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孤独なh/hが、お互いの傷をいやす話
結局、公爵の財産を横領、城を勝手に売却していた犯人は捕まらず、ヒロインから何もかも奪った従兄にも罰は下されず、そのあたりが消化不良に終わったのが残念。
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2015年RITA賞ヒストリカルロマンス部門で受賞した作品です。
ヒロインは父を亡くし、無一文で放り出され、相続した廃墟同然の城に望みをつなぐ女性。しかし、彼女の境遇は父の書いた物語によって、永遠の夢見る少女を演じ続ける26歳。父の物語の影響力は凄まじく、いわゆるオタク集団に愛されている人物なのです。そんな彼らの夢を壊すまいとするヒロインなのですが、やっぱり本当の自分を見て欲しい。
そんな小さな願いが、盲目の伯爵との出会いによってロマンスへと発展していくのですが…どうなることやら、読んでのお楽しみで。
笑いあり、涙ありで、ホットなシーンもそれなりに多めのヒストリカルロマです。テンポのいい掛け合いが楽しく、主人公たちの葛藤もいい感じに彫り込まれていて、読み応えのあるお話だった。
ただ、オタクに抵抗を感じる人は共感しにくい部分があると思うので注意。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5397.html
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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
有名作家の父を亡くし無一文になったイジー。そんな彼女に突如、城が遺贈されたとの知らせが…!?その城を訪ねると、目が不自由な公爵が世捨て人のように暮らしており、城を譲った覚えはないという。城はいったいどちらのものなのか?行くところのないイジーは心を閉ざした彼と、城の権利を争いながら、奇妙な共同生活をおくることに…イジーの父の代表作をこよなく愛する人々の活躍も見どころの、RITA賞受賞作!
初読みの作家さん。
イジーがかわいくて、でもしっかりしてて、それでいて繊細だったりするのはいいヒロインだと思います。
侯爵の目が見えないという設定が生かし切れてるの?と思うところもあるのですが、それはそれでよし。
グッドナイトの物語、と言うのもすてき。
ベストセラーのゴーストライターというのは想定内でやっぱりなぁと思った以外はたのしめました。
与えられたものでなんとかやりくりしてきた。そっか。そういう言い方もあるのね。
Romancing the duke by Tessa Dare
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有名作家の父を失い、26歳で天涯孤独・無一文の身となったイジー。ある日、名前も知らない伯爵から城を譲り受けるが、その城には危険な香りのするハンサムな公爵が、世間を避けるように住んでいて・・・。(Amazon)
目の見えないヒーローからヒロインへの好意の向け方が、口にはしていないけど毛布を置いて行ったり、とても可愛いくて素敵でした。
父親から愛情をもらえなかったトラウマから人を信じる事が不得意なヒーローに、早めに自立せざるを得なく達観してしまったヒロイン。
ヒーローがヒロインへ好意を表に出した所から、まるで人格が変わったようにデレる姿が可愛いかったです。