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くらやみ城よりも、ノルウェーへの冒険の方がとてつもないことだと思うんだけど、そっちは結構さらっと何とかなるのが凄いところね。
やっぱり宿敵はネコだったけど、話が通じる相手なら何とかなる。
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ディズニーアニメ『ビアンカの大冒険』の原作ということで前から読んでみようかと思っていたのですが、岩波少年文庫になっていたので読んでみました。
アニメでは描かれていなかったビアンカの生い立ち?がこれでわかりましたわ。
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児童書ならではの突っ込みどころは多々あれど、冒険・友情・勇気を網羅した良作。お嬢様育ちのビアンカだからこそ、怖いもの知らずで行動できたのかな。ビアンカの成長譚でもあるな。
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ねずみが囚人の話し相手に?
しかも囚人を監獄から助け出す?
ディズニーのビアンカの大冒険、の主人公ビアンカがバーナードと共に冒険の旅に出る、初巻。
自分の部屋から出たことがなかった彼女がその大胆不敵さでどんどん突き進んで行くのは、読んでいて楽しい。
シリーズ全てが翻訳されたわけではないのかな。
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ネズミ3匹がくらやみ城っていう監獄まで行って囚人を脱走させる、っていう話で、ネズミがどうやって監獄まで行くのか、など、かなりドキドキするようなストーリー展開だった。
だいたい3時間ぐらいで読み終わったけど、ネズミ3匹の個性もちゃんとハッキリとわかるし、面白かったと思う。
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ミス・ビアンカシリーズ。
原題は「ザ・レスキュアーズ(救助者たち)」というだけあって、シリーズ最初の今作は、「くらやみ城」というおどろおどろしい牢獄から、ひとりの詩人を救出する話です。
ねずみの団体「囚人友の会」が、ノルウェー人の詩人を救うため、ノルウェー語のできるノルウェーのねずみを詩人の救出に向かうよう、1匹のねずみをノルウェーに派遣します。
「くらやみ城」がどこにあるのかは明記されていませんが、地中海から川を北上する、山の奥にあるようです。(北イタリア?)
ノルウェーねずみに話をするよう選ばれたのが、ミス・ビアンカ。
あまやかされた、世間知らずの、社交好きの、おしゃれな、ぜいたくな、旅行好きの、わがままなミス・ビアンカが選ばれた理由はただひとつ。
飼い主の大使が、ノルウェーに赴任することになったから。
飛行機でびゅ~んと行けちゃうわけです。
しかし楽なのはそこまで。
世間知らずですから、ノルウェーねずみとの会話もかみ合わない。
なんとか船乗りねずみのニルスをつれて「囚人友の会」に帰ってきて、ミス・ビアンカに仄かな恋心を寄せるバーナードと3人で「くらやみ城」を目指します。
ミス・ビアンカはあまやかされた、世間知らずのねずみではありますが、責任感が強く、怖いからといって逃げ出すことはありません。
邪悪な猫のマメルークに対しても、恐怖をおさえて頭を使い、仲間の危機を救います。
下で受け止めてくれるという仲間を信じて、高いところから飛び降りたりもします。
さて、ねずみの冒険もさることながら、人間の詩人をどうやって救出するのか。
そもそもねずみと人間の間で意思の疎通は可能なのか。
”詩人というものは、あたりまえのことにおどろきを見いだし、おどろくべきことを、あたりまえにうけとる才能をもっているものです”
つまり、問題なし。
そこここに、都合のいい偶然が転がっているのはご愛敬。
挿絵のガース・ウィリアムズの絵がまた、素晴らしい。
過剰な擬人化はしていないのに、ちゃんとミス・ビアンカとニルスとバーナードが描き分けられています。
挿絵を見ているだけで、和むなあ。
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ミス・ビアンカ、バーナード、そしてニルスの冒険にワクワク!
囚われた詩人を救うため、バーナードは大使館のせとものの塔に住む美しくて聡明なミス・ビアンカの協力を得ようと彼女を訪ねる。何不自由ない暮らしをしていたミス・ビアンカだが、救出の手助けをしてくれることになった。ノルウェーの協力者であるニルスも加わり、一同はくらやみ城へ向かう——。
これは確かにワクワクする。ミス・ビアンカがとてもチャーミング。気取ったところもあるが、いざというときの落ち着きと度胸がとても魅力的なヒロインだ。はじめは気後れしていたバーナードも、最初から勲章を持っていたように、冒険の中で勇気と誠実さを示してくれる。また船乗りねずみのニルスも、乱暴な言葉遣いとは違って、ミス・ビアンカに対して紳士的に接し、バーナードとは熱い友情と信頼を持って冒険を乗り越える。
ネコとの攻防もスリリングで一気に読んでしまった。続きを読むのが楽しみ。