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謹呈感謝。タイトルはひどいが、犯人の意外性、トリックの新しさ、複雑なストーリーを整理したリーダビリティ、なかなか健闘している。ミステリとは名ばかりのキャラクターや雰囲気に頼る作品が多い昨今、めずらしく直球の推理小説。賞レースにからむかもしれない。
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献本で頂きました。
ありがとうございます。
とある中学校で起きた毒殺事件を皮切りに、緊張感のある物語がめくるめくように進んでいき、一気に読み通してしまいました。
クライマックスで明かされる、〈人間性〉の正体は、全体を通して存在感が薄く、本当にこの人でいいのか?と感じました。
しかしその立ち位置は、彼のいう「盆栽」の美学と重なる部分があり、お見事と思いました。
物語の諸所に登場する、人間になりたいネコの童話が好きでした。
人間がいかに思い上がっているかを感じさせられます。
同時に、読書は人間にしかできない営みであるということも、改めて実感しました。
私も知らないうちに人間性を剥奪されないように、気をつけようと思います。
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ブクログの献本に初めて当選した!!!凄い!嬉しい!お茶でもいれて早速読もうかな。
↓↓
タイトルだけ見て、グロテスクな話だったらちょっとしんどいかなあ…と思ってたけど王道ミステリーで安心した笑
話の舞台は現代ど真ん中だけど雰囲気は平成初期って感じがする。メディアの位置付けとか捜査のアプローチとか。
フィクションなのは分かってるけど、この事件は実際に起こってもおかしくないなあと思った。嫌な時代やねえ。
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ちょっと気分が悪くなってしまう、個人的には苦手なタイプの話。
登場人物が入れ替わりで出てくる構成はすきだけど、いかんせんテーマが、、重かった。。。
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成熟社会で人間性を喪失していると言っても過言ではない人が多い今の日本を考えると、テーマはとても、とても良かったと思う。
けれど警察の捜査態勢の脆弱さや、関係者もろもろの行動の軽率さなどがあって、全体的に展開が稚拙な感を受けてしまった。
せっかくのテーマだし、ある面から見たら犯人に読者が賛成票を投じてしまいかねないような物語にしてほしかったなぁと思う。
テンポは良いのでサクッと読めると思います。
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中学校の給食に毒が混入されていて、死亡する生徒も出てくる。ある生徒がいじめをうけており、その復讐との見解から、関係者達が調べられていくが犯人の真の目的は実は…。
序盤から露骨にミスリードを誘う記述がわんさか、真相は思いつかなかった。学生たちの力関係も、気分は良くないがリアルかなと思った。
いじめ、無差別テロというテーマがあるのかと思いましたが、どちらも実はみせかけのテーマだったというのが悲しい。実際に起こりえそうな展開ということかもしれないが拍子抜けで残念。
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ミステリ。サスペンス。いじめ。中学校。
なかなか複雑な物語。
思わせぶりな展開が続きながら、真相は少しインパクトに欠ける気もする。
それでも、非常にテンポが良く、先が気になる展開に一気読み。
なかなか楽しめた一冊。著者の他の作品も気になります。
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中学の給食に毒物混入。そのクラスではいじめに似た「結界」という行為が行われていた。被害者はいじめの被害者側と加害者側。なので教室という密室の中での犯人当てだと思ったら親とか塾講師とか出てくるし犯行声明なんか出て世間を揺るがす大事件に発展するし。の割には小さくまとまった印象。派手なタイトルに派手な結末を期待したせいか。
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教室内で突如起こった、毒物混入殺人事件。犯人はいつ、どうやって毒を入れたのか? そしてその目的は? 生徒、教師、保護者、それぞれの秘密と思惑が交差する…。予測不可能なラストに息を呑む、本格ミステリ。
中学校の給食に毒混入。二名死亡。虐められていた1名が助かる。助かった虐めリーダーにTV謝罪を犯人が要求。謹慎中刑事が捜査に加わる。容疑者の(虐めされたていた子供の)父親と塾教師が死体で発見。
担任教師が女子トイレで盗撮していたので真犯人の動き(貧乏ゆすり)がわかった。
虐められていた子の携帯のなりすましていた子が風邪薬を混入。
容疑者の塾講師が携帯なりすましで、子供と連絡。
なりすまし同士で連絡していた。
刑事が気が付いていた。
虐められていた子の母か元女優。犯人はファンだった。動機は虐め報復ではなく、元女優である母へのアプローチ。
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都内のとある中学校の給食時間。突然、複数の生徒が苦しみ出し、五人が病院へと搬送、うち二人が死亡した。デザートのフルーツみつ豆に毒物が混入されていたのだ。捜査を担当することになった刑事の岩崎尚子は、給食時の座席表を見て違和感を覚えるーー
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タイトル強烈。
ストーリーには、あまり関係ないけど、
好きな言葉があった。
本を読むことは、生きること、旅をすること、笑うこと、泣くこと、愛すること、たたかうこと。
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最後,面白いのだけど登場人物が微妙.なんというか「みな同じような知能レベルの人」の印象.
人には,色々な事情,色々な視点,色々な考え方に色々な考える能力がある.この一冊の本の中の登場人物がみな「作者の頭の中から出てきたんだろうなぁ」となんとなく感じてしまった.そのため「なにか平坦」と感じてしまった.個人的な感想.