投稿元:
レビューを見る
このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。
とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
投稿元:
レビューを見る
新聞も読まない、ニュースも見ないのに、最近、よく耳にする「日本会議」。
関連書籍がたくさん出ていたので、とりあえず一番新しいものを一冊手にしてみました。
それにしても「政治」と「宗教」の関係は、古今東西のネタなのでしょうかね。笑
投稿元:
レビューを見る
「日本会議の研究」読了後、本書「日本会議の正体」を読んだ。似たような内容だが、本書「正体」の方が読みやすい。宗教団体の集まりがベースの日本会議が、復古調保守の草の根運動を浸透させてきていることが分かる。胡散臭い人たちが政権の中枢に入り込んでいるのが不気味である。
投稿元:
レビューを見る
日本会議のメンバーが内閣に多数いることはわかったが、愛国主義的な教育や、自虐史観を終わらせることや、天皇を敬うという、真っ当な考えを持った日本会議の何が問題なのかが、そもそもわからない。
こういう本を書くエネルギーがあるなら、
もっと他に掘り下げることありそうだけど。
関西生コンの件とか。
投稿元:
レビューを見る
ネットなどの情報から、日本会議という大きな組織が、阿倍政権に密接に関わっているようだと知り、読んでみた。
非常によく整理されていて、事実と関係者の発言は、著者の考えとは切り離して、正確に伝えるよう努めていて、日本会議について理解を深めることができた。但し、このようなテーマなので、何を取り上げて、どんな構成で伝えるかによって、伝わるものを変えることができるのも確か。著者の背景や立場を知る必要もあると感じた。
投稿元:
レビューを見る
なかなかマスコミで紹介されない日本会議に関するレポート。著者は批判的な視点で書いているように思える。
投稿元:
レビューを見る
ジャーナリストの視点から、多くの関係者たちへのインタビューをおこない、日本会議の実態を明らかにしている本です。
生長の家や神社本庁など宗教団体とのつながりについて、客観的な事実をていねいに追っかけており、むろんところどころに著者の立場からコメントが差しはさまれてはいますが、全体的に冷静な筆致でレポートをおこなっています。
結論としては、日本会議の現実的な影響力にかんしては、一部の危機を扇動するような発言からは、著者は距離を置いているように思います。一方で、日本会議の中核的なメンバーたちの地道な草の根の活動が着実に結果をつくってきたことを押さえつつも、じっさいの政治をどの程度動かしてきたかという点については、彼らが政権を牛耳っているというよりも、両者の価値観がたがいに共振しあうようになったことで、結果として日本会議が巨大な存在に見えているのではないかと述べています。
ただそうだとすれば、政権とのつながりよりも、彼らの活動を動かしている心性のほうにもうすこし踏み込んで、その中身を解きほぐしてほしかったという気もします。
投稿元:
レビューを見る
なぜ2017年にこの本を手にしたのか?ニュースで取り上げられることが多かったからだろうか。当時の感想をみると、首相には厳重な憲法尊重・擁護義務が課せられているのだから海外からみたら極右といわれるだろうなあというようなことが書いてある。
「意見をもつ」ということがどれだけ難しいことか、そんなことを考えさせられる。
投稿元:
レビューを見る
陰謀史観に与するわけではないが、現在の日本の政治に日本会議が大きな影響力を行使しているのは、どうやらまちがいがなさそうだ。問題は、権力を行使できる立場にいる人物なり政党なりが、その影響下にあることなのだ。
この国にとって取り返しのつかないことになる前に、なんとかしなければならないと思うが、まずはこういう実態があるということを知ることから始める必要があるだろう。
投稿元:
レビューを見る
大前提、過去世代の過ちをラーニングできるから次世代の方が常に頭いいと思ってるのだけど、カルト宗教はその学びを止める呪いだなと思った。政権中枢のほとんどがこのカルトということに目眩を覚えつつも、他国も似たようなもんなので、人間って愚かだなと思った。
