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主人公は、死神。
死んだ人の魂を「わが主様」のところまで案内をしてる。だけど未練たっぷりの魂は素直についてきてくれない。
なんとか未練をなくそう! しかも生きてるうちに! ってことで犬の体になって奮闘する。
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犬に憑いた死神(?)が、死期近い人たちの心残りを解決。
最後の展開はちょっと読めちゃったけど、面白かった。
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終末医療を行うホスピス病院を舞台にしたちょっとファンタジックな心温まる作品。レオが菜穂に自分の正体を明かした所から話ががらりと面白くなる。その前の3つのエピソードも大きな話の流れに絡んでいるので、話に無駄がない。面白い。案外舞台化したら面白そうな題材かなと読んでいて少し思ったりする。その前に読んだ同じ作者の「仮面病棟」よりはこちらの方が好きだな。感想はこんなところです。
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終末医療を行うホスピスが舞台。ゴールデンレトリバーの器に入れられた死神(?)レオと、彼が救っていく患者たち。ひとつひとつのエピソードが、やがて同じ事件へと繋がっていく。とても良かった。読む手が止まらず、終盤涙目になりながらページを捲っていました。切なくて、けど彼らのつながりがとても暖かくて泣けました。
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予想以上によかった。
強い未練は魂をこの世に引き留めてしまう。
ちょっぴり笑って、そして泣ける
泣き笑いせつな的な1冊。
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死んだ人間の魂を回収・道案内する高貴な霊的存在である『死神』であったはずの私が、とある事情から、犬の姿で地上へ降りる事になり・・・。
こういう本って、分類に困ります(苦笑)。
ミステリーでもあるけれど、設定的には・・・と。
因みに、文庫背表紙(帯だったかな?)のあらすじには"心温まるハートフルミステリー"とありましたが。
実は、知念実希人さんを存じ上げず、この本にしても、書店へ行けばおすすめとして平積みされているし、ブクログで評価が高めなのは知っていたものの、「ホスピスの話かー。うーん」てな感じに、あまり興味を引かれなかったのですが。
最近ちょっと気になっていた『仮面病棟』の作者さんと知り、急遽、友人からお借りして読む事に。
改めてググってみると、他にも色々書かれている方なんですねー。
ゴールデンレトリバーの姿で、但し、上司の手違いで夏毛のまま雪の中に降り立ってしまい凍死寸前、という始まりからして笑える(笑)。
ホスピスの入院患者を未練から救い出すお話。
それぞれの患者の過去の話が繋がって、最後はちょっと寂しくもあるけど、スッキリ解決するのが良かったかな。
読んで良かった1冊。
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犬の姿で地上のホスピスに左遷された死神と、ホスピスの人たちのお話。過去に起きた殺人事件を絡めたミステリ風。ちょっと悲しい。
2016/9/18
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ほのぼの感動系なのかなと思いきや少しミステリー要素もあり、最後はハラハラドキドキの展開もあり、でものすごく読んでいて楽しかったです。
死神が自分の身の回りの人間の『未練』を解決していくにつれてみんなの未練につながりが……?
人間と関わっていくことによって死神の考え方が次第に変化していくのが個人的には素敵だなと感じました。
読んで号泣というわけではないですが、心がぽかぽかと温かくなるような小説です。
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死神と呼ばれる存在がある事をきっかけに人間界の犬に入り込む物語。犬に入り込んだ死神の役目はホスピス内の地縛霊となりそうな患者の憂いをなくし成仏させる目的となる。
全体的には文章が柔らかく、飼い主の女と死神(犬)のほんわかした空気を楽しめるが、飼い主である女も憂いを抱えており、もうすぐ死ぬ存在であった。
犬は神との約束を破り、女や既に憂いをなくした人間たちの静止を強盗たちから守る決断を下すところは結構面白かった。
ストーリー的には、少し強引過ぎるところもあり、ストーリーテラーとは言えないが、表紙と題名の勝ちかな。
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緩和医療の存在を知らしめるために描かれた,一服のハートフルストーリィ.こちらも題名に一言申し上げたい.本文は徹頭徹尾,“死神”に物語らせているのだから,題名もそれに追従しても良いのではないか.
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死神が犬の姿になり、死を目前にした人々の未練を解決していくミステリー。
伊坂幸太郎の死神シリーズに比べるとキャラが今ひとつ好きになれないが、人間の感情を理解していく過程はなかなか微笑ましい。
感動的なラストもなかなかいい。ただし、ミステリーとしての質は今ひとつ。若干中途半端になった印象だ。
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文章がライトに感じた。例えば登場人物が感動してる様を表現する際に「とても感動しているように見える」と表現されていたり。後は、死神の割りに俗っぽかったり。
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犬の体に宿った死神はレオと名付けられ、地縛霊の予備軍となる入院患者を救いだすために、患者に接触して悩みを解決していく。
死神と言うと、伊坂幸太郎さんの作品を思い出しましたが、あんなに万能ではないけど、どこか世間ずれしている所は似ています。
ひとが如何に過去に囚われて、今を苦しんでいるか。それを乗り越えたひとって、どんなに不器用でもなんか格好いいなと思う。
最後のエンディングはうるっときました。
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話の展開の仕方は、特に前半は割と王道な部類に入ると感じるが、だからこそ登場人物(人外もいるが)達の心情・行動理由が明確ですっきりしている。表紙も伏線になっており、題字のフォントもなんとも雰囲気があって好きだ。とりあえず感動したい時に。
…あと、レオも結構な天然だと思うが、上司も真面目なのに茶目っ気全開で、さらに「主様」に至っては、『この「主様」にしてこの上司・レオだな』と思わざるを得ない。その辺りの突っ込みどころもポイント。