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ショートショート
2020/04/30 22:36
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
といえば、やはり星新一さんだけど、田丸さんは新時代の「ショートショート」作家なのですかね?ショートショート自体が好きなので、田丸さんの作品も楽しみたい。
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ぎっしり詰まった缶詰です。
江坂遊 家具屋の小径・砂書き
小松左京 上る
江國香織 草之丞の話
北野勇作 潮干狩り
星新一 鍵
不思議な余韻がやみつきになります。もっと読みたい。
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田丸雅智さんが選んだショートショート。
こうやって読むと気にいったのは北野勇作さんの作品。二つ載っているどちらも好きです。
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オムニバス形式~家具屋の小径(江坂遊)残されていた文字(井上雅彦)〝海〟(安土萌)夜を売る(太田忠司)池猫(筒井康隆)ザリガニさま(北野勇作)蛞蝓(半村良)上る(小松左京)バッタと鈴虫(川端康成)「ペ」(谷川俊太郎)月光浴(須永朝彦)不滅のコイル(藤井太洋)シミリ現象(高井信)草之丞の話(江國香織)月光騎手(稲垣足穂)潮干狩り(北野勇作)自転する男(岡崎弘明)闇の中から生まれるもの達(三川祐)愚者の石(別役実)鍵(星新一)固い種子(泡坂妻夫)帰郷(太田忠司)パラソル(井上雅彦)砂書き(江坂遊)~小松左京に川端康成も書いているのかぁ
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厳選されたショートショートアンソロジー。どれも短い時間であっさりと読めるけれど、読み心地はしっかりです。
お気に入りは井上雅彦「残されていた文字」。これはやっぱり好きだなあ。筒井康隆「池猫」もシュールで好きな作品です。
初めて読んだ作品では、泡坂妻夫「固い種子」。最後の一文でぞわっとさせられました。
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ショートショート作家・田丸雅智が様々な作家のショートショートを選んだ作品集。
ほんわかさせるものあり、ぞくりとするものあり。
やはり星先生の「鍵』は名作。そのほかの方の作品も
読みごたえあった。
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別役実の「愚者の石」、藤井太洋の「不滅のコイル」、三川祐の「闇の中から生まれるもの達」、北野勇作の「潮干狩り」、井上雅彦の「残されていた文字」、須永朝彦の「月光浴」あたりが好き。泡坂妻夫の「固い種子」や高井信の「シミリ現象」はオチが良かった。星新一の「鍵」は既読だったけど、これも好きな一編。
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期待して読み始めたのに、というか、ショートショートはすごく好きなので、実はかなり期待しながら読み始めたのだった。読む進めるうちに・・・、次の作品こそ・・・・、ん、ん、ん???、という感じで結局はこれがショートショートという「にやり」とすることもも「やられた」感もなく終わってしまった。。
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編者厳選のとっておきショートショート集。定番の星新一から小松左京、川端康成まで。
「不滅のコイル」「パラソル」「シミリ現象」が個人的にはお気に入り。
「自転する男」は読み終わった後すごくじわじわきた。彼に幸運を。
「帰郷」はフォークソングのようだった。
「愚者の石」は皮肉を効かせたシェイクスピアのよう。嫌いじゃないぜこういうの。
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乗換の多い通勤に持って来いな一冊(笑)
字も大きくすぐ読めてしまうので、あまりボリュウムを感じさせません。いや、ショート・ショートと云う形式だからという訳でなく。
星新一と半村良、泡坂妻夫は頭一つどころか5つくらい飛び抜けていたかなー。北野勇作さんは好きなので依怙贔屓かもしれませんが、ほのぼのしていて大好きです。絵面が面白いし!「不滅のコイル」ショートショートじゃあなくっても良さそうですが、面白かった!
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アンソロジー。ショートショート。
やっぱりショートショートは読みやすい。
古い作品より、新しめの作品のほうが好みかな?