投稿元:
レビューを見る
日本会議は突如発生した組織ではない。
右派勢力へのアンチテーゼが消滅したから次第に勢いを増してきたのだ。
日本会議とは戦後日本の民主主義体制を死滅に追い込みかねない悪性ウイルスのようなものではないか。
このままいけば、近代民主主義の原則すら死滅しまいかねない。
この青木氏の最後のまとめがよかった。
投稿元:
レビューを見る
『安部三代』に続き読了。その本に書かれた安倍晋三のある種の虚無。その間隙に入り込んだものは何か、という問題意識から。
読んだ印象、日本会議の全体像や来歴、それが現政権に与えている影響について、よりクリアに理解できた気がする。牛耳る、という表現は、ある意味で不適切で、しかし別の意味で適切。少なくとも、現政権が掲げる復古的な政策の、論理的・動員的な後ろ盾を提供している組織という側面はあるのだろう。次は神社本庁について、かな。
投稿元:
レビューを見る
「日本会議の正体」というタイトルに対し、ジャーナリストとしてこれまでの軌跡と経緯、関係者へのインタビューを含め分かりやすく、そして読みやすくまとまっている。但し、筆者は明らかに懐疑的で批判的な目線をもって日本会議と向き合っている。
一方で、全共闘時代において活躍した「日本を守る会」、「日本を守る国民会議」が闘う相手を失った後、日本のあるべき姿を追求するという方向性のもと、結成した日本会議も、自主憲法制定を党是とする自民党を正す役割を担ってきたのも事実。
中立的な目線を養うのであれば、批判的な目線である本書に加え、他の書籍も読むべきと感じた。
・日本を守る会、日本を守る国民会議、2つの右派団体が結成し出来た団体だが、組織の中枢を担っているのはかつての新興宗教団体「生長の家」出生者であり、宗教右派の政治思想をもつ団体である。
・日本最大の右派団体ではあるが、その内実は大同小異であり、憲法論においても現行憲法を認めない立場から、現行憲法改正派まで幅広く、お賽銭を投げる感覚で参加している議員も多い。
・日本会議の最大目標
①憲法調査委員会の早期設置と憲法臨調の設置
②世界各国と同等の「防衛省」の設置
③北朝鮮による日本人拉致疑惑の解明と救済
④反日的・自虐的教科書の是正推進
⑤夫婦別姓制度の導入反対
⑥国籍条項の堅持再確認
投稿元:
レビューを見る
P206にある、愛国心とはなんなのか考えてみた。
それって誰かに押し付けられる物なのだろうか?
個人的な意見ですが、愛せるような国であれば誰かが止めても自然と愛するだろうし、愛せるような国づくりを政治家が行えば言われなくてもその信条を良しと思い投票するのに。
そういう応援できる人が関わる団体ならば共感しそれも併せて素直に考えに賛同できるのではないのだろうか?これじゃあまりに青臭いか
あと、明治神宮の印象が…うん、もういいかな
投稿元:
レビューを見る
日本会議とは何か?その発生とその思想は?日本会議的なものが悪性ウィルスのように広がるこの時代とは?知らないことが多く勉強になった。
日本会議は最近になって突如発生したわけではなく、源流を辿ると谷口雅春が創始した生長の家や、1960年代の全共闘運動に対抗する学生組織として結成された生学連(生長の家学生会全国総連合)に突き当たる。さらには神社本庁やその他の新興宗教団体の支援を受ける、いわば”宗教右派団体”。政教分離といった近代民主主義社会の大原則を根本から侵し、この国をかつて破滅に導いた思想を孕んだ政治運動である。
過剰なまでに国家重視のため人権を軽視。天皇中心主義のため国民主権を否定する。エスノセントリズム(=自民族優越主義)的で、政教分離の原則を踏みにじり、皇国の再来を祈願する。
本書の最後の方で宗教学の専門家・島薗進氏の発言が引用されている。「戦前もそうだったが停滞期において不安になった人々は、自分たちのアイデンティティを支えてくれる宗教とナショナリズムに過剰に依拠するようになる。戦前の場合は国体論や天皇崇敬、皇道というようなものに集約されたわけです」。右派が強くなったのではなく、左派がいなくなった、という話も紹介されていたが、日本会議を生み出すような時代、日本会議的なものが支配的になる時代ということを考えると、こうした時代の現象は世界各国でも起こっていることだと改めて感じる。