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「硝子の太陽N」の姉妹作というか、微妙に絡み合う作品であるが、歌舞伎町シリーズの方があまりにも現実離れしているため、同列に扱われてもしっくりこない。今回の姫川が歌舞伎町殺人事件の帳場に身を置きながら、祖師谷殺人事件の謎を解いていくと言う変則的なもので、もう一つ謎解きとしてのキレはなかった。この姉妹作で共通していることといえば、在留米軍の問題で、これが今回のトピックスかな。ガンテツに玲子を死神扱いさせたと言うことは、ガンテツに死亡フラッグが立ったと言うことか、出来れば歌舞伎町セブンに始末させてもらいたい。
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姫川シリーズっぽい猟奇的殺人事件。現代の殺人事件から日米地位協定を通じて過去の事件まで遡る様はさすが。菊田とコンビ復活は喜びたいところだが、作中でも自虐的に言っているようにかつての姫川班を引きずり過ぎの印象がある(それでもガンテツ班に入ったノリとの絡みは今後楽しみだ)。しかしながらラストにはこれまたサプライズが用意されているので、今後のシリーズ展開に期待したいところ。
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評価は5。(図書館)
内容(BOOKデーターベース)
祖師谷で起きた一家惨殺事件。深い闇の中に、血の色の悪意が仄見えた。捜査一課殺人班十一係姫川班。警部補に昇任した菊田が同じ班に入り、姫川を高く評価する林が統括主任として見守る。個性豊かな新班員たちとも、少しずつ打ち解けてきた。謎の多い凄惨な事件を前に、捜査は難航するが、闘志はみなぎっている―そのはずだった。日本で一番有名な女性刑事、姫川玲子。凶悪犯にも臆せず立ち向かう彼女は、やはり死に神なのか?
硝子シリーズ。NとRでは同じ事件を違う観点(主人公)から書かれた2シリーズ。
R(ルージュ)篇は姫川や菊田など刑事の視点から事件を解決している。
色々な事件が重なっているが、全て沖縄の基地問題がらみにである。
今回のシリーズを読んで改めて沖縄の問題、日米安保の問題は大問題である事を再認識させられた。
※TVを見ていたせいか、姫川=竹内結子、菊田=西島秀俊、何より勝俣=武田鉄矢等々具体的な俳優を思い浮かべながら読んだためイメージもわきやすく進みが早かった。
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姫川玲子シリーズ。
あらすじ
玲子は、たまたまフリージャーナリストが事件について調べていたことを突き止める。同様の事件が28年前に起こっていたが、未解決のまま時効になっていた。どうやらアメリカ人が関係あるらしい…。
姫川玲子は警視庁に復帰。菊田は呼べたが、葉山・石倉たちはむりだったので、新メンバーも加入した。事件の解決と、組織内でのかけひきが半々。
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姫川がまた僕の前に帰ってきました。
下川の言葉が最高!!!!
「デカならテメエがこれと思うネタをつかんだら、もっと貧欲にそのネタに食いついていけよ。半端に飼い慣らされてんじゃねえよ。組織の駒になってねえんじゃねえで、あんたの歩調で地べた蹴っ飛ばしていけよ。」
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3.5 ジウシリーズとのコラボという面白さはあるが単体の作品としてはちょっと期待ハズレ。同時進行コラボの制約のせいか?個人的にはノワールの方が面白かった。
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*祖師谷で起きた一家連続殺人の捜査本部に加わった姫川班。有効な手がかりや証言のない難しい捜査だが、捜査一課に復帰して間もない玲子の日々は充実していた。そのはずだった……。緻密な構成と驚愕の展開、著者渾身の二大ヒットシリーズ競演! *
姫川シリーズは大好物なので、楽しく読みました。ええ、普通にさらっと。内容云々と言うより、メンバー間のやりとりや関係性に支えられての面白さと言う感じは否めない。ジウシリーズとのコラボは不要な気がしますが、個人的にはNを先に読んで正解でした。そうでなければ、Rの中の沖縄関連ネタは斜め読みして終わっていたはず。結局、RもNも両方不完全燃焼な読後感、次作に期待です。
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東さんたちとは別の方向で動いてる姫川班側の話。最後妙に軽く事件が片付いてしまった印象。ガンテツこんなやなヤツだったかな・・ 林統括も好きだったのに;;
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同じ事件を違う視点から書く、海外ドラマのクロスオーバーエピソードのような実験的な小説。ルージュのこちらは新生姫川班がメインで、ガンテツほか姫川シリーズでおなじみの面々が登場。いつもな感じで安定の面白さ。
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8月-4。3.5点。
姫川シリーズ。
フリーライターが代々木で殺害される。
捜査をはじめる姫川班。勝俣の邪魔や、東警部との駆け引きやら。
途中、世田谷一家殺人事件への捜査本部へ移るなど忙しい。
うーん、読みやすいのだが詰め込み感が強いかな。
次作も期待。
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注目の姫川シリーズである。
う~ん、姫川さん、これまで見せてきた「トンガリ」が少々削れ、輝きも薄れてきやしませんか。
姫川玲子は、菊田、葉山など昔の部下に囲まれてこその姫川だったのか。それとも、「年くった」のかなぁ。
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祖師谷で起きた一家惨殺事件を担当する姫川班は捜査線に「歌舞伎町セブン」フリーライターの上岡が浮かんでくる。
Noirのストーリーと交わることで、殺人事件を主題としながらも、警察組織内の思惑が見え隠れし楽しめました。
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世田谷区一家惨殺事件の未解決となっているが、外国人の犯罪だろうなと思ってしまう。
姫川と結婚した菊田の関係、最後になって日下が直属の上司になることが決まって今後の展開はどうなる。
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前作の「インデックス」に続いて、姫川玲子シリーズ読了です。
400ページほどの本を2カ月かかってちょこちょこ読み進めていきました。
詳細は伏せますが、見事に予想をいい意味で裏切ってくれました。
途中で犯人が分かり、警察側がどうそこにたどり着くのかと思っていたら…。
最後の20ページから一気に大きく話が動き、そして…。
このシリーズをずっと読み続けている人には、今後の話も期待できそうなラストでした。
次の作品も楽しみです。
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コラボ作品のNを先に読みました。この順番でよかったかな。なんというか最後は切ないし、悲しい。
登場人物でいい人ほど先に逝ってしまい、腹立つなー、というのが残る。
こういう作風なんだけど、、、