてたとか、深夜にランドセルの小学生が見えたとか。
変な汗ものでは、おかあさんに”今は昼?夜?”と聞かれたこと。
今まで付き合った彼女、全員長女で男兄弟がいなかったってことに気づいたとき等~。
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怖い話。怪談もあれば、日常の中の不思議、未知の物事への恐怖など。怖いと感じてからあれこれ妄想が膨らんでびくびくするあたりが穂村さん。
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相変わらずビクビクして怖がりな穂村さんのエッセイを読むとホッとします。
祖父江慎さんの装丁も素敵でした。お?これは誰の?と思って思わず見ちゃいました。ネオンカラーが好きなので特にしおりの糸だけでなくて開いたページの縫い目を見て「おおー美しいー」と感心しました。表紙も仕掛けがあってなんかお得な気分ですね。
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わあ。表紙の人も鳥肌たってる。ピンクの栞紐も凝ってる。図書館で借りたので、紐がほどけてるって申告したほうがよいか悩んだけど、凝ってるの。
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ぞわっとする話を集めていますが、ぞわっと感知力が弱いのか、それほどぞわっとしませんでした。しかし、そんなことあるあると思わず、そんなことあっていいの?という反応をする訓練になりました。にょっ記に同じ舌の裏がへんである話を無意識に2回書いたことがあるとか、源一郎さんが20代の頃より死ぬのが恐くなくなったのは、本をたくさん書いたから、という話、そんなこともあるかもしれないと思う話でした。
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久しぶりにエッセイ集を読んだ。この人おもしろいな~ 2016.9.11
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「手紙魔まみ」を彷彿とさせる表紙(装画は違うけれど→えつこミュウゼさん)。ピンクの糸3本のスピンがかわいいと思ったら綴じ紐も同じ糸を使用!女子力高めな装丁が何ともほむほむらしくて微笑ましい。が!そんなかわいい装幀に対して薄ら怖いエッセイ44編。他人との許容のズレや理解し難い怒りのツボ、自分の拘りや魔が差した時の突拍子もない考えなど、感受性豊かな穂村さんだからこそ掬い上げたものばかり。怖がりでヘタレな面だけでなく、「他人に声をかける」ハードルを自ら上げる少し頑固な一面にに頷き、「しまった、しまった、しまった」の自死者への気持ちに歩み寄った死生観や「お見舞いの失敗」の解釈の深さは穂村さんの人となりが滲んでしっくりくる。一編ずつしみじみ感じ入る読書だった。
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穂村さん独特の切り口で、ぞっとするようなことについて綴られている。確かにいくつかは鳥肌ものであるけれど、それでもなんとなくとぼけた感じがするのが著者らしい。
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図書館本。
今回の穂村さんは比較的まともなような。
穂村さんにしてはだけど。
僕の怖いと穂村さんの怖いはそこそこズレているようなので、共感ではなく面白いなあという印象のほうが強かったかな。
まあ若干かぶっているところで、それ怖いねというのもあったので、ほどよい感じで面白かったと思う。
まあワタクシも自分の部屋に掛けてある服に毎日のようにビクッてなったりする(人が立ってるようにみえる)ビビリではあるのでいびりの気持ちは結構わかりますけどね。
チョイチョイはさんでくる短歌が一番怖かったかな。
さすが歌人。
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図書館で予約したこの本を受け取って、うきうきしながら一気読み。
重めの小説を読んでいたので、反動で思わず。
そういう感じでつい合間に挟んでしまうほむほむ。箸休め的な。
いろんな鳥肌。
よくこんなに多種多様な怖い話を集めたなぁと思ったけど、あぁ怖がりなせいなんだなと納得。
相変わらず、ふとした言葉使いに笑ってしまう。いや、ふとしたように見せかけて練りに練った言葉なんだろうけど。
鳥居さん(て書いてはないけど絶対そう)が出てきてテンションが上がってしまった。
装丁も素敵。
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違った種類の鳥肌話
「原材料という不安」
恐ろしい、、、、、
「ヤゴと電卓」
短歌という限られた字数で、すごい人がいるんだな
私自身、ビビりで初めての事、場所、人、が怖すぎる性格。
他にもこんな人がいるってわかって、実は安心した。