小松左京「上る」
シンプルな内容ながら、結末の切れ味が鋭い。
須永朝彦「月光浴」
ファンタジー。ブラックな結末が印象的。
北野勇作「潮干狩り」
著者らしい、軽めのSF設定と、穏やかな雰囲気が心地良い。
岡崎弘明「自転する男」
2ページ。微かなSF要素あり。なんとも不思議な話だ。
星新一「鍵」
たぶん既読。流石の面白さ。この一冊のベストでしょう。
泡坂妻夫「固い種子」
ブラックユーモア。これもなかなか。
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川端康成「バッタと鈴虫」
江國香織「草之丞の話」
泡坂妻夫「固い種子」
純度九・九九九九の「ぺ」というようなものは、幻想のうちにしか存在しないということができる(p82)
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今、ショート・ショート界を引っ張る若き作家、田丸氏がセレクションしたショート・ショートの名作集。田丸氏の好みなんだろうけど、不思議な余韻を引く作品が多いですね。
『家具屋の小径 江坂遊』☆☆☆
男が子供の椅子を買おうとたまたま見つけた家具屋は入る。店に入ると雰囲気が少しおかしい。店員は横柄で男の職業や素性を尋ねる。いい気はしないが、店に置かれている家具はどれも素晴らしいものばかりだ。男は店員に連れられ、店の奥へ向かう・・・・・。
↑
不思議系な話ですね、超有名なあの作品とあの作品のアイデアを混ぜ合わせたオマージュか?
『池猫 筒井康隆』☆☆☆☆☆
これは3ページの特に短いホラーっぽい作品。あらすじを書くともう全部ネタバレしそうなのでかけないが、このラストはすごい。頭の中にとんでもない映像が湧き上がる。読後しばらく口をぽか~んと開けて余韻を楽しめる。
『ザリガニ様 北野勇作』☆☆☆
日本の田舎って謎の風習があったりすることがありますよね。で、その云われって結構怖い感じのもの多かったりする。そのあたりから発想された作品なんだろうなぁ。不思議でありえないけど、もしかしたら、なんて思わせる作品。
『シミリ現象 高井信』☆☆☆☆
有史以来の奇妙な日、街を散歩するこの物語の話者。確かに奇妙な出来事を次から次へと眺めることになるが、話者は意外に冷静。なぜなら・・・・・。
『草之承の物語 江國香織』☆☆☆
ロマンチックなストーリーですね。あの超有名映画「○ー○○」のテイストも感じさせる。
『闇の中から生まれる者たち 三川祐』☆☆☆☆☆
これはすごい。ラストの謎解きで衝撃。〇〇を愛する人にとっては、超感動の作品ではないでしょうか。
『鍵 星新一』☆☆☆
こうしていろんな作家のショート・ショートの中で、星作品が入っていると、星氏の作品の特徴みたいなものがよくわかりますね。ショート・ショートだから短いわけですが、書いているテーマはたいてい大きいですよね。
2017/11/28 04:47
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ショートショート作家の田丸氏が厳選したショートショート。
どれも不可思議で空き時間にさくさく読めるのでショートショートって面白いよね。
正直これはつまんないなあっていうものあったけど、鍵の星新一さんのはやっぱりすごいなあっていう感じ、さすがショートショートの神様だなあというまとまりと内容。
以下印象に残ったものだけ。
草之烝の話ーサムライを父にもつ僕が幽霊の父と過ごしたわずかな時間ー江國香織さん
月光浴ー商人が持ってきた不思議な薬のせいで小さな動物にされてしまった傲慢な王族の家族たちー稲垣足穂さん
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ショートショート作家の田丸雅智さんが、様々な作家が書いたショートショートをまとめた一冊。いわばショートショートのオムニバス作品。
作家川端康成や詩人谷川俊太郎からショートショートの名手、星新一などの作品がまとめられている。
ショートショートいえば星新一のイメージが個人的に強く、少しSFチックな作品を連想する。これを読むとそれも、あくまでショートショートの一面に過ぎないことが分かった。ショートショートという形式の上で、短いながらも作家ごとに特徴が出た作品は読んでいて飽きない。
作品集としても楽しめるのに加え、これを足がかりに作家の他の作品を手に取ることにもつながる一冊でした。
【個人的に面白かった作品】
・「残されていた文字」井上雅彦
紙面で読むからこそ分かる作品の表現の巧みさ。
・「池猫」筒井康隆
淡々と描いているから伝わってくる場面の異形さ。
・「ザリガニさま」北野勇作
「地方にこんな風習あるかも」と思ってしまう。
・「シミリ現象」高井信
日本語の面白さ。
・「草之丞の話」江國香織
読んだ後になんだか温かな気持ちになる一冊。これを読んで江國さんの作品を購入した。
・「潮干狩り」北野勇作
当たり前でありそうで、なんだか変な話。
・「自転する男」岡崎弘明
結末の急展開に驚く。このあとどうなってしまうのかとドキドキする。
・「闇の中から生まれるもの達」三川祐
結末でなるほどと思わされる。結末を分かった上で、改めて最初から読み返した。